政治的、辻褄合わせ

外出自粛要請により、サービス業を営む会社は大きな経済的ダメージを受けている。資本に限りのある中小企業は、感染拡大の防止と経済活動の再開の両立が求められる中、不況が長引けば体力が奪われていき、淘汰されるのも時間の問題となる。そうして起こるのが大企業による買収と言われている。

今回の感染予防による外出自粛により、必要とされる業界と、淘汰されていく業界、その2極化が始まるよう指摘されはじめている。


現政権は、森友・加計問題、桜を見る会、カジノ汚職、元閣僚の公選法違反容疑など数々の疑惑にまみれながら、説明責任を果たさないことに不信感が高まっていたところ、

今回のコロナウィルスの感染対策を機に、緊急事態宣言を掲げ上手く注意を集めることで、過去あった問題をなかったかのようなことにしている。

でも、決して不信感はぬぐえない。



政治の不信感、それは上記のような「辻褄合わせ」にあると多く指摘されている。

「辻褄を合わせる」目的はいろいろあって、まわりの人を巻き込んで新しい領域に挑戦するための辻褄(攻めの辻褄)もあるし、単にその場を緩くやり過ごすための辻褄(守りの辻褄)もある。

辻褄を合わせる技術辻褄を合わせる技術

仕事をする際に大切な技術のひとつに「辻褄を合わせる技術」というのがあると思う。仕事をする際に大切な技術のひとつに「辻褄を合


政治が今行っていることは、後者の「辻褄合わせ」ということだ。後者の「辻褄合わせ」、ある意味クリエティブな作業でもあるが、虚構だということである。

ウィルスとは共存していくことは承知であるが、日本においては年間の自殺者数より感染による死亡者数が圧倒的に少ないこと、その事実にも焦点を当てるべきだとの指摘にも納得がいく。


本来、経済的に助かる人が、助からなくなってしまうことになる、そう危惧されているようだ。

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