函館の韓国語教師ヒングルの「君たちはどう学ぶか」(まえがき)

ほんとうの名前は「えいご」、ヒングルというのはあだ名です。年は十五ですが、十五にしては頭が悪い方で、実はヒングルもかなりそれを気にしています。
毎学期のはじめ、学校で行われる実力テストで校内の順位が知らされるとき、ヒングルは、「今回こそは」と意気込むのですが、成功したためしがありません。
「できすぎ」というあだ名のある木野間君と、いつも二位、三位を争って、お互いに抜いたり抜かれたりしています。むろん、ビリからです。

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