検察庁法改正案に抗議します がバズったことについて

こんばんは。たけちよ。と申します。

僕は何者でもありません。強いて言うなら25歳の大卒の社会人というステータスはありますが、何も取り柄は無いです。

まぁ、このコロナが世間にこんなに影響を及ぼしているさなか、24時間Twitterを見ているツイ廃(Twitter廃人の略)はあります。

さて、そんなツイ廃の私ですが、ちょっと気になるトレンド(Twitterにおけるその日の流行語みたいなもの)が上がりました。

検察庁法改正案に抗議します

なにこの、フレーズ?

って最初は思いましたが、どえらくバズっており、タイムラインで「え?この人もあの人も呟いてる!」みたいな感じを受けました。

そもそも、このフレーズの意味としては、検察の定年が法改正で延長され、その結果安倍政権に都合のいい人が検察のトップになってしまい、政権がもっと暴走する!そんなの三権分立に反してるよ!だから法改正について抗議します!って感じです。(だいぶ端折りました)

僕は法律の知識は全然ありません。というか、検察って結局何する人?なんか、弁護士の対極にいて感じ悪い人?このレベルでした。

だからこのトレンドが流れてきてから色々調べて自分なりに考えてみましたが、ここではあえてその事は書きません。

むしろ、Twitterにおけるこのトレントが流行した現象について自分が感じたことを率直に述べようと思います。(本当にあくまで個人の見解です。悪しからず。)

さて、このトレンドがワッとタイムラインで流れてきた時に感じたのは違和感でした。

なんで違和感を感じたのだろうと思ったのですが、それは自分がTwitterにおいて政治的な発言が流れてくること自体慣れてないというか、ある種の拒否反応を示してしまうからだと思いました。

TwitterというSNSは基本匿名です。そして、テキストの文化です。だから匿名掲示板の2chの延長みたいなノリがあって面白いのですが、負の側面として批判的なコメントが集まりやすく、炎上したりもします。これはどちらかと言うと昔の(今もかな)ブログのコメント欄みたいですね。

でも、Twitterは匿名でやってるなと感じる人は今は少ないんじゃないでしょうか?むしろ、鍵垢(第三者からは呟きが見れないようにしているアカウント)で身内(リアルでも友達の人、あるいは面識のある人)をフォローして内輪のノリの延長を作ってる人が多いんじゃないでしょうか?これは一昔前のmixiみたいですね。ちょっとオープンなmixiみたいな。

で、そういうリアルの延長の世界が拡がっているだけど、そこに居る友達や知り合いの知らなかった意見や本音が見えてしまう。そんな感覚なんですよね。今のTwitterって。

例えるなら、授業の休み時間にワイワイ色んな人の話聞いているつもりだったのに、突然真面目なトーンで政治の話されたり、悩みを打ち明けられたりする感じ。

え、今、楽しい雰囲気やったやん!それやのにそのタイミングで、それを話すん?

そんな違和感を感じてしまったんだと思います。

あと、最近Twitterで結構有名人も始めてるじゃないですか。この有名人をフォローするというのはちょっとしたファンクラブに入る感覚、もしくはメルマガが読める感じなのかなと思います。

今回、多くの有名人が「検察庁法案改正に抗議します」とツイートしてましたし、それぞれ色んな人が自論述べてました。

有名人はフォロワーも多く影響力ありますからそのツイートが色んな人に波及します。そしてそれは僕の友達や知り合い(フォロワー)にも波及しました。

それは悪いことではありませんし、むしろ全然良いことだと思うのですが、やはり心のどこかで違和感がありました。

ここまでつらつら書いてその違和感の原因が分かった気がします。

それは、Twitterを僕は友達と休み時間や放課後の雰囲気で楽しんでいたのに、多くの人が一つの意見の方向に向かっていく政治集会や政治デモの雰囲気になってしまったってことです。

別にいいんです。呟くのに制限かけてしまったらそれこそ言論の自由奪うことになりますしね。(それに楽しい雰囲気でって言っておきながら時々マイナスなこと呟くことだって僕にもあります笑)

それにしても、今回は政治的な怒りや反発がめちゃくちゃ集まりました。有名人をはじめ、知り合い(フォロワー)を含めた多くの人がTwitterを通じて政治について考え、意見をした。

普段から政治集会のようにTwitterを使う人はもちろんいると思います。でも僕はそういう人たちをどこか日曜討論やテレビタックル、そこまで言って委員会みたいなテレビ番組のように見ていました。

今まではそういったテレビ番組はなんとなくみて終わりだったんですが、そのテレビ番組を見ていた人が一斉に意見を述べて議論してるんです。不謹慎かもしれませんが非常に面白い。(もちろん、interestの意味です。)

このTwitterの現象が今後の政治にどのように波及するのは非常に興味があります。これが政治に影響したら、ある種のデモ活動が功を奏した形になるでしょう。Twitterの呟きは無視できない世論になり、更にヒートアップすることだってあるかもしれません。

将来「Twitter解散」なんて起きちゃったりして。

でももう、Twitterは飲み屋でも放課後の教室でもないんだなぁと思うと少し寂しい感じもします。それはもう個人の問題なので、今後は認識を改めるしかないと思います。

最後に、ある有名な方の名言を記してこの文章を締めくくりたいと思います。

人々が思考しないことは、政府にとっては幸いだ。


ほなまた。

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