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GⅢ 小倉記念

 2024年8月11日(日)に行われるGⅢ小倉記念の追い切り指数、各馬の評価と追い切りの評価、予想印と買い目になります。
※Twitterには馬券購入締め切りと同時に予想印・買い目を公表します。
※オッズや当日の馬体重、馬の状態次第で買い目を変更することがあります。変更は締め切り5~10分前までに行うようにします。ほとんどの場合、馬体を見て印・買い目を変更します。参考にしていただける場合は、5~10分前に印・買い目を再度ご確認下さい。


追い切り評価

 

追い切り指数

予想印と評価

◎ ディープモンスター
◯ シリウスコルト
▲ リフレーミング
△ ヴェローナシチー・ファユエン
☆ コスタボニータ

◎ ディープモンスター 調教評価S
 
前走鳴尾記念は半年以上の間隔が空いた復帰戦でしたが、積極的に先行して勝ち馬ヨーホーレイクから0.3秒差の5着と善戦したと評価できます。前半1000mが58.7秒と速いペースもあってか直線で他馬に置いていかれてしまいましたが、復帰戦と考えれば十分でしょう。
 上がりで勝負するタイプではありませんが先行して好位にとりついて競馬をする点がボッケリーニを思い起こさせるような馬で、鞍上さえ展開を読めれば中団あたりに位置を下げても十分対応できそうです。今回も鞍上は浜中騎手と正直不安ではありますが、今回は前走の復帰戦からの継続騎乗という点はプラスと考えて良いでしょう。間違いなく前走以上の状態で競馬が出来る今回ですが、復帰戦の走りを知っている騎手にしか感じられない感触があると思います。
 基本的に安定して走っている印象ですが重賞では未だに勝利どころか着内がありません。強い馬が相手になれば成績を出せていない点も少し前までのボッケリーニを彷彿とさせますが、そのボッケリーニと同じく馬齢6歳を迎えて充実期に差し掛かってきたように感じます。前々走の小倉記念では今回と同じく58.5㎏の斤量を背負っての1戦でしたが残念ながら取消しとなってしまい現状の実力を測ることが出来ませんでした。前走は間隔がかなり空いて実力を発揮することが出来たとは言い難いでしょうし今回がその場となることは明確です。
 追い切りは2週前と1週前に非常に負荷の強い内容でした。2週前追い切りは終い重点ながらラスト1F10.9秒と非常に伸びのよい終いを確認することができました。1週前追い切りでは6F79.5秒と自己ベストを更新しており、ラスト1Fには0.1秒減速してしまいましたが11.2秒と良く伸びています。そもそも道中のペースが速く、3Fのラップタイムが12.9秒と実力の確かな馬にしか出せないラップで走っていることからすれば状態の良さは間違いないでしょう。前走の復帰戦を経てこの追い切り内容であれば前走以上の競馬は間違いないと見て良さそうです。指数も前走から+15.2と指数上の裏付けもあります。
 今回の1番の問題は他の有力馬との斤量差であることは明らかですが、それさえ抜きにすれば今回のメンバーであれば着内は堅いと考えています。コスタボニータとは実質0.5㎏、リフレーミングとは1.5㎏とここまでは十分に実力と調子の良さで対応できる範囲といえそうですが、シリウスコルトとの4.5㎏差は一見厳しく映ります。ただし、未だ発展途上の3歳馬との差は大きいものがあるといえそうですし、馬齢差による実質斤量をも踏まえればそこまで大きいものではないとも考えられるでしょう。
 S評価とした追い切り内容と充実期を迎えつつあることが予想される今回は人気であるとしても本命評価とすべきと考えます。

◯ シリウスコルト 調教評価?
  
前走ラジオNIKKEI賞では最内枠を活かして道中は中段を内で脚を溜めて、直線半ばではすでに先頭に立って勝ったかと思わせるような競馬を披露しました。ゴール前に後方から進めて大外を回ったオフトレイルに抜かれたように上がりという点では今一つ物足りなく感じますが、最終コーナーで促されてからの動きややはり素質を感じさせる動きで勝ち馬とタイム差はありません。1:45.3と時計的にもレースレコードで前半1,000mは58.4秒と差しのオフトレイルに味方した展開的でした。今回はそこから-2㎏の54㎏の斤量で出走可能であり、未だ馬体が未完成の3歳とはいえ他の有力馬が57㎏以上を背負わなければならないことを考えれば圧倒的に有利な条件とも考えられます。
 ここに来て新潟2歳Sから鞍上を務めてきた三浦騎手から乗り変わりになる点は非常に残念ですが、西村騎手は先行馬が得意ですし昨年の小倉記念ではテーオーシリウスで逃げて2着でした。他の逃げ・先行馬との位置取りや枠順の兼ね合い的も5・6番手を取ることが出来そうでスタートさえ出遅れなければ難しい競馬にはならないと考えています。前走から1ハロン距離延長となりますが、特に問題にはならなそうですし斤量減も踏まえればむしろ条件良化ともいえそうです。皐月賞での大敗を理由に評価を下げる方も多そうですが、皐月賞は前走弥生賞から-10㎏で馬体的にも疲れが出たような印象を受けていました。今回はおそらく480㎏前後に調整してくると思いますが、念のためパドックでの馬体確認は必要でしょう。
 追い切りは指数的には特に気にかかる点はありませんでしたが、2週前の内容はどのように評価すべきか悩むところです。77.0秒の全体時計は驚異的ですが、5Fからラップタイムをどんどん落としていきラスト1Fは13.3秒と非常に遅くなっています。前走時にはそのような内容は見られませんでした。皐月賞時は1週前追い切りに6F79.9秒という内容がありましたが、ラスト1F11.6秒を全体を加速ラップで走っており明らかに今回の追い切り内容とは違うと考えるべきでしょう。個人的にはCWコースで全体を通した加速ラップで走ることが出来る馬は走りのバランスに優れた馬が多いと考えており、能力的にも高いと評価している馬はその傾向にあることが多いので今回のシリウスコルトの2週前追い切りは特に高く評価することは出来ません。ただし、最終追い切りの内容と走りの様子を見る限り前走のような状態の良さを感じ取ることが出来ましたし、2週前追い切りということで可能な限り負荷を高めた追い切りが行われたとすれば特段気にすることはないように思いました。その証拠に1週前追い切りの内容はとても負荷をかけたものではなく、非常に緩く完全に調整に費やしたもののように感じます。
 最終的なオッズ次第で妙味がなくなってしまい、相対的にこの馬への期待度も低下する可能性もありますが、現状さほど評価していないリフレーミングと評価はしているものの斤量の不利が大きそうなディープモンスターを超えない人気に収まるのであれば強気にこの馬を推したいと考えています。

☆ コスタボニータ 調教評価A
 前走マーメイドステークスでは出遅れによってまさかの後方から。選考して結果を出してきたこの馬にとっては致命的でした。その後も内を進めていましたが徐々に位置を下げてほとんど最後方で直線を迎えており、全く競馬になっていなかったと評価すべきでしょう。そもそも+10㎏とかなり馬体が緩く明らかな調整ミスで度外視すべきです。ただし、追い切りの内容的には調子の良さを感じ取れるものでしたから出遅れさえなければある程度の着順は確保できていたのではないかと思います。
 前走時の記事で記載していることですが、この馬は現状充実期にあると評価すべき1頭です。たしかに懸念されているように距離はベストより1ハロン長いように思いますが、それを理由に評価を下げるにしてもメンバー的に馬券から外して考えることはできないと思います。追い切り的にも1週前追い切りのラスト1F11.0秒はこの馬の自己ベストです。調子の良い近走でもラスト1Fは11.4秒でしたから、今回の調子は前走までの調子を維持できていると考えるべきでしょう。もしかしたらそれ以上かもしれません。ただし、今回は斤量的にも恵まれておらず、枠的にも若干外目を引いたことからこの評価とします。

買い目

複勝 ◎ディープモンスター
3連複フォーメーション
1列目 ◎
2列目 ◯・▲・☆
3列目 ◯・▲・△・☆

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