ピアノ・ソナタヘ短調(OP.13-6)(クレメンティ)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、クレメンティ作曲の『ピアノ・ソナタヘ短調(OP.13-6)』です。(数字は15-18。名曲解説全集第15巻P17)



ムツィオ・クレメンティ先生。 1752年-1832年(80歳)の、イタリア→イギリスの作曲家ですね。

モーツァルト先生は、その4年後くらいに生まれる、そんな時代です。


ピアノ音楽の父。

いろんな父がいますね。


早くから音楽の才能を示し、7歳でオルガンと通奏低音を学び、9歳で教会のオルガニストを務め、12-13の頃にはオラトリオ(唯一の作みたい)やミサを作曲。

13歳の時にイギリスの裕福な家庭に身を寄せ、7年間チェンバロ・ピアノの勉強に専念し、21歳でロンドンデビューを果たすと、センセーションを起こす。

その後ヨーロッパ各地で演奏旅行を行い、またモーツァルト先生(25歳)とのピアノの共演(先生は29歳)。の後に演奏会は引退。この時の演奏旅行で、ドイツ系の音楽技法も学び、その後取り入れられていきます。

その後は教育に力を注ぎ、練習曲集全3巻を書き、後のピアノ教育に大きく貢献しました。

ピアノ製造、出版、フィルハーモニック協会設立(ベートーヴェン先生の第9を作る契機となる委嘱を行ったらしい)。


素晴らしい方ですね。

すみませんでした、確かに父です。



本日の曲『ピアノ・ソナタヘ短調』は、ヨーロッパ旅行からイギリスに戻った後の作品で、33歳以降くらいの作品ですね。

3楽章構成で、かなりしっかりした構成の曲に聞こえます。

3楽章は、特に曲の感じも良いですね。




本日の音源は、oppie47さんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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