応援とサッカーの関係性

皆様は誰かに応援された事はありますか?

些細なことでも、メールやLINEや実際のことばで、頑張れ!などの言葉に不快なことや嫌な気持ちになった人は少ないと思います。

むしろ嬉しい気持ちや「頑張ろう」と思ったことの方が圧倒的に多いはず。

そんな、力を添えて助けること。加勢することとされている「応援」について。


プロ野球阪神タイガースの「死のロード」について聞いたことある方が多いと思う。

甲子園を本拠地にしている阪神は全国高等学校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園の際に球場が使用できない期間は遠征が続き負けが続くことが多いためこのような名前がつけられた。

なぜ負けが続いたのか、遠征が続くことによる肉体的負担が続いたことが挙げられる。
死のロードと呼ばれだした時はまだ夜行列車での移動や旅館の大部屋で雑魚寝していた時代だったからだ。

しかし、新幹線グリーン車での移動や当時は開業していなかった京セラドームが使用できるような状況になっても負けが込み死のロードと呼ばれる理由には実は応援も関係しているのではないかという話もある。

甲子園球場は阪神タイガースのゲーム時には最大4.7万人が繰り出す応援で地鳴りのような歓声を送る。

その応援は時に敵にプレッシャーをかけ、思い通りのプレーをさせないような力になる。

そんな大きな戦力を失うことにより未だに死のロードと呼ばれている説もある。


上記の話はサッカーにも通ずるもので、海外のカップ戦や、Jリーグでいうルヴァンカップの決勝トーナメントにホーム・アンド・アウェー方式が採用されている(決勝除く)

もちろんいつも使っている慣れ親しんだスタジアムを使用出来るアドバンテージなどがないようにと言う平等を保つ目的ではあるが、やはり応援の関連もあるとも言える。

今は声出し応援は禁止だが浦和レッズの埼玉スタジアムは飛び抜けてアウェイと感じさせられる。

威圧感あるビジュアルや大声援。ウォーミングアップが始まると同時に、完全に雰囲気は浦和一色になるほどの力がある。

こういったサポーターの作り出す雰囲気が時にチームの結果に大きく関わることも時にはある。

チームの一員として戦っていると考えた時に、サポーターが作り出す行け行け押せ押せの雰囲気は気持ちも乗ると思う。
逆に敵チームとして考えると相手のいいプレーを後押しされるというのは非常にやりにくさもあると思う。



今シーズンは昨シーズンに続き声出し応援が禁止されまさに異例ともいえるシーズンではあったが各クラブ工夫を凝らし、どのように選手を後押しするかを考えさせられるシーズンが続く。

来シーズンも同じような声出し応援が禁止される可能性もあるが、こういうシーズンだからこそ、ゴール裏のサポーター達がどのように雰囲気作りをして、その雰囲気がピッチに何をもたらしているか。
そういった見方や、楽しみ方があることを頭の片隅に置いていただき少しでも興味を持っていただく方がいると嬉しいです。

見ていただきありがとうございました。

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