スーパーギタリストになりたくて

ふとある時思ったのです。

ポール・ギルバート、めっちゃ好きです。
あの人、新譜を出すたび、未だにうまくなってるのです。

ヴィクター・ウッテン、めっちゃ好きです。
しかし、ウッテンもライブをみると着実にうまくなってるのです。

彼らは10代の頃からズバ抜けたテクニックを身に着けて、
世間をドッカンドッカン騒がせてきたスーパープレイヤー。

デビュー当時から既にとんでもないバケモノ級のプレイヤーなのに、
どういう訳か未だに着々と上達をしてらっしゃる。

どんだけ、うまくなるねん、と。

そして、そういうスーパープレイヤー、ゴロゴロいる。
めちゃくちゃ、めちゃくちゃいっぱいいる。

ライブや音源を聞くと
「この人またエラいうまくなったなぁー!!おい!!」と
驚く事も沢山沢山ある。

どういう事やねん、と。


でもね、僕はある時ふと思ったんですよ。

スーパープレイヤーは第一線で活躍するが故に、
毎日ライブやレコーディング、撮影にテレビ、取材などなど
とにかく楽器に触る機会に埋もれているのです。

バンドの方々だってそうだ。
売れっ子になれば連日アチコチ引っ張りだこで、
楽器を触らない日というのは限りなくゼロになるだろう。

本当に、本当にめちゃくちゃギターがうまくなりたかったら、
そういう環境を目指さねばならぬのかも知れないと
近頃真剣に考えるようになってきた。

結局、練習ってのは「時間の使い方」って事に尽きると思う。

例えば僕がテレビ大好きっ子でいつもドラマとかアニメとか見てたら
もっと下手な瀧澤克成が出来上がっていると思う。

未だにゲームが大好きでプレステやスマフォのゲームに課金してたら
教則本を書くほどのネタや知識、経験が蓄積されてないと思う。

とにかくもっと、もっと、練習をせねばならん。
はたから見たら気が狂ってるんじゃないかって思われるくらいでいい。

「普通だ」って言われるレベルなら、趣味で済ませばいい事だ。

そんでもってこれらを突き詰めていくと、
「時間の使い方」は「お金の稼ぎ方」にも繋がると思う。

端的にいうと、音楽と関係のない方法でお金を稼いでいるうちは
まだもっと音楽に時間を割ける可能性が残っている。


ありがたい事に、僕の事を応援してくれているファンの人がいてくれて。

「どんだけあんたうまくなるねん!!」と
ファンの皆様の目ン玉飛び出るくらいの成長とか、
「めっちゃええ曲作るやんけ!!」と
ほっこりしてもらうくらいの努力を継続せねばならぬ。

そしてもっと多くの人に自分のやっている事を届けて、
もっと多くの人に好きになってもらって応援してもらって、
その頂いた対価を有り難く、無駄なく活用させて頂いて、
もっともっと自分自身をブラッシュアップする責任がある。

最近、そんな事を心の底から思う。


音楽活動をスタートして4年。
なんか思ったよりも、音楽的成長が無い。
そりゃそうだ、ずっと保守的な事しかしてない。

今後は自分に無茶振りをするような、
限界を広げて可能性にチャレンジするような、
そういう機会を沢山設けていこうと思ってます。

めっちゃ、練習する。

わたしも、スーパーギタリストになりたい。

あの頃、自分が憧れたようなギタリストになりたい。

確実に特に目立った才能のない凡人だけれど、
沢山の人に憧れてもらえる様な、
スーパーギタリストになりたい。

なれる。

おやすみなさい。


ああん、あと1200倍うまくなりたい!!!!

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