見出し画像

平成から令和への改元で天皇について考えていて一番しっくりくる喩えは日本の「心柱」だと勝手に腑に落ちた。

平成から令和への改元で天皇について考えていて一番しっくりくる喩えは日本の「心柱」だと勝手に腑に落ちた。

https://www.1101.com/skytree/2011-02-22.html

日光東照宮の五重塔において心柱は基礎から浮いている。

https://sekai-isan.pw/kanto/toshogu/318/

一番上で塔と繋がっている以外はどこにも触っていない不思議な構造。それで免震効果や木造建築の歪みを吸収する効果があり、五重塔や三重塔は殆ど地震でも倒壊しない。(床に付いている心柱もあるそうだが)

天皇は二千年以上の過去から繋がっているが、今の世の中で具体的な役割は祈りや慰霊や慰労や励ましが中心で権力は無く殆ど普通の会社や普通の人とは直接、関わりを持たない。
そこが各階と繋がっていない心柱にそっくりだ。
更に心柱は建物が揺れる時や歪みが出た時にこれを吸収する不思議な仕組みだ。
日本社会が敗戦や大震災など大きな揺れを経験する時に心柱であるその時々の天皇陛下が「揺れ」を最小限に抑えてくれる。
「揺れ」が収まれば又、心柱は一番上に以外には繋がらず、そこにあるだけの存在に戻る。

いまさら天皇についても建築についても全くの素人だと言い訳をするが、良く似てるなぁと勝手に感じたのだ。

古代から闘う天皇もおわしましたのはもちろん承知ですが、今の象徴たる天皇はまさしく心柱ではないかと考えた。
そして現代日本の国民統合の象徴であるという整理も天皇の働きと国民主権の現代日本のあり様を総合的に良く考え抜いた仕組みであるとも感じる。

一番上(ご先祖様、皇祖神様)にだけ繋がり、現世と直接には繋がらないが、安定させる働きを持つ柱、それが天皇という存在だと思う。そしてまん真ん中で代を繋ぎ続ける。
しっかり未来においても真ん中におわし続けていただき、世の中を安定させていただければ誠に幸いであります。

【イギリスの批評家チェスタートン
「なぜフェンスが建てられたのかわかるまで、決してフェンスをとりはずしてはならない 」】

さて、
ところでそんな事を考えた後にこの伊勢神宮関連のサイトを見たら!

https://gamp.ameblo.jp/taishi6764/entry-12084080203.html

「この「心御柱」の真上に神宮の本殿が建てられます。

この柱の高さは天皇の身長に合わせており、京都伏見の武田の竹と檜の楉木で天皇の身長を計ったとしています。そのわけは天皇自身が天と地を結ぶ軸になるという理由からだといいます。」という記述も飛び出した!

心御柱でもあったのか!

まぁ心柱と心御柱は違うものなんだけど(笑)建築的な意味での構造的な機能は無いが一番大事というところは非常に似てる。

心柱から考え、検索などしていたら古代よりの御柱信仰、神の依代たる心御柱、の話も読んでしまい、GWの夜は更けていくのだった。😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?