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指導とマネジメントの相乗効果:経験が生む力

普段、私は小学校中学年くらいの子どもたちを指導していますが、今日は5〜7歳の幼い子どもたちを指導しました。東京に来た当初はもっと小さい子どもたちをメインに指導していましたが、彼らが成長するにつれて私の指導対象も自然と変わってきました。久しぶりに5歳の子どもたちを指導してみて、改めて感じることがありました。


例えば、同じタックルの技術を教えるにしても、40代の運動経験がない男性に教えるのと、20代の運動経験豊富な人に教えるのとでは全く違います。それと同じように、5歳の子どもに教えるのと8歳、13歳の子どもに教えるのも違います。

さらに、個々の子どもたちの特性に合わせた指導が必要です。集中力がない子には早口で伝えたり、覚えるのが苦手な子にはゆっくり丁寧に教えたりします。同じ技を教えるにも、その伝え方は年齢や性別、個々の特徴によって変えなければならないのです。

これは対人関係全般にも通じる話です。仕事をお願いする際にも、相手がどう受け取るかを考えなければなりません。親しい仲間には簡単なメッセージでも伝わりますが、初めての人には丁寧な言葉遣いが必要です。今日のキッズクラスでも同じことが言えます。子どもたち一人ひとりに合わせた指導をしながら、全体を見渡すことが重要です。


例えば、タックルの指導で右足を前に出すという動作を教えるとき、一部の子どもたちは右足と左足を混同してしまいます。どちらの手でご飯を食べるかや、どちらの手でボールを投げるかを尋ねることで、その子が右利きか左利きかを確認することが必要です。大人であれば簡単に伝わることも、幼い子どもにはそう簡単ではありません。

このように、伝え方や教え方を工夫することで、指導の効果を最大化することができます。これらは全て経験から学んだことです。

やはり指導経験が長いこともありますが、仕事をしていく中で学んだことも大きいです。特に、誰かにタスクを振る際に、どういう伝え方が良いのか、どのように聞けば良いのかを考えるようになりました。これは、キッズを指導してきた経験と、仕事のマネジメント経験の両方から得たものです。


キッズの指導においても、この子にはどう伝えるべきかを常に考えています。これらの経験が互いに影響し合い、相乗効果を生んでいます。もしどちらか一方だけに専念していたら、このような知識やスキルは身に付かなかったでしょう。指導とマネジメントの両方を経験することで、人に何かを伝える際の適切な方法や、目標達成までのプロセスを設計する力が養われました。

早い段階からこうした経験を積むことができたのは、本当にありがたいことです。これまでの経験に加えて、本を読んだり勉強したりしたことも、今の自分を支える大きな要素だと感じています。

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