毎日王冠 馬体診断予想~本当に「馬体の見極め」ができるためには「○○○○の見極め」が絶対条件だ

割引あり

毎日王冠 馬体診断予想です。
※京都大賞典は時間があればX(旧ツイッター)で結論のみ


◇著者X(旧ツイッター)

https://twitter.com/paddockroom


◇今年の予想的中 <現在55戦23的中>

日経新春|★キングオブドラゴン10人気2着
きさらぎ|◎オープンファイア2人気2着
京都記念|◎ドウデュース1人気1着
フェブS|◎メイショウハリオ4人気3着
弥生賞 |★タスティエーラ3人気1着
金鯱賞 |★アラタ6人気3着
Fレビュ|◎シングザットソング2人気1着
阪神大賞|◎ボルドグフーシュ1人気2着
高松宮記|★ファストフォース12人気1着
大阪杯 |◎ジャックドール2人気1着★ダノンザキッド10人気3着
フローラ|★ブライトジュエリー4人気3着
エプソム|◎ジャスティンカフェ1人気1着
ユニコン|◎ブライアンセンス2人気3着
マメイド|◎ウインマイティー3人気2着
宝塚記念|★スルーセブンシーズ10人気2着
プロキS|◎ドンフランキー2人気1着
中京記念|★セルバーグ8人気1着
アイビス|◎オールアットワンス9人気1着★ロードベイリーフ12人気3着
関屋記念|★ラインベック6人気3着
小倉2歳|◎アスクワンタイム5人気1着★ミルテンベルク2人気2着
京成杯AH|◎ミスニューヨーク8人気3着★ウイングレイテスト5人気2着
オルカマ|◎ゼッフィーロ7人気3着
スプリタ|◎ママコチャ3人気1着


■「毎日王冠」馬体診断予想


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▼予想実績 ※…配信なし

2022|不的中
2021|◎ポタジェ4人気3着
2020|不的中
2019|不的中
2018|★キセキ6人気3着
2017|◎リアルスティール3人気1着
2016|◎アンビシャス3人気2着
2015|不的中
2014|不的中
2013|◎ジャスタウェイ6人気2着
2012|◎ジャスタウェイ12人気2着


▼舞台適性

【クラス】G2
【コース】東京
【距 離】1800m 芝・左
【適 性】C/L型-MI(持続/非根幹-マイル中距離)


▼馬体グループ
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※未分類
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▼馬体レーティング
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※未算出
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▼予想印 ※文末公開
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◎1頭
★2頭
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▼馬体診断

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人気順に解説。<今走馬体写真なしの馬>は時間なく最後のまとめで解説予定。


ソングライン
根幹1600の安田記念を連覇と”実績”的には文句なしにチャンピオンマイラー。ただ、”馬体”的には「フロント加速&リアは持続シフト」の起点位置で少し前後アンバランスな癖がある馬だ。その意味で、本来今走の非根幹1800のほうが距離”質”的にはベターという馬体構造。

以上、SP面・今走の仕上がり・ライバル比から、余程スローorハイ過ぎる流れ以外、無難に高評価すべきかな。対抗○あたりか。



シュネルマイスター
こちらはソングラインとは一転、全身構造がバランス型。ただ、パーツ単位などベースが持続より加速シフトのセッティング。かつ、そのパーツの位置・尺・角なども特段目立つものがないかな。

まぁバイクで言えば、社外ホイールや少しロングサスくらい(足回り骨量軽量化&振り子中間尺が長め)が目に留まるか。

以上、仕上がりもまだ少し余裕がある感。断然スローが吉という今風の馬体。



ジャスティンカフェ
この馬は同じ父エピファネイア産駒のなんだったか名前を忘れたが、本馬より実績がある馬と馬体が似ており同じタイプで、いわゆる当診断で言う【L型】。ただ、父比ではフロント可動傾斜がきつめや筋肉脂肪率が高めと万能SPシフトだな。

以上、基本【持続CL型】ベースで今走は適性ベストの舞台。規格スケールもありなかなかいい馬なんだが、少し振り子が比重フロントよりで質量ノーマルなど同タイプのトップレベルの馬体と比較すると、良くも悪くも屈強重厚さがある。

そのあたりで、これまで毎回高評価はできるが本線◎★評価の一歩手前と言った感じの馬で印を打った記憶がない。スローは良くないが、強引な競馬なら対応できるかな。もし今後国内G1が無理でも海外はいいんじゃないか。



エルトンバローズ
これもなかなかいい馬。先のジャスティンカフェより可動駆動など起点間のメリハリやジョイント角がある。また、ジャスティンよりフロントローダウン仕様や上体比が大きくマイラー色が強めかな。

以上、【持続CN型~CL型】のマイル中距離仕様がベースで万能さもある。スロー向きというほどの軽量感や加速仕様ではないためハマり要素が強めかな。



エエヤン
前回の馬体は記憶にあり。3歳馬なので馬体の成長具合を言及しておくと、前回との比較ではまぁ化骨良化は足回りのみな感で至って普通、劇的な骨格変化はない。

というか、そもそも「サラブレッドは適性性能が変わってくるほどの骨格成長をとげる馬など実際はほとんどいない」のが現実だ。私見では、一年通じて馬体診断をしていて年に片手いないくらい。100頭いて1、2%程度じゃないか。

ただ、巷の馬体解説では、「ここにきてマイラーらしくなってきた」「長距離仕様に変わってきている」など、やたらと「適性性能までが変わるほどの成長を言及する」ことがプロアマ問わず多い。

が、それはいつも言うが、

「”馬体の形”が変わったわけではなく、ただ”人の意識”が変わった」だけ。

つまり、馬体とは全く関係ない「馬の実績の変化に、無意識に影響されているか(とらわれ)」or「意図的に解説を合わせようとしているか(保身)」のどちらかだ。

以上、いかに凄い相馬眼のスキルがあっても、それを活かせるかどうか?…これは全く別次元の話。

つまり、「真に馬体の見極めができる」ためには、「馬体の見極め」云々の前に、自分自身「人間心理の見極め」、人として解脱俯瞰の境地に達するしかない。

が、そもそも俯瞰など99%の人間ができないのは、今のあらゆる世の中の出来事や過去の歴史が証明している。世の馬体解説など、その99%がみんな好き放題、主観でテキトーなことを言っているとみていい。

無論、私も「とらわれや保身」から逃れることなどできない。だからこそ、「馬体以外の、一切の馬の情報や競馬のあらゆる世界から意図的に解脱して、馬体だけに向き合う環境を強制的に作っている」わけだ。それこそが、凡人が唯一「ありのまま馬体を見極める術」だと思っている。

以上、久々無駄話が過ぎた。本馬の骨格構造の話をすると、一言「前後とも駆動(可動受け側)の骨格比が短い」のが特徴かな。先のシュネルマイスターを持続シフト気味、エルトンバローズのフロントパーツの傾斜角はそのままで尺短いパーツでセッティングしたバイクならぬ馬体という感。適性高めもシュネルほど堅実さがなくエルトンほどのパンチもないかな。

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