見出し画像

皐月賞 馬体診断予想~昨年◎イクイノックス★ジオグリフ、一昨年◎タイトルホルダー他、過去14年で9回本線◎★どちらか好走

◇著者ツイッター

https://twitter.com/paddockroom


◇2023年予想的中レース-本線◎★ <現在21戦10的中>

日経新春|★キングオブドラゴン10人気2着
きさらぎ|◎オープンファイア2人気2着
京都記念|◎ドウデュース1人気1着
フェブS|◎メイショウハリオ4人気3着
弥生賞 |★タスティエーラ3人気1着
金鯱賞 |★アラタ6人気3着
Fレビュ|◎シングザットソング2人気1着
阪神大賞|◎ボルドグフーシュ1人気2着
高松宮記|★ファストフォース12人気1着
大阪杯 |◎ジャックドール2人気1着★ダノンザキッド10人気3着


■「皐月賞」馬体診断予想

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼予想実績 ※…配信なし

2022|◎イクイノックス3人気2着★ジオグリフ5人気1着
2021|◎タイトルホルダー8人気2着
2021|★ステラヴェローチェ6人気3着
2020|★ガロアクリーク8人気3着
2019|不的中
2018|★サンリヴァル9人気2着
2017|不的中
2016|★ディーマジェスティ8人気1着
2015|不的中
2014|◎トゥザワールド1人気2着
2013|◎コディーノ3人気3着
2012|◎ゴールドシップ4人気1着
2011|不的中
2010|不的中


▼舞台適性

【クラス】G1
【コース】中山
【距 離】2000m 芝・右
【適 性】A/T型-I(加速/根幹-中距離)


▼馬体グループ ※文末公開
――――――――――――――――――
【A】マイラー仕様が強め
ダノンタッチダウン、他2頭

【B】万能中立~個性的
トップナイフ、ソールオリエンス、他1頭

【C】万能中立~個性的でトライアル向き
ホウオウビスケッツ、他1頭

【D】万能中立-バランス型
ワンダイレクト、他5頭

【E】持続性能の良さがある
3頭
――――――――――――――――――


▼馬体レーティング ※文末公開
――――――――――――――――――
112|ソールオリエンス、トップナイフ、他5頭
111|ダノンタッチダウン、ホウオウビスケッツ、他7頭
110|ワンダイレクト
***|メタルスピード
――――――――――――――――――
***…馬体不明


▼予想印 ※文末公開
――――――――――――――――――
◎1頭
★1頭
――――――――――――――――――


▼馬体診断

――――――――――――――――――
今週は平日時間がとれず、いつも通りの
土曜の夜の馬体診断。


【A】マイラー仕様が強め

ダノンタッチダウン
足回り含め骨量が豊富。<2歳時>より
も体脂肪率が低下し、前回比で仕上がり
良化だが、元々骨量だけでなく筋肉量も
多く、今回まだ少し重めで燃費リスクが
ある。

以上、後駆リアの骨格尺自体は長いが、
前駆フロントがローダウンで、やはり、
スローや高速馬場のSP勝負がベター。



タッチウッド
全体的に低重心ローダウン。そうだな、
構造的に昨年の<皐月賞>で本線★評価
したジオグリフに近い面がある。

ただ、ジオより良くも悪くも胸椎が長め
傾斜も寝ており、さらに上下動が少ない
持続惰性向きのセッティング。そのため
、ジオより燃費リスク高や根幹急坂適性
も落ちる。

以上、ジオグリフは「初見で皐月賞馬か
な」と思った。が、本馬はそこまでにな
いな。先行してのハマり頼みが強い。



シャザーン
初見。振り子と上体比のバランス、かつ
上体起点も「長躯短背」など「このグル
ープで最もバランスが良い」のは本馬。

つまり、根幹急坂&距離融通性の面で先
の2頭よりも高評価でリスク低い。

以上、ただ骨格完成度は普通、筋肉脂肪
面の仕上がりも及第点まで。

かつ、やはり肘膝が短め、前傾姿勢の全
体としてローダウンなど、距離融通性が
あるとは言え、タフ過ぎる流れ向きとは
言えず。あと、ここは差しマスト。


【B】万能中立~個性的

トップナイフ
なかなか個性的。こういう馬体は特徴が
はっきりしていてわかり易いので、もし
『馬体診断の国家試験』とかがあれば、
いい例題になると思う。

ということで、みなさん試しに、本馬の
『馬体診断テスト』してみますか。

答え)
前駆フロントは、頸椎短めも肩甲骨の傾斜はきつくない。
中駆は、胴から腰の間延びない(腰椎比が長くない)が水平気味。
リア後駆は、中駆終点の腰起点が前よりなのに、股関節や膝が低めなローセッティング。つまり、寛骨や大腿骨が長めな比重。
が、そこから飛節位置が高めで、中足骨比が長めなど。

以上、馬体の特徴を見極めれば、単に、

「筋肉量多くパワーがある」…で中山いい
「曲飛だから加速機動性がある」…で中山いい

そんな「漠然とや一部分だけの理由」で
「中山向き」とは判断したくもないし、
できなくなってしまう…これがイメージ
できるかな。

だって、「筋肉が…、飛節が…」そんな
ことより、もっと「多くの特徴や構造」
をせっかく見抜いたんなら、「それらが
どう連動して全身運動として走りにどう
影響するか?」を考えたくなるだろ。


と、無駄話が長くなったので、本馬の話
に戻すと

ずばり、本馬の特徴から、

・首抜けからハンドリング性能は高め
・背の負荷が少ないながらの上下動が少なめ走りが可能
・四肢の振り幅は適度でピッチ過ぎず
・故に、振り動作は省エネ
・加速性能やSPの絶対値の裏付けもあるトモ飛節間の造り
・かつ、足回り末端が長めで低過ぎないので、短マイルでなく距離融通性も高さもあるマイル中距離仕様

そんな走り、性能適性になり易いため、
「中山の皐月賞」いいんじゃないか。

そうだな、

トップ(馬体の先端末端)が
ナイフのように切れる(SP伝達が早い)

と名は馬体を表している。強引か。



ソールオリエンス
最近、馬体の構造をイメージしてもらう
ためよくバイクに例えている。が、以前
は動物に例えたりもしていた。

ずばり、これ「キリンさんタイプ」だ。
振り子の起点(き甲)や長さ(四肢)が
高く長く、結果としての後斜姿勢など。

で、「キリンさんタイプ」とはざっくり
言うと、「長距離や持続シフト」に向く
馬体構造のこと…

と、うーん動物に例えると、どうもざっ
くりし過ぎが否めず。機能性など細かく
伝えるには、やはりバイクのほうがしっ
くりくるんだが、まぁ今回は強引に動物
でいくか。

ズバリ、本馬は

・フロントが「キリンさんらしさ」が過ぎた感
・リアが「キリンさんらしさ」とは真逆な感

そんな馬体構造だ。わかるかな笑。

以上、ちなみに今回「キリンさん」タイ
プ自体、本馬が唯一かな。

そうだ、先の「トップナイフのフロント
前起点全体を高くした感」とも言える。
つまり、トップナイフよりリスクは高い
が、持続戦へのリターンはこちらが上。



グリューネグリーン
これは、逆に「トップナイフのフロント
前起点のき甲を前め、それにより中駆も
伸びて、リアは股関節をアップした」感
じの構造だな。

以上、振り子が長め軽量だが、前がコン
パクト設計と小回りへの万能さもある。

が、心肺淡泊さや急坂ベストとは言えな
い構造、かつSP面も凡庸とハマり期待
まで。


【C】万能中立~個性的でトライアル向き


タスティエーラ
先のグリューネグリーン同様、中駆比が
長めで、当診断で言う【L型】ベース。

かつ、前後で足回りの起点誤差が少なく
、脚質は先行惰性がベター。

以上、父サトノクラウンより長め距離へ
適性を感じる柔らかみや起点高がある。

が、そもそも、父はかなり癖が強い骨格
構造で、本馬にもその血が垣間見える。
心肺淡泊さ、急坂や小回りベストでなく
SP面でも抜けた造りではない。

まぁ、素材だけならここでも屈指だが、
適性的にはやはり緩い流れなどがベター
とトライアル向きな面がある。



ホウオウビスケッツ
本馬も、やはり中駆比が長い【L型】。
かつ、先のタスティエーラよりフロント
前の可動傾斜がきつめで、同じ長背でも
本馬は胸椎比が小、腰椎比が大という背
の長さだ。

以上、今回仕上がりはいい。が、構造的
にいかにも緩い流れを先行してと、前走
の非根幹など、先のタスティエーラ以上
にトライアルがベストな感で条件暗転。


【D】万能中立-バランス型


ワンダイレクト
顔デカ…と、それ以上言うことはない。

以上、馬体を見るとG1では素通り。

ここから先は

1,944字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?