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60・ローリング・ストーンズ好きのスピリットが結婚のカギ?!~Satsfaction

JR東日本の1万円乗り放題平日一日限定チケットを使って 新潟から従妹夫婦が母に会いに来るという。(従妹のダンナさまが提案してくれたおかげ)
従妹とは、一人っ子同士で姉妹のような付き合いだ。
東京で1年間同居したこともある。
けど、結婚して 彼女は新潟 私は東京と遠くになってなかなか会えない。
8年前に夫と母と3人で初めて新潟を訪れたとき以来だ。
その時は従妹夫婦に新潟を案内してもらい、従妹の子供や孫に会えたのがいい思い出。今も新潟の伸びやかな景色を思い出す。
今考えれば90才の母がよく新幹線で新潟まで行けたなぁと感心する。
71才の私でも遠くへ行くのはおっくうなのに。

従妹「大変だから、お昼は途中で食べてくよ」
私「何言ってんの! うちでいっしょに食べよう。おいしいもの作るから」
さらに従妹のダンナさまがうちで食べたいと言ってくれたので、私は張り切る。

さて当日 従妹も「もう東京にくることはないと思ってた」と
私たちにとって 思いがけない再会。
母は従妹を見たとたん「妹が来てくれたよう」と涙ぐむ。
従妹の母親は、うちの母の妹で30年前に亡くなった。従妹がその年に近づいて、母の中では妹のおもかげを感じたのだろう。

お昼は
*春巻き(従妹が自分で作ったことないと言ってたので)
*付け合わせはブロッコリーとレタス。
*切り干し大根の煮物(前日に母に作ってもらう)
*お赤飯(炊飯器で炊いた)
*野菜いっぱいの味噌汁(豚汁のトンなし。春巻きが油っぽいので)
*前日に煮た煮豆(金時豆)
*白菜の漬物(買って来た)
*デザートは、苺のスポンジケーキ(前日にスポンジを焼いておいた)

みんなで、久しぶりの再会を喜びながらのお昼ごはんはとっても楽しかった。


夫「福島の人って真面目だよな。うちの奥さんもお義母さんもクソまじめでさ。うちのやつと付き合い始めたときはびっくりしたよ。お義母さんもクソまじめだったけど、ここで暮らしてからだいぶ変わったよ」
従妹「そう、クソまじめで 自分でもいやになる」

夫は、私が田舎の真面目な家庭で育ったので、ギャップを感じていたようだった。
夫は5人兄弟の貧乏暮らし。新聞配達で家計を助けていた。
不良だったけど、とにかく金がないので、あまり悪くもなれなかったらしい。だいたい 友達に「ナンパ行こうぜ」と言われても、そこまで行く電車代がないから行けない。女の子に誘われても金がないからデートにも行けない。

最近聴いた話だが、夫は友達に「何で彼女(私)と付き合ったの?」と聞かれ「オレも、彼女が何でオレと付き合ったのかわかんない。しいていえば
彼女は熱烈なローリング・ストーンズファンなんだ」

要は、クソ真面目な私が実はストーンズ好きということは、意外と
中身に共通点があるかもしれないと思ったのか。

かたや私は  大学に入って驚いたことには
男子学生は 髪を七三に分け Aを多くとっていい所に就職できるよう どの先生がAをくれやすいか調べるというのが当たり前の 将来の計算ができる立派なお兄さんたちなのであった。
女子学生もそういうのと結婚するのを暗黙の了解としてる感じだった。
当然ながら、ストーンズにイカレてる私には理解できない世界だった。

そのなかで、ゆいいつ気の合った夫は ロック好きでもちろん長髪。
いつもGパンに2枚のTシャツを交互に着てた。女子学生の間では、夫はTシャツを2枚しか持っていないのか、はたまた同じTシャツを何枚も持っているのか話題になったくらい。もちろんTシャツ2枚とGパン1本しか持っていなかった。

どう考えても将来有望な感じナシだったが、しかし、私も将来の計算などできないタチなので そんなこと思いもせずいつも夫と楽しく過ごしていた。(将来の計算などできない息子は父親に似たのかと思っていたら、ここで 私にも似てることが判明)

 
まさか、私の結婚にまで、ストーンズが微妙にからんでるとは思いもしなかった!



従妹の話を「暮らし」のマガジンで書こうとしてたのが、結果こうなってしまった。サティスファクションは、シングルレコードで持ってた気がするが、写真がない。

歌詞はそんなにちゃんと聞いてたわけじゃないが
「テレビでは、どうすりゃオレのシャツがきれいになるかって言ってるけど オレと同じタバコ吸ってるわけじゃないのにそんなことわかるかよ」
みたいに歌ってるストーンズが大好きだったのだから、やっぱり私は ストーンズ好きなりのスピリットを持っていたのだった。











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