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GⅢ マーメイドステークス

 2024年6月16日(日)に行われるGⅢマーメイドステークスの追い切り指数、各馬の評価と追い切りの評価、予想印と買い目になります。
※Twitterには馬券購入締め切りと同時に予想印・買い目を公表します。
※オッズや当日の馬体重、馬の状態次第で買い目を変更することがあります。変更は締め切り5~10分前までに行うようにします。ほとんどの場合、馬体を見て印・買い目を変更します。参考にしていただける場合は、5~10分前に印・買い目を再度ご確認下さい。


追い切り評価まとめ

追い切り指数

予想印と評価

◎ コスタボニータ
◯ ホールネス
▲ タガノパッション
△ ピンハイ・アリスヴェリテ
☆ エーデルブルーメ

※当日追記 印変更
◎ ホールネス
◯ エーデルブルーメ
▲ コスタボニータ
△ ピンハイ・タガノパッション
☆ アリスヴェリテ

コスタボニータとタガノパッションの近走の振り返り

愛知杯
 舞台は中京ではなく小倉でした。小倉の2000mにありがちな1:57:00秒台の時計で、前半1000mは57.4秒。最初の3ハロンは12.2 - 10.4 - 10.9と流れていました。ここまで流れると後方の馬に有利になるかと考えてしまいそうですが、開幕週で前有利の綺麗な馬場状態であることから結果としてはある程度前目にそして内を進んだ馬が上位に並んでいます。今回出走予定のミッキーゴージャス、タガノパッション、コスタボニータは前から順に1~3着となっており、直線を迎えた段階で最も後方だったのはタガノパッションで6番手でした。タガノパッションとコスタボニータは共に直線まで内で脚を溜めていたのに対し、ミッキーゴージャスは後方から進めて徐々にまくって直線段階では2番手と強い競馬をしており、その2頭以上の評価をすべき走りだったように思います。そうするとその2頭の優劣ですが、展開面ではコスタボニータの追い出しを待つことが出来たタガノパッションが若干有利に見えますが、ゴール前の脚色を見ればタガノパッションの方が優勢とみて良さそうです。逆にゴール前の脚色を見てコスタボニータには若干2000mは長いかという印象を受けました。

中山牝馬S
 前半1000mが61.5秒とスローペース。結果を見ても1着、3着、4着が前から1~3番手までの馬。2着のククナは6番手で直線を迎えており、これとほとんど同位置だったコスタボニータは5着と非常に強い競馬をしたククナを除けば評価を下げる内容ではないと思います。特に直線で進路の確保に手間取った点は考慮すべきでしょう。そして6着のタガノパッションですが、6着までの馬の中では最も後方で直線を迎えており、それが12番手であることからすれば最も展開が向かなかった馬の1頭といえるでしょう。上位と大きな差こそありませんが一応上がり最速の末脚を使っていることからしても、やはり後方の馬には厳しい展開であったことは容易に想像がつきます。

福島牝馬S
 愛知杯と中山牝馬Sではコスタボニータとタガノパッションの斤量差は2㎏でした。福島牝馬Sではその斤量差が無くなり、どちらも55㎏の斤量での出走でした。最内枠のコスタボニータは愛知杯と同様に枠を活かして直線まで内で脚を溜めるいつもの競馬でした。一方でタガノパッションは11番枠ということから若干外目でしたので予想されていたのは後方から進めて直線で末脚勝負の展開でしょう。しかし、前半1000m60.3秒というまさに平均ペースを道中向こう正面辺りから一気にまくっており、一時はコスタボニータより前の位置につけるという少し考えられないような競馬になってしまいました(そのおかげでアクシデントに巻き込まれずに済んではいるのですが)。これでは直線に脚を残すことは出来ず、コスタボニータとの斤量差がないことも相まって0.5秒差の6着は当然の結果でしょう。
 それにしてもコスタボニータがゴール前で見せた末脚は目を見張るものがありました。ある程度安定して走るものの勝ちまではというような印象を払拭するような、近走の調子の良さを表すレースになりました。

総評
 コスタボニータはコースや展開はある程度不問でしっかり先行できれば好走するタイプでしょう。ただし、2000mは愛知杯以来の2度目で若干長そうな点は不安要素です。一方で愛知杯の走りから2000mも十分こなせそうなタガノパッションは距離的な面ではコスタボニータより信頼できそうな気もしますし、近走の結果から見てもゴール前に上り坂がないコースが得意なように感じるので京都の舞台は適した舞台と考えて良さそうです。
 枠番からすればコスタボニータはいつも通り先行。これに対してタガノパッションは若干外目ですので後ろから進めることになりそうです。ただし、鞍上がデムーロですから前半のペース次第では前走のようにまくりという展開も十分考えられます。ただ逃げたい馬が2頭いるので程度前半のペースが遅くなるようなことはないような気がします。したがって今回はタガノパッションは末脚を活かした競馬が出来ると予想しています。
 ただし、今回はDコース替わりの1週目ということで内&前有利が予想される中、昨日の米子Sでは逃げたトゥードジボンが楽逃げで勝利しています。後続の馬はアスクコンナモンダをはじめ進路取りに少しでも時間がかかると間に合わずに馬券外という結果となっており、これを見ればタガノパッションは若干の評価を下げる必要があるでしょう。逆にコスタボニータは枠的にも脚質的にも前に位置を取ることが出来ます。2000mで最後の1ハロンが大きな問題として残りますが、近走の調子の良さや地力という観点からすればコスタボニータはおそらく出走馬中最高レベルで、前走のゴール前のような末脚が使える現状の状態であれば対応は可能と考えます。
 したがって、今回はコスタボニータを上に取り本命評価とします。タガノパッション当初の予想より印を落としますが、後方一辺倒ではなくデムーロのまくりか前付けに期待して印をつけることにします。

買い目

複勝 ◎ ホールネス
ワイド ◎ ー ◯ エーデルブルーメ


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