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ロンターノ(大管弦楽のための)(リゲティ)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、リゲティ作曲の『ロンターノ(大管弦楽のための)』です。(数字は25-396・名曲解説全集補1巻-P393)


リゲティ・ジェルジュ先生。1923年-2006年(83歳)の、ハンガリー系オーストラリアの作曲家ですね。

スクロヴァチェフスキ先生と同じ年の生まれ、前年にクセナキス先生が生まれた、そんな時期です。


ルーマニアにて、ユダヤ系ハンガリー人の家に生まれました。強制収容所で父と兄が亡くなっています。終戦後は、ハンガリーで学びましたが、ハンガリー動乱に際し、ウィーンへ亡命した、なかなかご苦労された先生です。

終戦後の学びは、リスト音楽院でコダーイ先生のもとで学んでいます。その後、27歳ころには、リスト音楽院の教授にもなっています。

ハンガリー動乱は、33歳ころに起こり、ウィーンへ亡命しますが、翌年には電子音楽スタジオに従事します。ブーレーズ先生の分析と批判で知られる事になりますが、38歳ころには、『アトモスフェール』を作曲し、国際的な評価を得ます。

先生を説明する中に出てくるキーワードが、「トーン・クラスター」。

Yabuta Shoichiさんのチャンネルで勉強させていただきましょう。

なるほど。

どうやら、さらにリズムや和声にも関心を広げ、独自の世界を形成していったようです。


ここまでですね。

解説読んでいても、正直ちょっとわからないです。。

すみません。


本日の曲は、『ロンターノ(大管弦楽のための)』です。

ただ、不思議な感覚になりますね。おそらく、神秘的という言葉が言葉としてはわかりやすいのかと思います。

ただの不協和音だけではなく、不協和音なのかもどうでしょうか、その中にクリアな音が聞こえてくるんですけど、それは先生の意図なのか。

なんなら、逆に、昔の諸先生方の不協和音の方が不況和音に聞こえる感じですね。


それこそ、管楽器の使い方が、これはこれですごいですね。多分管楽器使ってると思うのですが、よーく聞いてると、ぽいな、という音が聞こえてくる。そういう意味では、やはりこれはこれで管弦楽法なんだなと思います。


映画『2001年宇宙の旅』(キューブリック監督)では、リゲティ先生の曲が4曲使用されているとのこと。残念ながら『ロンターノ』は使われていませんが、あの映画の不思議な魅力には、確かにとても合う気がします。



本日の音源は、eijuwaraさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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