ヴィクトリアマイル 馬体診断予想~現役牝馬の最高峰の馬体が揃う、そのなかでも一頭抜けた馬がいる

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◇2022年予想的中レース一覧 <現在30戦17的中>
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京都金杯|★ザダル7人気1着
日経新春|◎ヨーホーレイク3人気1着
京成杯 |★ロジハービン5人気2着
AJCC|◎ボッケリーニ4人気3
東海S |★スワーヴアラミス7人気1着
京都記念|★タガノディアマンテ8人気2着
共同通信|★ダノンベルーガ3人気1着
中山記念|★アドマイヤハダル3人気3着
阪急杯 |★トゥラヴェスーラ9人気2着
弥生賞 |★ボーンディスウェイ9人気3着
スプリS|◎ビーアストニッシド5人気1着
阪神大賞|★アイアンバローズ5人気2着
日経賞 |◎ボッケリーニ4人気2着
大阪杯 |◎アリーヴォ7人気3着
皐月賞 |◎イクイノックス3人気2着★ジオグリフ5人気1着
フローラ|★シンシアウィッシュ9人気3着
マイラー|★ファルコニア4人気3着
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■「ヴィクトリアマイル」馬体診断予想
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▼予想実績 ※…配信なし
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2021|不的中
2020|不的中
2019|不的中
2018|◎リスグラシュー1人気1着
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|◎マイネイサベル5人気3着
2012|不的中
2011|不的中
2010|◎ブエナビスタ1人気1着
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▼舞台適性
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【クラス】G1
【コース】東京
【距 離】1600m 芝・左
【適 性】C/T型-M(持続/根幹-マイル)
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▼馬体レーティング ※文末公開
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114|1頭
113|2頭
112|レイパパレ、他1頭
111|ファインルージュ、マジックキャッスル、ソングライン、他1頭
110|アカイイト、アンドヴァラナウト、他1頭
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▼予想印 ※文末公開
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◎1頭
★2頭
☆マジックキャッスル
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▼馬体診断 ※文末公開
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(所感)
先週の<NHKマイルC>と同じ舞台と
いうこともあり、相性が悪い印象だ。

実際、過去10年余りで的中できたのも

2018|◎リスグラシュー1人気1着
2013|◎マイネイサベル5人気3着
2010|◎ブエナビスタ1人気1着

本命◎3頭とも、正直、

△馬体の「適性を見抜いた!」というより
○適性プラス「他より断然馬体が格上だった」

そんな感じだな。


以上、近年の馬場環境や生産現場レベル
の「SP化(重視)」に伴い、

勝ち馬好走馬の馬体も、以前より

・【持続C型】より【加速A型】向き
・「強さ」よりも「速さ」重視の仕様

そんなレースになっている。このあた
りの話は先週記事を参考に。


とにかく、「馬体の影響度が低い」と
言うか、厳密に言うなら、
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馬体の”骨格”より”筋肉”の影響度が高いレース
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と言える。

つまり、馬体を”骨格”最優先で見極め
る当診断にとって、苦手鬼門のレースな
のは必然だな。

無論、今年も自信はない。又、古馬戦で
毎度馴染みの馬体ばかりと一気に行く。


今走<馬体写真あり>
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アカイイト
「牝馬らしい」のは馬名だけ。馬体は、
「牝馬らしからぬ」重厚さ。これは母父
シンボリクリスエス~ロベルトの血だろ
うな。

以上、良くも悪くも「追い応え」がある
馬体故、フラットマイルのここは、距離
&タフさが足りず忙しい感。道悪が吉。


アンドヴァラナウト
長躯短背のシルエットで全体バランスは
いい。が、振り子末端や駆動回りの骨格
小ぶりで可動も傾斜がきつめ。

以上、今風の加速SPに良さがある構造
ならが癖がないのはいい。まぁ、こんな
馬体が最近よく走っている感。


ファインルージュ
骨格構造の癖強いというか個性的。と、
「どう個性的か?」過去説明しているは
ずで省略。

まぁ、一言簡単にだけ。「肩、腰、股、
飛節など各パーツのジョイント角が深い
orきついなどが混載し、上体はやわら
かみがあるのに、それが容量の深みには
つながっていない」…そんな骨格構造。

以上、ステルヴィオ?とかも同じような
ジョイント部の癖があったと思う。

いわゆる「緩い造り(構造)ではないが
結果、心肺容量小ぶりで淡泊さがある」
造りであり、基本トライアル向きかな。


マジックキャッスル
先のアンドヴァラナウト同様、SP伝達
(加速性能)が強みだな。

ただ、両馬その強みの”出所”が違う。

アンドヴァラナウトは、骨格の”尺長”
の短さから、本馬は、骨格の”ジョイン
トの形状”から、SP伝達の強みが見て
とれる。

以上、アンドヴァラナウトよりもSPの
絶対値や収縮振動エネルギー量も高く、
評価はこちらが上。

無論、スローや上がりの速い競馬が吉。
今風の馬体としては今回最も怖いかな。


レイパパレ
今回で言えば、「マジックキャッスルを
フロント低め可動広めに&リア脚長めに
セッティング」とか、「アカイイトの持
続シフトモデル」、次「レシステンシア
より万能&中距離シフト」といった構造
かな。

以上、あくまで”実績”は中距離G1馬
だが、”馬体”は中距離よりマイラー色
が濃い。あくまでレステンシアよりは、
中距離向きな要素がある。

また、SP絶対値でも、今回なら、本馬
、レステンシア、マジックキャッスルの
三頭が目を引く最上位。

その意味でも、”実績”は道悪得意だが
”馬体”は高速馬場もいいはずだ。


ソングライン
これは、今回少しマイノリティーな馬体
だな。可動起点や股関節などハイセッテ
ィングで、持続性能と長め距離適性など
が強み。キズナ産駒とあり納得。父似と
言える。

しかし、以前の馬体写真を見ても記憶が
ないが、まぁ以前より化骨成長があるの
もいい。

以上、仕上がり&化骨成長の良さなど、
まさに充実期と言える。

ただ、実績ほどマイラーという構造では
ない。先のマジックやレイパパ、レステ
ンシアなどのようなSP絶対値の高さは
なくタフな流れ向き。

ただ、いわゆるパーツのエネルギーで、
SPを出す造りではなく、パーツの軽量
と起点高さでSPが出る造りと、言わば
「切れる脚がある馬体」とは言える。

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