境町アーバンスポーツパーク
10月1日からオープンしている茨城県「境町アーバンスポーツパーク」
東京オリンピックBMXパーク種目アルゼンチン代表のキャンプ地やBMXパークジャパンカップの大会を開催したりとニュースになっているので「何か凄いパークができた」とご存知の方も多いと思います。
日本初のハリケーン社(FISEなど世界大会のコースをデザインしている会社)デザインの常設スケートパーク。
僕自身FISEにも出場しているのでこのパークで滑られることの大事さと楽しさの両方を感じられました。
2021年10月よりインラインスケートの一般滑走も可能となります!
さらに「全日本選手権JASPA(ジャスパ)」パーク種目も11月14日に開催されます。
出場される選手はもちろん、一般滑走を考えている方に少しでもパークの様子が伝わればと思いこの記事を書いています。
まずは2021年10月からの営業についての画像です。
境町までは東京駅から高速道路を使って1時間強ほどで着きます。
下道でも1時間半ほどと実はアクセスがそんなに悪くない場所にあります。
(川崎市からでも高速使って1時間40分ほどでした)
肝心のセクション紹介いきます!
まずはハリケーン社が公開している図面から。
55m × 35mという走りごたえがある面積で、セクションの表面はスケートライト、地面はグリップが強めのコンクリートです。
雨が降っても乾きが早い(雨が上がれば1時間ほどで全面滑走可能と担当者の方の情報)のも魅力的です。
ここからは実際の写真と共に。
左側は高さもありスピードも速いエリア、右側はストリートセクションエリアと別れていますが、ラインとしては繋げられるレイアウトです。
コース内にあるクォーターは1m20cm〜3m(目測)ぐらいで全てのセクションを滑りきるにはハーフパイプや大型セクションが滑られるスキルが必要ですが、ビギナーの方でもコースを流せるデザインになっています。
1つ前の写真は真ん中の大きなクォーターから撮っています↑
Rからのバンク形状になっているクォーターです↑
コースの真ん中の方に位置する大型のバンクセクション通称「ラクダ」です↑
上はパンチされた鉄板なのですが安心して乗れます。
高さ2mほどのスパイン↑
20cm程の天板があるので飛び越せなくても1度上に乗ってからクリアできます。その横はボウルになっているので(スパインの向こう側も同じ)ここもライン取りのポイントになるかと。
そして使い方で色々なラインをとることもできるファンボックス(高さ2mほど)↑
どの方向からでもエントリー可能です。ランディング(3枚目)は向こう側にあるクォーターからの方向に合わせて幅広くなっています。
そしてファンボックスに入るためにあるクォーター(エクステンションがついているクォーターが正面になります)↑
くの字に変形していて、Rバンクになっているところの上にもコーピングがついています。
1枚目のクォーター写真の左側にあるボウルセクションです↑
1m50cm程のクォーターと2m70cm程の深めのボウルが合わせっています。
シンプルに使えるし、コーナリングでスピードをつけられるし、グラインドもできるし…とかなり使い方の幅があります。
これはクォーター写真の右側にあるボウルセクションです↑
こちらも先程の写真と同じ高さ感です。使い方の幅広さもかなりあります。
そのボウルセクションの正面側にはストリートセクションに繋がっています。
フラットダウンレール、奥は低い方がレッジに高い方にはコーピングがついています。
反対側にもバンクtoバンクがあり、レッジボックスがあります。
この先にはバンクとダウンレールがあります。
ダウンレールはエントリーの高さ50cmほどです。
写真の奥側はステア(階段)になっています。
階段がそのままRになっている部分に「どうやって遊ぶ?」とデザイナーからのメッセージを感じます↑
その先には1m20cm程のクォーターが受けとしてあります。
ここで特徴なのは真ん中クォーターがレインボーになっているところです。
そしてこの写真の右側にセクション紹介1枚目のクォーターに戻ります。
今のところワックスはNGではありませんが、色んな人が使う場所なので塗りすぎないように調整をお願いします。
(大型セクションはインラインでもウィールにワックスがつくと横滑りして危険です)
写真だけでは伝わりにくいだろう、と動画も撮ってきました!少し長いですが早送りなどで調整してご覧ください。
ざっくりはこのパークのイメージは掴んでもらえたかと思います!
車がないと厳しいイメージ…だと思いますが、実は東京駅からパークすぐ近くまで直通バスがあります。
このバス使えば日帰りでも全然いけます!
パークから歩いて行けるところにコンビニが2軒、もう少し歩いたらマクドナルドなど飲食店もあるのでそこも安心です。
(パーク周りで滑るのは迷惑になるのでやめましょう!)
受付はオンライン予約などは必要なく、直接パークで大丈夫です。
トイレはインラインNG(土足自体がNG)なのでインラインスケーターはスリッパがあると動きやすいかと思います。
シャワーは今のところ無料で使えるという事です!
完成して終わり、という施設も多いのですがここは「今から色々としていきたい」という思いが責任者の方とお話をしていても熱い思いが伝わってきました。
なので僕も大会と別のところでも色々と協力していければ、と思っています。
(何より地元スケーターを誕生させたい!)
今まではFISE出場(しかもプロクラス)や海外に行かないと滑れなかったコースが国内にできてそこで滑られるという特別な時間を味わえます。
正直、最初はコースの圧に気持ちが負けてしまうかもしれませんが1度滑れば世界が確実に広がります。
ぜひ行ってみてください!
Instagramに短い動画もアップしているのでよければチェックどうぞ↓
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