春の海(宮城道雄)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
年末年始特別営業4日目です。
ということで、新年2日目です。
番外編。
新年らしい曲といえば、日本だったらやはり、『春の海』ですよね。
でも、そうなんです、クラシック音楽ではないんです。
なので番外編。
本日は、ぜひ、日本酒と共に。
ということで、宮城道雄先生は、1894年(明治27年)- 1956年(昭和31年)の日本の作曲家ですね。
生後間もなく眼病を患い、7歳には失明。
それも転機になり、音楽の道へ。
8歳で生田流箏曲を学び始め、11歳で免許皆伝。
天才少年ですね。
13歳で父の滞在する仁川に渡り、箏と尺八を教えて家計を支えていました。
14歳で1作目の箏曲を作曲し、25歳頃に第1回目の作品発表会を開催。
ラジオ放送やレコード録音、演奏旅行などで全国に広まり、35歳頃に、本日の曲『春の海』を発表。
その後、東京音楽学校(今の東京芸大)の教授も務めました。
本日の曲、『春の海』。
箏と尺八の二重奏曲。
箏≒琴、の楽器だそうです。
『春の海』の、「海」は瀬戸内海だそうで、なるほど、確かに穏やかな海で、曲ぴったりですね。
その後、フランスのヴァイオニストが尺八の部分をヴァイオリンで演奏する版が録音され、世界的に評価を得ました。
また、国際民族音楽舞踊祭では、最優秀賞を受賞。
今でも毎年流れ続ける日本のクラシックカルな音楽なんて、他にないですよね。
そんな素敵な曲をもう少し聴きながら、新年を祝いましょう。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?