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2024/6/16 晴れ。ボランティア体験記(関東女子サッカーリーグ1部 後期第2節「南葛SCウイングス vs 十文字高校」)

関東女子サッカーリーグ後期第2節にて、南葛SCウイングスのボランティアをした体験や試合の感想、今後の日程などを振り返ってみました。

はじめに

この日は、南葛SCウイングスと十文字高校の1戦となります。

ホーム奥戸での開催となり、キックオフ時間は18:00と変更になりました(当初は15:00でした)。

そして、この日は南葛SCのパートナーでもある国際貿易さんによる冠マッチ「国際貿易Day」として開催されました。

ウイングスにとっては史上初の冠マッチになります。

また、前座試合として、13:45からウイングスのU-15によるトレーニングマッチも行われました。

この日の詳細は、南葛の公式サイトに公開されているので、リンクを貼っておきます。


さて、前回までのの順位表を貼っておきます。

6月9日まで

ウイングスは現在3位、対する十文字高校は2位ですが、勝点差はわずか1、勝てば順位が入れ替わります。

そんなウイングスの試合にボランティアとして参加してきました。

当日を迎えて

雨が降る、という予報もありましたが、晴天に恵まれた一日となりました。

キックオフが18:00のため、ボランティアクルーの集合時間は2時間前の16:00となります。

少し余裕を持って現地に到着すると、有志のサポーターが集まって何かしているところに出くわしました。

どうやら、冠マッチ企業である国際貿易さんに向けて、横断幕のメッセージを作っているようです。

「あ」を作っているところに遭遇

まだ作り始めたばかりのようで、「ありがとう」の「あ」を作っているところのようでした。

ボランティアの集合時間もあるので、完成を見ることが叶わなかったのですが、どうやら「国際貿易サマ」「ありがとう」で横断幕を作ったようです。

実際に完成した横断幕の画像を、南葛応援部のアカウントがポストしていたのでリンクを貼っておきます。


現地到着(15:45)

集合時間の15分前には、ボランティアクルーの集合場所に移動しました。

近くには、国際貿易さんのブースがあるのが見えます。

メインブース

なんと、今回は、小学生以下限定で、プルプラというシリーズの「のぞみ」を無料で配布していたようです。

国際貿易さんは様々な商品を扱っていますが、プルプラシリーズは自社ブランドとのこと。デザインは、かなりこだわって作っているらしいです。

実際にプルプラで遊べるコーナーもありました。

プルプラ体験

さらにさらに、15:00と16:00に、南葛の選手による「じゃんけん大会」が開かれていたようです。

ちょうどボランティアの開始時間と重なっていたので、参加することは出来ませんでしたが、楽しそうでしたね。

ボランティア開始(16:00)

時間になると、運用マニュアルとビブスが配布され、作業の説明が始まります。

いつもであれば、陸上競技場をサッカーが出来る状態まで持っていくのですが、この日は事前にU-15のトレーニングマッチが行われていたため、既にサッカーが出来る状態になってました。

そのため、アドボードの設置と横断幕の掲出がボランティアの主な作業でした。

さらに、いつもはボールパーソンもボランティアクルーが担当するのですが、この日はU-18の選手が担当しました。

そのため、ボランティアクルーの担当割りでは、案内係が多めに配置されてましたね。

  • 受付(3名)

  • 案内(7名)

  • 担架(4名)

  • その他(3名)

いつもはボールパーソンを担当することが多いのですが、この日は案内係を担当することになりました。

作業開始(16:10)

まずは手分けして、アドボードを運んだり、ウォーターウェイトに水をいれていきます。

多少のトラブルもありましたが、暫定対応を行うなどして作業を完了させます。

アドボード

次に、横断幕の掲出を手伝おうと思って移動します。

しかし、その頃には開場時間も迫ってきていたので、案内係だったこともあり、ほとんど手伝うことなく、その場を後にしました。

横断幕の掲出


開場してから30分ほど経つと、会場内も落ち着いてきたので、他のボランティアクルーと調整して軽食をいただくことにします。

なんと、今回はスクラッチコーヒーさんのバジルサンドでした。個人的に一番好きなサンドです。

バジルサンド

これはお店で買えるメニューなのですが、トマトが良いアクセントになっていて、とても美味しいんですよね。


軽食を済ませ、飲み物を買おうと会場を散策すると、今回用の入場ゲートや、この日のために作成したウェルカムボードが貼ってあるのが見えました。

国際貿易DAYの入場ゲート
そういえば父の日でした

この日のために、色んな人が、色んな準備をしてきているのだなあ、なんてことを思います。

さて、試合の30分ぐらい前にメンバーの発表があります。

この日のメンバーは以下のとおりでした。

スタメン
GK(1)高橋 純佳
DF(16)中原 藍
DF(2)相田 さくら
DF(5)大河原 美和
DF(24)堀井 綾乃
MF(4)人見 のどか
MF(8)菅野 永遠
MF(3)堤 夏穂
MF(17)佐藤 幸恵
MF(7)石倉 花純
FW(9)広瀬 永里香

ベンチ
GK(31)中川 良美
DF(15)小島 さつき
DF(20)岡田 真波
DF(23)今井 彩絢
DF(26)佐藤 春世
MF(6)瀧澤 璃麻
MF(14)高原 麻実
FW(13)永木 真理子
FW(22)門司 恵音

今回は、中原藍選手と大河原美和選手が初のスタメンになります。

中原藍選手は、途中出場で試合に出たことがありますが、その時は広瀬永里香選手と交代でした。

その試合はアウェイだったこともありライブ配信が無かったので、自分の想像でしかないのですが、おそらく中原藍選手はFWのポジションで出場したと思っています。

今回は右サイドバックとして出場なので、色々と初めてのポジションだったのではないでしょうか。

また、大河原美和選手はウイングスの最古参の一人であり、人気も高い選手なのですが、昨季から出場機会に恵まれませんでした。

今回は、久々にピッチで躍動する姿を見れると思うと嬉しくなりましたね。

試合開始(18:00)

試合開始前には、選手がエスコートキッズと共に入場し、国際貿易さんによるキックインセレモニーも行われました。

この日は案内係だったので、スタンドからその様子を見ることが出来ました。

定刻通り試合が始まりますが、どちらかと言えば十文字高校に攻め込まれるシーンが目立ちます。

ウイングスも良いところまで攻め上がるのですが、もう一歩のところでパスが繋がらずシュートまで行けない、というシーンが多かった気がします。

十文字高校では、特に左のサイドバックに居る31番の梅本恵選手が、要所要所で鋭い突破力を見せてきて、かなり厄介でしたね。

ウイングスの方では、本来は右サイドバックである堤夏穂選手が、きちんと前線で相手DFの裏を抜け出す動きを何度かしていて、しっかりと新しいポジションをこなしていると感じました。

それが結果として表れたのが前半45分だったかと思います。

試合は、やや十文字高校が押してはいたものの得点は動かず、0-0のまま前半が終わろうとしていました。

センターラインより少し後ろでボールを持った堀井綾乃選手が、いったん前に居る石倉花純選手にボールを預け、自分はそのまま駆け上がりました。

石倉花純選手はボールをそのままリターンし、堀井綾乃選手が駆け上がったままそのボールを受け、そのまま相手ゴールに突き進みます。

ある程度スピードに乗っているので、堀井綾乃選手がぐんぐん相手ゴールに迫っていきました。

相手DF陣は、ゴール前に居た広瀬永里香選手へのパスコースを消すように動きながら守っていましたが、その右にはしっかりと堤夏穂選手が上がっていました。

堀井綾乃選手は、完全にフリーとなっていた堤夏穂選手にパスを渡し、それを落ち着いて決めてウイングスは得点を決めることに成功します。

これはスタンドも大盛り上がりでした。また、前半終了間際での先制点は大きかったですね。

そのまま前半は終了し、ハーフタイムにはキッズチアスタジオ K’s Cheer Familyによるハーフタイムショーが行われました。

後半開始前


さて、後半には広瀬永里香選手に代わって、門司恵音選手が入ります。

ウイングスでは初出場ですね。どんなプレイをするのかワクワクします。

そんな後半ですが、1点ビハインドの十文字高校が怒涛の如く攻めてきました。

ウイングスは、それに耐えつつ、合間合間で鋭い攻撃を仕掛けます。

十文字高校が前掛かりになっているせいか、ウイングスは相手DFを置いて裏抜けするようなシーンが多かったですね。

どちらが得点してもおかしくない状況が続きますが、後半29分、残念ながら失点してしまいます。これで1-1の同点です。

決めたのは本多桃華選手、コーナーキックからの失点です。キッカーは小島世里選手。

実は、前回の対戦でも、この2人のコンビにコーナーキックで2失点しているのです。うーん、悔しいですね。

この後は、どちらも1点を奪おうと決死の攻防が続きます。

危ういシーンもありましたが、終盤はウイングスが押し込んでいたような気もします。

ただ、それでも得点には至らず、試合は結局1-1の同点で終わりました。


試合後の様子


試合のアーカイブは残っていませんでしたが、ハイライトが公開されているので、リンクを貼っておきます。


試合が終わって(20:00頃)

いつもだったら試合が終わった後は、後片付けを始めるのですが、この日は案内係だったので、お客様の誘導を行います。

その後、事後作業を始める前に選手たちと恒例の記念撮影をすることになりました。

まずは、この日の冠マッチである国際貿易さんの面々と選手たちによる記念撮影が行われました。

記念撮影しているところを記念に撮影

その後、ボランティアクルーと選手による記念撮影が行われました。

記念撮影

この後は、いつものように事後作業を終わらせて、参加証とクオカードをいただき、ボランティアは無事に終了。解散となりました。

なんかこの日は、ボランティアクルー以外にも作業を手伝ってくれている人が、たくさん居た気がします。

その他の試合結果や次節の予定など

その他の試合結果は、以下のとおりです。

早稲田大学  1-1 東洋大学(後期第2節)
東京国際大学 2-1 神奈川大学(後期第3節)

早稲田大学と東洋大学は0-0で前半を折り返すと、後半20分に早稲田大学が先制します。

得点したのは後半9分に交代で入ったばかりの生田七彩選手。今季2得点目となります。

しかし、現在、最下位に沈んでいる東洋大学が意地を見せ、後半34分に同点ゴールを決めると、そのまま引き分けで試合が終わります。

これで、東洋大学は得失点差により、暫定ですが最下位を脱出します。

また、東京国際大学と神奈川大学は変則的な日程で、先に第3節の試合が行われました。

試合は東京国際大学が前半3分に早い先制し、さらに後半13分にもゴールを決め、2-0と突き放します。

神奈川大学は後半31分に1点を返すも力及ばず、2-1で東京国際大学の勝利となりました。

これで、東京国際大学はウイングスを抜いて3位に浮上しました。

6月16日の第2節終了時の順位表は以下のとおりです。

6月16日の第2節終了時点(第3節の試合結果は未反映)


次節の予定は、以下のとおりです。

6/22(土)
11:00 十文字高校 - 早稲田大学(後期第3節)

6/23(日)
18:00 東洋大学 - VONDS市原(後期第3節)

7/7(日)
19:00 日体大SMG横浜サテライト - VONDS市原(後期第1節)

7/13(土)
18:00 日体大SMG横浜サテライト - 南葛SCウイングス(後期第3節)

7/21(日)
18:00 日体大SMG横浜サテライト - 神奈川大学(後期第2節)

7/28(土)
18:30 VONDS市原 - 東京国際大学(後期第2節)

かなり変則的な日程となっていますが、7月28日までには後期第3節まで全て終わる日程となっています。


振り返って

ある程度、チームとしての形が見えてきたのもあるかと思いますが、ここのところ本来のポジションではない位置で選手を起用するケースが増えてきました。

おそらく、9月末に開催する、なでしこリーグ入替戦予選に出場出来た場合に備えてのことだと考えています。

なんせ、この大会は4日連続で試合をするという過酷な日程、誰に何があってもチーム力を落とさないようケアする必要があります。

そういったこともあり、メンバーを固定するのではなく、色んなポジションをこなせるように色々と試しているのではないかと思います。

堤夏穂選手も、今回は前線で起用されましたが、なでしこリーグ入替戦予選では本来の右サイドバックで起用される可能性も十分あると考えています。

それにしても、今回は堀井綾乃選手が絶好調でした。

冠マッチである国際貿易で社員として働いていることもあるせいか、かなり気合が入っていたようで、攻守ともに獅子奮迅の働きをしてました。

また、今回はスタンドで案内をしていたのですが、非常に子供たちが多い日だった気がします。

そこで印象的なシーンがありました。

この日、子供たちはみんな楽しんでいたようで、興奮してスタンド前の柵(?)に乗り出していた子供が(自分が居たところとは反対側に)たくさん居ました。

柵(?)の前には「危険ですので登らないでください」と書いてあるのですが、子供だから分からないのかも、と思い「危ないから登っちゃダメなんだよ」って注意しに行きました。

その時は、みんな後ろに下がってくれたのですが、ただ、相手は子供なので、また同じことを繰り返す可能性もあるし、ちょっと様子を見ておかなくちゃいけないな、と思っていたのです。

そして横目で時折チェックしていたら、案の定、また柵に身を乗り出す子供たちが現れました。

ところが、最初に注意を受けた子供たちが、新たに柵に身を乗り出した子供たちに「危ないから駄目だよ」と諭しているではありませんか。

こうして、柵に身を乗り出す子供たちは誰も居なくなりました。

子供たちの間で、しっかりと駄目なことを受け継いでくれたのです。これはもう大人の出る幕はないな、と思い安心しました。

そして、とても良い子供たちだな、って心の底から思いました。

さて、次はいよいよ前半戦ラストの戦い、日体大SMG横浜サテライトとの試合になります。

この試合が終われば、第4節は10月になります。

つまり、9月末に開催される、なでしこリーグ入替戦予選の前の最後のリーグ戦ということになります。

ということは、ウイングスとしては、入替戦予選に備えてさらに色んなパターンを試してくるのでは、と予想しています。

実際のところ、どうなるか分かりませんが、今からどんなスタメンになるか楽しみです。

がんばれ!南葛SCウイングス!


最後に、得点とアシストだけが全てではありませんが、関東女子サッカーリーグ1部におけるチーム内の得点ランキングと、アシストランキングをまとめてみます(2024年6月20日時点で公式発表があったものを集計対象としています)。

※手作業で、まとめたものなので、間違いがあったらすみません。

◆チーム内得点ランキング(敬称略)
1位 石倉花純・・・8得点(リーグ1位)
2位 佐藤幸恵・・・5得点(リーグ3位)
3位 菅野永遠・・・2得点(リーグ12位)
   広瀬永里香・・2得点(リーグ12位)
   小島さつき・・2得点(リーグ12位)
   呉娟花・・・・2得点(リーグ12位)
7位 堤夏穂・・・・1得点(リーグ44位)
   岡田真波・・・1得点(リーグ44位)

◆チーム内アシストランキング(敬称略)
1位 菅野永遠・・・3アシスト(リーグ2位)
2位 石倉花純・・・2アシスト(リーグ6位)
   広瀬永里香・・2アシスト(リーグ6位)
   堀井綾乃・・・2アシスト(リーグ6位)
5位 堤夏穂・・・・1アシスト(リーグ27位)
   高原麻実・・・1アシスト(リーグ27位)
   佐藤幸恵・・・1アシスト(リーグ27位)
   今井彩絢・・・1アシスト(リーグ27位)

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