サント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モンの鐘(マレ)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、マレ作曲の『サント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モンの鐘』です。(数字は11-36。名曲解説全集第11巻P36)


マラン・マレ先生。1656年-1728年(72歳)のフランスの作曲家。

大バッハ先生・ヘンデル先生の20年くらい前に生まれていますね。

お初にお目にかかります。


11歳頃にパリ第一の音楽教育機関だったサン=ジェルマン=ロクセロワ教会の聖歌隊に入り、ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を学び名手に。

かの、ルイ十四世の宮廷音楽家になり、のちに首席奏者、オペラの上演団体にも迎えられ、指揮者としても活躍。

作曲の師匠には、リュリ先生の名も。

とにかく、ヴィオラ・ダ・ガンバにおける名声はとんでもないものだったようです。


そんなマレ先生の、器楽曲。

『音階』という合奏曲集に収められている、一曲で、マレ先生の曲の中でも、最も演奏される機会が多いものとのこと。


編成は、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ。

なるほど、冒頭4小節で、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロが奏でるのが、教会の鐘を模したものとのことで、この上に、ヴァイオリンのテーマがのり、各楽器へと移っていきます。

1つのテーマが繰り返し展開されていく感じで、かなり印象に残りますね。



今回の音源は、YouTubeのEnsemble Fantastiscusさんのチャンネルを視聴しながら書き進めていきました。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございます。

またのお越しをお待ちしております。

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