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ペテルブルクへの別れ(グリンカ)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、グリンカ作曲の『ペテルブルクへの別れ』です。(数字は27-240・名曲解説全集補3巻-P240)


ミハイル・グリンカ先生。1804年-1857年(52歳)の、ロシアの作曲家でしたね。

スペイン序曲第1番「ホタ・アラゴネーサによる華麗な奇想曲」の回以来、2回目の登場です。


本日の曲は、『ペテルブルクへの別れ』。

グリンカ先生の、歌曲集で、2部、12曲で構成されています。

ページ的には「ひばり」(第10曲)でしたが、同じ曲集から「ヘブライの歌」(第2曲)、「子守歌」(第5曲)も載っていたので、まとめて。


この歌曲集は、先生が36歳ころの作品です。当時先生は奥さんと別居しており、この歌曲の詩を作った詩人の家に一緒に住まわせてもらっていました。別に好きな人ができ、奥さんと不和になっていました。ペテルブルクから遠ざかろうとしていたため、「ペテルブルクへの別れ」。

実際には別れることはなく、全曲を通して別れについて書かれているわけではないそうです。が、作品集の名前として残っている。おもしろいですね。


この歌曲集で最も有名な曲が、10曲目の「ひばり」です。

歌詞の大意(解説全集による)
「空から地へ響くひばりの歌はなにを称えるのか。風は私の愛を運ぶ。伝えよ私の思いを、君を慕って私の胸は痛む。」


聞いてみると、寂しげですね。

思いは届かなかったのでしょうか。。



本日の音源は、Edmund StAustellさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。「ひばり」の歌曲Verです。

バラキレフ先生のピアノ編曲版がかなり多く出てきます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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