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【要約】BALMUDA(バルミューダ)、スマホ事業撤退へ

この記事は昨日たきぶろぐで投稿された記事の要約です。
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先日BALMUDA(バルミューダ)が、スマホ事業を終了することを決定したと報じられました。BALMUDA Phoneの発売から約1年と半年。僕はBALMUDA Phoneには期待していたのでちょっと残念です。なぜBALUMDA Phoneはあそこまで言われたのか、推測してみたいと思います。

小さな画面は求められていたのか

BALUMDAの寺尾社長は「今の世の中のスマートフォンが、あまりにも画一的になっている。誰もやってくれない、自分たちでやろう」と語っています。(出典:スマホ参入 体験と常識を疑うバルミューダ独自戦略

なぜスマホのデザインが画一的なのか。それはスマホのデザインは”完成”したからだと僕は思います。完成というよりは”頭打ちになった”という表現が正しいのかもしれません。

今のスマホはゲームをしたり、動画を見たり、ネットを見たり、音楽を聴いたり電話だけではなく一種の娯楽にもなっています。その結果、必然的に大画面化し、でもポケットに入れたり、かさばらないようになるべく薄く、スリムに…そうすると必然的にみんな似たようなデザインのものになりますよね。

あとはその他の細かなところでどのように差別化を測っていくのか。材質やスマホ自体の性能などなど。なので寺尾社長の「画一的になっている」というのは一理あるとは思いますが、それはスマホの進化の結果であって、そこは否定してはならないと思います。受け入れつつ、もっとこうしたら良いのじゃないかとさらなる進化を目指すのは良いのですが、BALMUDA Phoneはそれをできなかったのではないかと思います。

価格に見合った「体験価値」があったか

僕はBALMUDA製品を使ったことはないのですが、トースターや掃除機、扇風機などは、たしかに他社と比べると価格は高いですよね。でも掃除機は僕も家電量販店で体験しましたが、本当に浮いてるような感覚で、動かしていて楽しかったです。このように、これまでの製品は価格に見合った価値があったと思います。

しかしBALMUDA PhoneはSoftBankショップでちょっとだけ触ってみましたが、確かに持ちやすいし、画面が小さいので操作もしやすい。でも画面遷移がもたついたり、アプリを開くときのアニメーションが止まったりするんですね。これで10万円超えの価格は正直…。

寺尾社長はテレ朝のインタビューで価格が高いと問われたときに、「スペックではなく体験を買っていただきたい」と回答していますが、価格とその"体験"が釣り合っていなかったのではないでしょうか。

独自開発アプリ…それいります?

アプリを独自開発したと仰っていますが、これもいるのかなーなんて思います。これもSoftBankショップで触ってみたのですが、「これはすごい!」とはなりませんでしたね、「体験価値」と言う割には。

Google Playにはアプリがごまんとあるので、BALMUDAがつくらなくてもユーザーは他のアプリを探すでしょうし、Androidのデフォルトアプリが好き、使い慣れている人は、Googleカレンダーなり純正の電卓アプリを使うと思います。

わざわざ使い慣れているものを変える必要はありませんからね。また使い慣れるのに時間がかかりますし、「あの機能がない!」とかなったら不便でしょうし。

期待はしていた

こんな酷評してますけど、実は期待していたんですよね。日本からiPhoneのように、世界中にシェアが広がるスマホが産まれるかもしれない、BALMUDAが世界に名を轟かせるかもしれないと。

Androidスマホも最初は熱暴走したり散々でしたが、そこから今は世界の約7割、日本の約5割までシェアを拡大しています。

BALMUDAはスマホメーカーではありませんから、失敗するのは当然のこと。この第一作で得られた声をもとにBALMUDA Phone2を制作していけば、きっと良いものができたと思います。

なので、半導体の高騰などで事業を終了してしまったのは、すごく残念に思います。凍結ではなく終了と言っている以上、再参入はほぼ無いなのではないかと思います。

寺尾社長も仰っていますが、ぜひこのスマホ事業で学んだことを活かしてより良い製品をつくってほしいですね。

僕もなにかBALMUDAの商品買おうかな。なにかおすすめあります?できれば安めのもので(小声)。

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