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2024/4/13 晴れ。ボランティア体験記(関東女子サッカーリーグ1部 前期第1節「南葛SCウイングス vs 東洋大学」)

はじめに

いよいよ、関東女子サッカーリーグ1部が開幕します。

この日は、南葛SCウイングスと、東洋大学女子サッカー部の試合が行われました。

キックオフ時間は13:00、会場は水元総合スポーツセンターとなります。

この日の試合情報が南葛の公式サイトにアップされているので、リンクを貼っておきます。


そんなウイングスの開幕戦、自分はボランティアとして参加してきました。

昨季の11月以来なので、実に5カ月ぶりのボランティアになりますね。

当日を迎えて

4月も始まったばかりですが、この日は非常に天気が良く、21度まで気温が上がるという予報も出ています。

ボランティアだと、力仕事も多いので、あまり厚着をせず、軽装で向かうことにしました。

集合時間である11:00(キックオフ時間の2時間前)に間に合うよう家を出ます。

最寄り駅である金町駅に到着し、会場まで行くバス停に向かうと、既に顔見知りのボランティアンが並んでいました。

軽く挨拶をして、その後ろに並びます。

そこから、ボランティアのことを話したり、書きかけの日記をスマホで書いたりしながらバスに乗り、現地に向かいました。

現地到着(10:40)

少し早めに門の前に到着すると、既に何人かが到着していたので、挨拶をし、みんなが揃うのを待ちます。

中を覗くと、TOPチームが練習しているのが見えました。

しばらくすると、スタッフも含めメンバーが揃います。まずはビブスと運用マニュアルが配布され、ひととおり説明を受けます。

ちなみに、今年からボランティアのことをボランティアクルーと呼ぶことに決まったそうです。

また、ウイングスのメンバーもボランティアとして参加するとのことでした。

左から、佐藤 春世(26)、長谷川 愛(19)、会沢 日花里(11)、石井 里奈(25)、藤澤 素子(21)の5人もボランティアとして参加されました(敬称略、カッコ内は背番号)


昨季と大きく変わったところとして、物販があったり、バリアフリーエリアが用意されていた、というところでしょうか。

また、今季はアドボードの数が多くなり、昨季は(確か)7個だったのが、なんと14個になりました。

ウイングスを支援する企業が増えているということでもあり、なんだか嬉しくなってしまいますね。

そんなわけで、昨季までは会場にあるゴールポストの重石などを使ってアドボードを抑えてましたが、今季は倍増したこともありのか、ウォーターウェイトを持参して使うことになったようです。

それも含めて、事前作業は以下のようになります。

  • 受付にテーブルと椅子の設置

  • 各チームにテントとベンチを設置

  • 本部にテントとテーブル、椅子の設置

  • グラウンドの横にベンチを並べる

  • アドボード用のウォーターウェイトに水を入れる

  • アドボードの設置

  • コーナーフラッグの設置

  • ゴールを移動

  • ボールパーソン用のパイプ椅子を配置

  • 横断幕の掲出

なお、11:50までには試合が出来る環境を整えなくてはならないので、チームや本部のテントの設営、コーナーフラッグやゴールの設置が優先されます。

また、12:00には開場するため、受付のテントも優先的に設営する必要がありますね。

その後にアドボードの設置を行い、最後に横断幕の掲出をすることが多いです。

さて、事前作業の前に、各自の役割分担を決めることにしました。

この日は、以下のように分担することになります。

  • ボールパーソン(8名)

  • 受付(1名)

  • 案内(3名)

  • 担架(2名)

厳正なる話し合いの結果、自分はボールパーソンをやることにしました。

作業開始(11:20)

各自で分担して、コーナーフラッグの設置やテントの設営、ウォーターウェイトに水を入れたりアドボードの設置を行います。

テントの設営は結構大変なので、男性に任せた方が良いかもしれません。

作業中のボランティアクルー
倍増したアドボード

作業をしていると、あっという間に1時間が経ってしまい、気付けば開場の時間になってました。

この頃には、ほとんど事前作業は終わっており、あとは横断幕の掲出を残すのみとなります。

受付や案内に配置されたボランティアクルーを除いた全員で、横断幕の掲出作業をするのですが、この頃には一般のサポーターの方も持参した横断幕を掲出するために入場してきているので、一緒に作業を行います。

昨季で退団した選手の横断幕が減っていますが、新しい横断幕も増えてましたね。

堀井綾乃選手と会沢日花里選手のは新しい横断幕です
こちらは昨季も掲出されていた横断幕になります
菅野永遠選手の横断幕も新しいですね

相手チームの東洋大学でも、横断幕の掲出が行われてました。

なかなかインパクトのある横断幕ですね。

東洋大学の横断幕


ひととおり作業が終わり、試合開始まで少しだけ時間が出来たので、配られた軽食を食べることにします。

この日は金平梅チキン、かな??

毎回、違ったサンドが食べられるのも、ボランティアに参加していて楽しいところですね。

スクラッチコーヒーさんのサンド、文字の上にあるのはウイングスのマークかな?


軽食を食べ終わる頃には、試合開始20分前を切っていました。

ボールパーソンは、15分ぐらい前には本部に集合し、試合で使用するボールを受け取る必要があるので、急いで移動します。

本部でボールを受け取ったら、自分の担当場所で試合開始まで待機することになります。

さて、この日のメンバーは以下のとおりでした。

スタメン
GK(1)高橋 純佳
DF(3)堤 夏穂
DF(2)相田 さくら
DF(20)岡田 真波
DF(4)人見 のどか
MF(15)小島 さつき
MF(8)菅野 永遠
MF(17)佐藤 幸恵
MF(6)瀧澤 璃麻
MF(7)石倉 花純
FW(9)広瀬 永里香

ベンチ
GK(31)中川 良美
DF(5)大河原 美和
DF(23)今井 彩絢
MF(14)高原 麻実
MF(16)中原 藍
MF(18)呉 娟花
MF(24)堀井 綾乃
FW(22)門司 恵音
FW(13)永木 真理子

関東女子サッカーリーグでは、ベンチ入りメンバーが9人まで認められているらしいのですが、昨季は最大でも17人しか居なかったので、ベンチメンバーが9人になることはありませんでした。

大学生のチームでは、ベンチに9人居るところも多く、羨ましいなあ、と思ってたものですが、今季からウイングスも25人!

ベンチメンバーをフルに登録することが出来ているのが地味に嬉しいですね。

さて、スタメンは昨季のメンバーが中心ですが、センターバックには今季からウイングスに復帰した岡田真波選手が入っています。

相田さくら選手と同じぐらい身長の高い選手なので、この2人でセンターバックをやるとなれば、空中戦ではかなり優位に立てそうな気がしますね。

あとは、昨季まで左のサイドバックをやることが多かった佐藤幸恵選手がMFとして出場しています。

試合開始(13:00)

いよいよ2024シーズンのリーグ戦が幕を開けます。

どうやら、システムは4-2-3-1のようです。

佐藤幸恵選手が、どのポジションでプレイをするのか気になってたのですが、右のサイドハーフのようです。

それにしても、TOPチームでも思ったのですが、ボールの蹴り方が何となく南米っぽくなった気がします。

試合は徐々に南葛ペースとなり、前半39分頃には、先制ゴールか?といったようなシーンがありました。

試合を一時中断し、主審が状況の確認などを行い、結局ノーゴールとの判定となります。

そのまま前半は0-0で折り返すこととなりました。


ハーフタイムになると、ボールパーソンはいったん本部に戻り、ボールを返す必要があります。

その後、後半開始前には本部でボールを受け取りに行かなくてはならないので、あまり余計なことをする時間が無かったりします。

この時、他のボールパーソンと雑談するのですが、どうやら日陰はかなり寒かったみたいですね。

何もなければ座っていることが多いので、日陰でボールパーソンをするのは大変だったようです。

また、南葛SCウイングスのゴール裏サポーターも日陰になるので、かなり寒かったのではないかと想像出来ます。

応援する皆様


さて、後半が始まりますが、双方とも選手の交代がありました。

東洋大学では、4番の熊谷美布選手に代わって32番の五十嵐花怜選手が入ったようです。

おそらく、ですが、五十嵐花怜選手も身長が高かった気がするので、セットプレーでゴール前に上がってくる相田さくら選手と岡田真波選手への対策だったのかな、なんて思ったりします。

ウイングスでは、1トップの広瀬永里香選手に代わって、新加入の堀井綾乃選手が入ります。

どういった布陣になるのかな、と思ってましたが、どうやら堀井綾乃選手は左に入り、石倉花純選手が1トップの位置に入ったようです。

昨季とは選手のポジショニングも変わってきてるので、そういったところをチェックするのも楽しいですね。

後半は、開始早々からウイングスが主導権を握る時間帯が多く、ほとんど一方的な展開になってました。

後半18分、ゴールから少し離れていた場所から、菅野永遠選手がフリーキックを蹴り、ワンバウンドになったボールを小島さつき選手が見事にヘディングでゴールを決めます。

ウイングスにとって、2024シーズン最初のゴールであり、小島さつき選手は、南葛に来ての初ゴールとなります。

この日は、右鎖骨のユニフォームパートナーでもあるコアズの方が、6~7人ぐらいで現地観戦をしていたのですが、みんな大喜びでしたね。

続いて後半25分には、石倉花純選手が相手ペナルティエリア内で倒されPKを獲得します。

PKは、石倉花純選手が自ら蹴り、2022年10月9日以来のゴールを決めました。

その後も数多くのチャンスを作りましたが、このまま試合が終わり、ウイングスが2-0で勝利をおさめました。


試合のアーカイブは残っていませんでしたが、ハイライトがアップされているので、リンクを貼っておきます。


試合が終わって(14:50頃)

試合終了後、お見送り企画に備えて選手たちが出口に移動をします。

この日の来場者数は154人だったそうで、昨季の開幕戦を遥かに上回る数字となりました。

会場内から、お客様が居なくなった頃合いを見計らって、後片付けを開始します。

ゴールの移動やコーナーフラッグの回収、テントやテーブル、椅子の撤去や横断幕の回収、ウォーターウェイトの水抜きや、アドボードの回収など、事前準備で設置したものを撤去していきます。

やることはそれなりに多いのですが、みんなで手分けして作業を進めていきます。

途中で、お見送り企画から戻ってきたので、恒例の記念撮影をします。

記念写真

昨季は、このあと帰る選手が多かったのですが、今季は残ってボールを蹴っている選手が多かったですね。

この後も、特に大きな問題もなく事後作業が終わり、今シーズン最初の参加証とクオカードをいただき、解散となりました。

その他の試合結果や次節の予定など

その他の試合結果は、以下のとおりです。

神奈川大学   1-1 十文字高校
VONDS市原 3-0 日体大SMG横浜サテライト
早稲田大学   2-1 東京国際大学

VONDS市原と早稲田大学が勝利していますね。

神奈川大学と十文字高校は引き分けでした。

そして、第1節終了時の順位表は以下のとおりです。

第1節終了時点


次節の予定は、以下のとおりです。

4/20(土)
10:00 東洋大学   - 早稲田大学
17:00 十文字高校  - 南葛SCウイングス
18:30 神奈川大学  - 日体大SMG横浜サテライト

4/21(日)
13:00 東京国際大学 - VONDS市原

振り返って

いよいよ女子チームもリーグが開幕しました。

昨季と比べて人数も大幅に増えたことや、監督も変わったことにより、かなりスタイルが変わった気がしますね。

特に、石倉花純選手の1トップには驚きましたが、本来のポジションでは無かったはずなのに、素晴らしい活躍を見せてくれた気がします。

また、堀井綾乃選手もガッツ溢れるプレイで、かなり印象的でしたね。

特に印象的だったのが、石倉花純選手のヘディングシュートをゴールキーパーが弾いた後に、遠い位置に居た堀井綾乃選手が、それを見て猛然と突っ込んでいったシーンです(ハイライトの3:18あたりで観れます)。

結局、この時は近くにいた相手DFがクリアするのですが、一つ間違えれば得点に結びついてもおかしくないシーンだったと思います。

その他にも、途中で入ってきて途中で抜けていった高原麻実選手も、左サイドで素晴らしい働きをしてた気がします。

要所要所でボールに絡み、かなり効果的に動いてました。

この試合を通じて、ウイングスのシュート数が16に対して東洋大学は2、さらに東洋大学側はコーナーキックが1つも無かったことからも、いかに圧倒的な展開だったか想像出来ると思います。

この後も、リーグ戦を通じて、チームがさらに進化していくのだと思うと、とてもワクワクしてきますね。

今季も出場出来るかどうかは未定ですが、なでしこリーグ2部入替戦が行われる頃には、どんなチームになっているのでしょうか。

これからの成長が本当に楽しみで仕方ありません。

がんばれ!南葛SCウイングス!


最後に、得点とアシストだけが全てではありませんが、今季のチーム内の得点ランキングと、アシストランキング(皇后杯予選や、なでしこリーグ予選大会は除きます)をまとめてみます。

※手作業で、まとめたものなので、間違いがあったらすみません。

◆チーム内得点ランキング(敬称略)
1位 石倉花純・・・1得点(リーグ1位)
   小島さつき・・1得点(リーグ1位)

◆チーム内アシストランキング(敬称略)
なし

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