コミュニケーションってこんなに面白いんだ! ~気弱な僕が思って来たこと~

「コミュニケーションを止めるな! ~答えは僕らの中にある~」を読んで、その感想を書かせて頂きました。

突然ですが、オンラインサロン「コミュセラ」というコミュニティをご存知でしょうか?

このオンラインサロンには皆の知恵を持ち寄って、患者さん・利用者さんといった方々に楽しく、喜んでもらうにはどうしたらいいかをあーでもない、こーでもないと日夜語らい、ある時は自己実現の為に熱い議論を交わすそんな熱い想いをもったメンバーさん達のコミュニティです。


あくまで外から見た私の視点ですが^^;

そのコミュセラのメンバーさん達の待望の初著書「コミュニケーションを止めるな! ~答えは僕らの中にある~」が発売されました。

私は介護老人保健施設で作業療法士として働いています。いわゆる「リハビリの先生」です。

コミュセラのメンバーさん達もそれぞれの場所で働くリハビリのお仕事や様々な業態で関わる素敵な方々です。
そんな素敵な方々が日々の仕事の中で経験してきた事を1冊の本にまとめて下さいました。

まず、「まえがき」からお腹いっぱいになってしまいました(笑)
情報量もさることながら、とにかく熱いメッセージが込められていました。
序盤からこんなに高い熱量のあったら、本編はどれだけなんだろう。想像しただけでも、圧倒されてしまいますが、さあ読もう!という気になります。

こちらは全6章、12名のメンバーさんが自らの経験談をこれでもかとさらけ出しています。
こういうさらけ出し方って、これまでありそうでない新しい書籍だと思います。
多分、セミナーや講演会といった催しに行かない限りは聴けないだろうことばかり。
この本は、人に関わっていく職業であり、人間社会で生きる私達は誰でも必ず悩み通る道だからこそ【コミュニケーション】というテーマに特化された書籍です。

僕自身、昔からコミュニケーションという事に対して、ネガティブイメージを持ちまくっていました。
ただ単純に誰かと関わるのが面倒臭い、鬱陶しい、あの人苦手…ただのわがままですね。それだけに臨床実習は不合格をもらってしまいましたし、誰もこんなのに関わりを持ちたくないですよね。
未だにウジウジ・モタモタな性格は変わりません。

そして、何気ない言葉で救われたり、ホッとしたりする事はあります。
本の内容をまるまる覚えていられませんが、気になったセンテンス、ワードは心に刻まれているものです。

ここから少し僕の話になってしまいますが、働き始めてから3、4年目頃、とにかく同僚や先輩との「ホウレンソウ」や雑談が苦手意識の塊でした。
ある時、先輩から「剣道をやってることは活きてくるよ」と何気なく言われた一言で「あ、稽古でも仕事でも同じなんだ。ヘンに気構える必要は無いんだ。」とフッと気持ちが軽くなりました。
実際、あの頃は笑顔も少なくてどこか周りにコソコソしていた様に思います。
だからといって、今、何でもかんでもおおっぴらにしているわけではありませんが…

今回、この本のお陰でそんな恥ずかしい思い出も振り返るきっかけをくれました。

この本で特に印象的だったのは、喋りベタでも良いとはっきり書かれていたことでした。
それはただ喋るだけではなくて、話が苦手な方もいるし、会話だけがコミュニケーションの全てでは無いということ。
何も喋らないことが良いこともあるし、話以外の手段でコミュニケーションのやり方を見つけた方が良い。
結局はその「人」を観るしかないのだ。

メンバーさんの1人ひとりの経験談は「技(わざ)」であり、この本は「術(すべ)」である、と考えています。
昔でいうところのワザ巻物みたいな。
現代ならば教科書のような。
ただし、これで免許皆伝という訳にはいきません。
これからも修行が待っています。
この本を手にしてからが修行の始まりです。

もし、よろしければどうぞご一読下さい。
気になった方はhttps://t.co/RK6ezJgpn9 へ。

最後になりましたが、こんな長文を読んでくださってありがとうございました。

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