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安田記念 馬体診断予想~「馬体を見れば厩舎がわかる」のは”ある意味”ホントの話

割引あり

安田記念 馬体診断予想です。

◇著者X(旧ツイッター)

https://twitter.com/paddockroom



◇本年予想的中 <28R14的中>

中山金杯|★マイネルクリソーラ6人気3着
京都金杯|★コレペティトール8人気1着
京成杯 |★コスモブッドレア10人気3着
きさらぎ|◎ビザンチンドリーム1人気1着
京都記念|◎ベラジオオペラ1人気2着
共同通信|◎ジャスティンミラノ4人気1着
フェブS|◎ガイアフォース5人気2着
中山記念|★ジオグリフ4人気3着
弥生賞 |◎コスモキュランダ6人気1着★シリウスコルト9人気3着
金鯱賞 |◎ヨーホーレイク6人気3着
スプリS|★アレグロブリランテ9人気2着
桜花賞 |★ライトバック7人気3着
皐月賞 |★コスモキュランダ7人気2着
天皇賞春|◎テーオーロイヤル1人気1着


■「安田記念」馬体診断予想

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▼予想実績 <過去14年4的中>

2023|不的中
2022|★サリオス8人気3着
2021|不的中
2020|不的中
2019|不的中
2018|不的中
2017|不的中
2016|◎モーリス1人気2着
2015|◎ヴァンセンヌ3人気2着
2014|不的中
2013|不的中
2012|★グランプリボス13人気2着
2011|不的中
2010|不的中

※…配信なし


▼舞台適性

【クラス】G1
【コース】東京
【距 離】1600m 芝・左
【適 性】C/T型-M(持続/根幹-マイル)


▼馬体レーティング ※文末公開
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112|セリフォス、ナミュール、ガイアフォース、ステラヴェローチェ、他2頭
111|他
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▼予想印 ※文末公開
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◎1頭
★ステラヴェローチェ、他1頭
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▼馬体診断

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おはようございます、本日は苦手なマイル戦の安田記念。

苦手な理由は常々述べているように、「SP値や加速性能重視の馬体構造が走り易い」傾向が近年ますます顕著でトレンドながら、そうした「SPだけ勝負」のレースが好きになれず、またそれ向きの馬体も個人的に好みでない…ただその理由でトレンドを完全無視。トレンドフォローでなく逆張りばかり故、当たらないのは必然。

以上、今年も「SPだけ勝負」に向く馬体を高評価する順張りではなく、万に一つのSPだけでない持続や心肺性能までも求められる「強さ勝負」に向く馬体に高評価&印をと逆張りでいく。



ソウルラッシュ
少し前にいた「短足チャンプ」と名付けたインディチャンプを思い出す。

この馬もいかにも短足、特に飛節など膝下が短い。それでいて、上体前後の可動&駆動の長さや傾斜が長く大きい。さらに、前後フラット気味の駆動起点のセッティングもあり肋骨位置も低めで、そのため腹袋も大きく垂れた感じのシルエットになっている。とにかく、短足以外の特徴個性が強い。

以上、加速系の足回りに加え、上体などSP値・持続・心肺の原動力(エネルギー量)自体は高いパーツにある。

ただ、それらパーツが動いた際、つまり走る上での上半身と下半身の相互干渉により、燃費消費が高そうと言った心肺へのリスク、加速・持続が相殺されて結果それぞれ抜きんでた強みにはならない。…そんな性能評価となってしまう。

結論として、根幹マイル向きの総合的な良さはあるが上記から傑出した強みという点がなく、また急坂ベターな構造でもありそこそこの評価どまりで人気では押え▲限界。



セリフォス
いつも言っている「馬体を見れば厩舎がわかる」、それほどに「馬体の好みが一貫顕著の最たる中内田厩舎」の馬。故に、当診断で唯一「厩舎名の馬体タイプ付け」をしている。本馬も例に漏れず【中内田厩舎N型】だ。

以上、とにかく本馬は【中内田N型】のヘキサバランス、つまり関節起点の構造にありながら、起点ハイセッティング&小顔など上体の振り子軽量で、走りは上下動エネルギーが主。

やはり、根幹マイルで「強さ勝負」となり長め距離適性を求められるなどの流れとなれば、先のソウルラッシュなどより断然有利な構造。何度も見ている馬だが、まだ加齢の影響もなく、むしろ今回筋肉面からもこれ以上なく完成型と言える。

ちなみに、「馬体を見れば厩舎がわかる」わけがない…と思ったあなた。それはある意味正解だ。

馬体を”骨格”で見極めない限りそんなもん不可能だ。つまり、巷や大手メディアで主流の、馬体を”筋肉やシルエット”で見極めている限りは、わからないだろう。

なぜなら、馬体の”筋肉やシルエット”で見極めるというのは、バイクで言う”外装カウルの形状と単にパーツの性能だけ”見ているのと同じ。そんなのを見ても肝心のバイクの走行性能、エンジン特性などわかるわけないのと同じ。

あと、バイク屋でも原付から250やひいてはリッターまで、なんでもそろえているバイク屋もいるが、一貫してハーレーのチョッパー系カスタムが専門、そんなバイク屋もある。だから、全ての厩舎を馬体を見ればわかるわけではなく、中内田厩舎は特別、そんなこだわりのハーレー屋みたいな店と言ったらわかるかな。



ナミュール
小顔セリフォスを見たばかりでもあり、セリフォスとは一転し顔や首差し比が大でフロント振り子比過多、長躯短背、ローダウンが目につく。

以上、ヘキサバランスも秀逸、いわゆる「馬体チャンピオン系」のカテゴリ。根幹向きで強みパンチもきいており、やはり弱い相手の人気よりは強い相手向きと、前走<ヴィクトリアマイル>の負けはむしろいい。がまぁ、急坂ベターで一撃★とするには意外と人気落ちしていないかな。



ガイアフォース
この馬も「強さ勝負」向きという点で先のナミュールと同じだ。

そのフロントリアとも可動傾斜が深めで、父や父産駒に多いフロントアップのセッティング。ただ、足回り比はそれほど長くなく、長首に対し短背腰椎比などが短く首起点もリアよりの位置からで、少し首振りが独立しそうな走法かな。その分リアクションタイムの遅さや燃費消費も高めなリスクが垣間見える。

以上、その上下動からの持続エネルギーの高さは屈指のものがあるが、やはり、フラット平坦がどうか、現代の摩擦の少ない高速馬場でのSP勝負がどうか…など不安リスクも明白。この馬も打てるのは一撃★のみ。あと、剛腕騎手がベターというかマスト。

しかし、前走<フェブラリーS>は結構自信の本命◎だったが、馬体的に負けたのは痛いな。



パラレルヴィジョン
振り子比長めの上体がコンパクト設計。足回り軽量など。先のガイアフォースとは全く違い、よく言う今風の馬体だな。

以上、【万能NL型】で中距離仕様が強め先行ベター。仕上がりも良く長め距離適性でもあるが、強さ勝負向きの心肺面で淡泊さ、構造的な走りの単調さが垣間見え、非根幹などワンペース向きとハマり要素が強いながらそのパンチは屈指に非ず。



ヴォイッジバブル
馬体写真見つからず。外国馬?、一部写真からナミュールあたりに近いタイプか、それよりリア比が強めか。まぁ想像。



ステラヴェローチェ
おいおいここに参戦か。ご存じ「馬体はダービー馬」と、数年前のダービーの本命◎。

以上、加齢か仕上がりも甘い。距離も忙しい。が、まぁ根幹で「強さ勝負」なら、先のガイアフォースよりも燃費と距離適性の面でさらにロングドライブ向きと、やはりこの馬がナンバー1かな。

とにかく、例えて「原付モンキーやアドレス、PCX、モタードトラッカー相手に、ハーレー否ホンダのCB900Fレーサー仕様で、街乗りレースに挑む一戦」そんな感じかな。



ウインカーネリアン
背タレ気味、水平起点、フロント上腕が短め、低重心など。この馬も先のソウルラッシュ同様かなりの馬体癖馬。ただ、ソウルは【T型】よりで本馬は典型的な【L型】と、造りは色々異なるが。

以上、やはり追って味があるのではなくSPの持続惰性に頼り過ぎた構造で、やはり根幹1600よりも非根幹1400や1800がベスト。加齢の影響も感じる仕上がりで、行ってどこまで。

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