チェロ協奏曲 ニ短調(ラロ)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、ラロ作曲の『チェロ協奏曲 ニ短調』です。(数字は9-298。名曲解説全集第9巻P297)
エドゥアール・ラロ先生。1823年-1892年(69歳くらい)、フランスの作曲家。
この年代界隈のフランス系作曲家だと、グノー先生が1818年、オッフェンバック先生が1819年、フランク先生が1922年、フォーレ先生が1830年。
結構古い人なんですよね。
祖父の代まで完全にスペイン人だった家系。
パリ音楽院でヴァイオリンと作曲を学びます。四重奏団を結成し、ヴィオラを担当。
演奏家として活躍しておりました。
なるほど、この経歴から、『スペイン交響曲』が生まれたわけですね。
サラサーテ先生が、初演という、なんか贅沢な。
そんなラロ先生の53歳頃の作品。
サン=サーンス先生のチェロ協奏曲第1番に触発されたとのこと。
なるほど、枠組みはサン=サーンス先生の協奏曲を彷彿とさせ、でも、雰囲気は完全に『スペイン交響曲』寄りですね。
ちなみに、スペイン交響曲は、この曲の2年前の曲です。
名曲入りしているから当然なのかもしれないですが、とてもいい曲です。
チェロ協奏曲はたくさんありますが、上位にあげてもよいのではないのでしょうか。
協奏曲全集みたいなものがあれば、ぜひ欲しいですね。
一つ心残りがあります。
ラロ先生の情報が、あまりにも少ない。。
次は、もっと深くいきたいですね。まぁ、来ないかもしれないし、すぐきちゃうかもしれませんが~
本日の音源は、YouTubeのstahlsaiteさんのチャンネルを視聴させていただきました。いくつかありましたが、なんかこの演奏が熱っぽくてよかったです。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。