見出し画像

DIY

今月はメンテナンス月間。
業者が入ることなんてほとんどありません。
全部手作り。

今でこそ、割とちゃんとステージとか楽屋とか、環境も整って普通にライブができていますが、最初はほんと空き部屋に機材を持ち込んで毎回セッティングをして、あるもので試行錯誤してライブをしていました。
写真は当時のバーテイク。ドラム台だけあって、あとは全部持ち込み。
謎の配線が怪しすぎます。
出演者も一緒に機材を運んで、ケーブルを繋いで、ロクなサウンドチェックもできないまま、音が出るのを確認して、受付とかもスタッフいないからみんなで分担して、お客さんもバンドと同じ目線で、照明もチカチカ点滅するくらいで、終わったらまたみんなで片づけして機材を運んで、汗だくになってジュースで乾杯。
それでもライブは成立していたし、当時の高校生バンドマンとも近い距離で接することができていたなぁと、振り返ってみるといい関係・いい環境だったように思います。たしか平成3、4、5、6年世代のころかな。

環境がよくなって、誰でもすぐステージに立てて、プロが使うような会場で高校生でもカッコいい演出と迫力のサウンドで演奏ができる。
当たり前のようにある環境が、実はあたりまえじゃなかった、なんてのは、結構無くなってからじゃないと気づかないもので。
でも、失くしたくないから必死に頑張っている人もいるんだなってことは、ぜひ多くの人に知っていてほしいなと思います。自分だけじゃなくてね。

手作りだけど、できる限り、今ある場所でできる最大限のことを。
今、まわりで当たり前のようにある充実したライブ環境からしたら、ほんと小さな遊び場みたいなもんだけど、泥臭い繋がりとか、大事にしたいなって思うことを実現できる場所にしていきたいなって思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?