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21・冬に読みたい児童文学3・「山のクリスマス」


私の場合 児童文学は大人になってから読んだものが多いが、
この本は、昔からうちにあってもう50年も愛読している。
ずっと大好きな本で、冬になると必ず読みたくなる。

作者のことはまったく知らなかったが、ネットで調べられるようになって「げんきなマドレーヌ」などで有名な作家&イラストレーターの
ルドウィッヒ・ベーメルマンスと判明。有名な絵本作家だったのだ。

ハンシという男の子が、山の親戚の家へ出かけて冬休みを過ごすという地味なお話なのだが、その情景の一つ一つが、素朴なあたたかさに満ちている。挿絵も本人で、その素朴な絵がいい。

登山電車に乗って山へ上がっていく様子や、雲の中の山の様子、冬は月2回シカのエサやりをする人たちなど アルプス地方での生活が興味深い。

出てくるお菓子がすごくおいしそうで、後で、クグロフというお菓子だとわかった。いつかクグロフ型を買って焼いてみたいものだ。

クグロフ




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