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中津川出張 古き町

中津川へ。初めて来たと思って、色々と案内されて、へーへーと言っていたが、よくよく考えると学生時代に馬籠妻籠に行く際に駅に降り立っていた。風景など、まったく記憶になかったが。
あいにくの天候で、インバウンドの観光客がちらほら歩いている(というか彷徨っている)以外は、ほとんど誰もいない平日の昼間の町を巡った。
市の中心部とは思えないほど、良さそうな店は少なく、カフェも古着屋もレコード屋も本屋も見当たらない。一つだけきれいなホテルはあったが、あとは飲み屋と蕎麦屋とスナックくらい。こりゃしんどいよな、と。ビンテージなビルもあったが、古いまま。古き良きの良きが足らない。
夕方になり、空が晴れてくると、恵那山への眺望が冴え、桜がそこここに咲き、美しさが映えてきた。音楽フェス発祥のまち、中山道の宿場町、恵那峡のまち、きっとポテンシャルはあるはず。出会えていないだけだろう。
もっとここに暮らす人に会い、話さないと、このまちは分からない。きっと、良きがあるはずだ。

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