見出し画像

行政書士試験「直前期」にやっておくべきこと

滝川沙希です。今回は、行政書士試験の前にやっておくことを紹介します。

なぜ、今の時期に試験直前の話をするのか?

それは、試験直前は非常に忙しくなるからだけでなく、模試があるからです。実際に会議場などを貸切って行ってくれる業者もあります。5000円程度(2回分)ですが、費用が許すのであれば受験するのも手です。

以前にも紹介したように、勉強のスケジュールを決めておくことは、非常に重要なことです。早い段階で模試があることを知っていただきたかったのです。

紙上模試で済ませるという選択

5月ごろになると各社から予想模試と称したものが出版されます。限りなく問題集に近いような気もしますが、これにはメリットがいくつかあります。

まず、安いことが挙げられます。私は、1500円程度で2回分のものを利用しました。実際に模試会場まで移動する手間も省くことができます。

そして、法律は毎年のように改正があります。紙上模試では、法改正を手短にまとめて紹介してくれているものがあります。

また、一般教養では、いわゆる時事ネタが出題されます。たとえば2018年に公職選挙法が改正されました(法改正ですが一般教養として出題されえます)が、そのときに参議院議員選挙における定数が242人から248人となった(選挙区から148人、比例代表から100人)とか、あらかじめ政党が決めた順位に従って当選者が決まる「特定枠」なるものを設定できるようになったことなど、毎日、新聞を読むなりして暗記できていればよいですが、そうもいかないでしょう。

法律に関係することだけではなく、空き家対策の問題、外国人実習生の問題、日本の人口構造、貿易体制など、把握してますか?
2020年だといわゆるコロナウイルスにおける各国の対応状況などについて、過去のエボラ出血熱、SARS、MARSなどと比較する出題も想定されます。

ちょっと驚かせてしまったかもしれません。一般教養では割り切りも必要です。情報系で得点力を稼ぐようにしておき、あとは模試を受けるだけで済ませるという手もあります。

そもそも「直前期」っていつなの?

ここは、大学の定期試験との兼ね合いもあります。夏休み前にあったり、休み明けにあったり、大学によって異なりますから、一様に言えません。
11月第2日曜日に試験がありますので、8月からの3か月を「直前」、10月中旬からの1か月を「「超」直前期」と定義するのはどうでしょうか?

直前期が大切と言いながら、「超」直前期という概念を持ってくるあたり、どうなのか?という批判もあろうかと思います。「超」直前期は、新しい情報を入れずに、これまで自分が勉強してきたものの復習に徹する時期(≒暗記する時期)だと整理してはどうでしょう。当然、新しいテキストなどを購入するのもやめておきます。

どうしてもわからないことがあったら、大学の図書館で済ませるくらいにしておいてください。

そして直前期は、理解している分野とそうでない分野をはっきり峻別したうえで、頭に叩き込む時期(≒暗記していく準備)だと整理してはどうでしょう。

何度も言いますが、自分なりの勉強スケジュールをしっかり策定してくださいね!皆さんの中にはどうしても、アルバイトをしなければいけないという方もいらっしゃると思います。初めから、その時間を計算しておくことは、嘆くことよりもはるかに大切なことです。

まとめ

今回は、模試には模試会場に赴いて回答するものと、紙上模試とがあることを紹介しました。

いずれを選択するかは皆様次第ですが、いずれにしても、模試を受けておいたほうが良いと思います。勉強のスケジュールに模試を組み込んでおいてくださいね。

できればサポートお願いします。法律学の勉強の苦痛から少しでも皆様が解放されるように活動しています! 新規六法の購入費用に充てていきます(笑)