マドリガーレ(モンテヴェルディ)

いらっしゃいませ。

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、モンテヴェルディ作曲の『マドリガーレ』です。(数字は21-185。名曲解説全集第21巻P185)


クラウディオ・モンテヴェルディ先生。1567年-1643年(76歳)のイタリアの作曲家です。

ちょっと知識不足で、同期が誰もピンときませんでした。。

参考地としては、大バッハ先生の生まれる100年以上前。

伊達政宗と同い年生まれです。

音楽史的には、ルネサンスからバロックへの過渡期。

そんな時代の人です。


一族は、楽器製造・楽器商などを多く輩出し、弟も音楽家。

15歳ころには、最初の楽譜を出版。

ちなみに、この100年ほど前に、歴史の教科書に出てくる「印刷技術」としての「活版印刷」がヨーロッパで生まれたばかり。

その後、23歳頃で宮廷に仕えはじめ、35歳頃で宮廷楽長。42歳頃で今でも上演される『オルフェオ』が当時も大絶賛。46歳頃には大聖堂の楽長に就任。「劇的表現様式による舞台音楽を作りあげた作曲家」との評。


そんなモンテヴェルディ先生の、『マドリガーレ』。

マドリガーレ??

ルネサンス期の代表的な音楽様式の一つ。形式や規則を重視する古典的な詩の代わりに、より自由な形式と情感豊かな内容を持つ詩を歌詞に用い、テキストの抑揚に合わせて旋律が歌われるもの。16世紀前半に流行していた“フロットーラ(世俗歌曲)”が発展した形式で、豊かな感情を表現するために、複雑なポリフォニーや半音階、二重合唱などのあらゆる形式が用いられ、多くの作曲家がさまざまな作品を創り上げました。(タワーレコードさんよりそのまま引用させていただきました。この引用元、この全曲Box(15枚!)の販売しています。スゴイ。)


全9巻。

YouTubeで数曲聞いてみましたが、なるほど、この感じが『マドリガーレ』なのね。独特の感じですね。記述によっては、マドリガーレは、のちにカンタータへと移っていったみたいな記述もありましたが、大バッハ先生のカンタータと比べると、全然違うもののように聞こえます。カンタータの説明も本来はもう少し説明が必要のようですが…


なるほど、すごく不思議な音に包まれます。

声のみの美しさを、スゴクく良く感じます。楽器が入るものものありますが、調和する範囲の弦楽器やオルガンなどが伴奏のようです。

4部合唱でもなく、1人1パートなのでしょうか、だからこの独特の感じが出るのかもしれません。


あまりにも声楽曲に疎く、ただただなるほど、の連続ですが、この時代の、そして声楽曲の面白さが、少しわかってきた気がします。



本日の音源は、YouTubeのmargotlorena2さんのチャンネルを視聴しながら書き進めました。こちらの曲は、名曲解説全集の該当ページに紹介されている、1つめの作品『波はささやき』(マドリガーレ第2巻)でした。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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