しずかちゃんとパパ 地上波最終回を終えて

全話通しての感想です。

まずタイトル。あえてひらがなの「しずか」は、唇の形をよむことを意識して、3文字で表現したのかな?と感じています。

パパからの「コーダはどっちの世界でも生きられる。」
聴者とろう者、どちらにも属していないと感じることのあるコーダにとっては、お守りのようなあたたかい言葉です。

このドラマで、パパが遺伝のことについて話しているのが印象的でした。
私は、子どもが欲しくなかった。
もしきこえない子が生まれたら両親が責められるかもしれないから。
きこえない子はもちろん愛せるのだけれども、それによって両親が悲しい思いをするのが嫌だったから。それが私のもやっとの前借り
ドラマではきこえないことを悲しいこととはしていなかった。
ただそこにある事実としてパパが娘のために自分が答える役割を担った。
相手がどう感じるかわからないので娘のもやっとの横取り
娘思いの最高のパパでした。

最終回でパパが静ちゃんの思い出のアルバムをつくっていたけれど、
たくさんの思い出を整理しながら、
旅立ちを祝う心の準備をしていたんだと思います。
カメラを通した愛しい娘のスナップ。
仕事を誇りとしている愛しかなかった。

コーダと親はとても近い存在。そして鏡。
同じであり自分の気持ちが跳ね返ってきてしんどいときもある。
そのコーダの世界観をテレビで見ることができとてもうれしかったです。

そして登場人物みんなが成長していく。
自然にそれが描かれていて心の揺れも描かれていて
とても魅力的なドラマでした。

このドラマに関わってくださったみなさんに。
そして視聴者の皆さんに、感謝をこめて。
「優しい世界」から「世界は優しい」を描いてくれた蛭田さんへ、
感謝を込めて。
これを読んでくれているあなたにとって世界が優しくありますように。

そして、このコーダあるあるが私の有効活用でありますように。

<番外編>
しずかちゃんというより私のあるあるを
旧ツイッターに載せた分も転載します。

親がきこえないことは私の一部
一緒に生きるのも私の一部
別々に生きることはともに自立すること
大きな勇気と愛と優しさと痛みが必要
親がきこえないことを理由に逃げたことはなかったか
自分が自分らしくいるために親を利用したことなかったか
いい子でいることは嫌だけど楽ではなかったか
きこえる世界きこえない世界を自分の都合で渡り歩いていなかったか
世界を踏み出すのには
大きな勇気と愛と優しさと痛みが必要
結婚式で手話の挨拶は私の憧れ

結婚式で手話してる写真

写真は私の結婚式です
無事夢を叶えました
しずかちゃんも手話で旅立ちの挨拶できて良かったね

そして、過去のコーダあるあるでいっぱいネタバレしてましたね、私
それだけコーダ考証が優秀ってことだ!
ありがとうコーダ考証の3人(中津真美さん、田中誠さん、安東明珠花さん)

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#吉岡里帆 #笑福亭鶴瓶 #中島裕翔

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