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もりのみやキューズモール

名古屋でいくつか商業施設をみて、その後、ショッピングモールについて少し語り合ったのもあって、久しぶりにもりのみやキューズモールへ。
2015年に長らく塩漬けになっていた日生球場跡を東急が開発してオープンした。キューズモールとしては4つめにあたるが、箕面と尼崎はあとで名前変更したので、実際はあべのに次いで2店舗目。いわゆる広域集客型のショッピングモールとしては中途半端な大きさで、立地は大阪城のすぐそば、森ノ宮駅からもすぐと悪くないが、かなり企画型に寄った開発として当初から注目された。
近所に住んでいることもあり、まちライブラリーに関わる仕事も長くしていたこともあり、とても親しみのある施設。
改めて行くとテナントもだいぶんと入れ替わっていたが、とくに目を引いたのは、施設内の2階通路にある植栽が「もりの休日」と銘打って、会員制の菜園みたいに参加型で育てられていたこと。
キューズモールはイオンモールと対極的にアウターモール、つまり屋外空間を充実させ、街に開いているものが多く、とても好感がもてるのだが、その良さをうまく利用した企画だ。緑がつくられたものではなく、人の手によって育てられているだけで、がらっと雰囲気も変わる。


まちライブラリーのように、その場が好きで、小さなコミュニティが生まれ、愛着をもって通ってくれるファンを増やすという考えがちゃんと継続されている。
今日は中央の広場でイベントはなかったが、端のほうの通路にキッチンカーや占いなんかがあったりと、うまくアウターモールでもその空間を利用してプラスアルファをつくっている。
エアトラックというジョギングなどに使える屋上のトラック、フットサルコートといった健康スポーツのコンテンツも健在。
まちライブラリー含め、うちのすぐ近くにあったら、ほんまにいいのになぁ、と思った。
ぜひ、ショッピングモール界のみなさんに参考にしてもらいたい。

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