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Bob Dylan 2023/04/12(水)有明ガーデンシアター

昨日は2016年のオーチャードホール以来のBobDylan。Bobはその後フジロックに来たけどこちらはスルー。そして前回の来日はZEPPTOKYOに行く予定がコロナでキャンセル(整理番号5番だったのに!)。そんなわけでなんと7年ぶりにBobの元気な姿を見られました。しかし、S席26000円はちょっとチケット買うのを躊躇してしまいましたね。私としてはこれまでで一番高いチケット代になりました。團十郎襲名の歌舞伎座よりも高いぞ!ノーベル賞ウイナーは違いますね(笑)。

午前中会社でお仕事の後、午後Bob休を使い、まずは試合前にお茶の水「カレーライス ディラン」へ。徒歩20分強。そしたらなんと4/28で閉店の文字。残念ですがとにかくウマウマカレーを堪能した後、一旦帰宅、高額チケットコンサートに対する嫁さんの白い目を軽くいなして、華麗な足さばきでガーデンシアターを目指しました。少し早めに着いて、友人と談笑。グッズ売り場にて、これも高額なオフィシャルツアーTシャツを購入。なんと5500円!高級ブランド並みです。早速PHISHのTシャツの上から着ちゃいました。開場まで時間があったので周辺を散策。オリンピック跡地だか、なんだか近未来な街の様子が最先端サウンドの今のBob Dylanにはなかなかあってるような気がしてきました。

今回のコンサートはスマホ禁止ということで、会場に入る前にケースに入れてロックされるという斬新なルール。このSNS時代に写真だめ、録音録画だめ、演奏中のスマホだめっていうのはいかにもBobらしいですねぇ。

会場に入ると、今回の席はステージに向かって左サイドですがなんと2列目!しかも僕の席の前には椅子がなく実質Front Row!これで前回の整理番号5番はリベンジできたかな。俺とBobの間に障害物はなし!
会場内はやはりベテランファンが多く、某友人曰く「頭が白いか肌色の人しかいない」ってのにはウケました(笑)。確かにそんな感じだし(笑)。それにしても会場内にBGMが何もかかっていないのも珍しい。しかもスマホは使えないし、皆さん大人なのでめっちゃ行儀良く座って待っています(笑)。ちらほら若者もいましたけどね。

19:00きっかりにライブはスタート。これはいつもの通りなのですがステージが暗い。しかも今回は客席が明るい(笑)。なんで?まぁ、でもとっても元気なBob。今回が最後だうんぬんかんぬんあるのですが、声も凄いし、迫力、オーラ、同じ人間とは思えないスーパーマンですね。1曲目からぐいぐい引き込まれる。前すぎて、出音のバランスは悪いかなと思ったけど、良い音で聞きやすい。トニーのベースがくっきりしてるし流石ですね。バンドは終始ピアノを弾いているBobを取り囲むような珍しい配置で後ろにトニーが構えていて、新しいドラマーは僕の席からは見れませんでした。
演奏の方は、本当に素晴らしくて、これは前回とかも思ったのですが、できるだけシンプルに、かつ丁寧にっていう感じで演奏されているので、超安定したバックにくずして歌うBobの歌がカッコ良かった。ヒット曲は演奏しないのですが、最新アルバムの曲を1曲1曲しっかり聞かしてくれて素晴らしいし、時折はさまれる、マスターピースやGotta serve somebodyなどの昔の曲も1番を弾き語りだけとか、こういうアレンジもライブならではで良かった。

まぁまぁ色々思いつくまま書いてきたわけですが、結局この日はTruckin’なのよね。とにかくはじまった時にえらいTruckin’みたいな曲だなってイントロを聞いていたらBobが「Truckin’」って歌う出した時にはほんとにびっくり!腰抜かしましたよ。「マジで!やべー!!」って声出しちゃったもんね。そしてこの凄い演奏で震えてしまいましたねー。座ったままだったけどかなり踊った。こっちのボビーのTruckin’が聞けるなんて!Strange Tripもいいとこですわ!!もっとジャムって欲しかったなー。そんなことでこの曲の後の数曲はほとんど覚えてません(笑)。すみません。

最後に。今回は1回しか行かないので総括。
Bob Dylanの現役感は異次元、前回見たのより良いライブだったって思わせるのって本当にすごいことだと思います。また、あれだけ代表曲があるにもかかわらず、あえてデッドのカバーを演奏するなんて、良い曲や良いバンドってこうやって受け継がれていくものかもしれないですね。デッドを知らない人からすれば、Bob DylanがカバーしたGrateful Deadって何?って絶対なりますからね。そんなわけで、また近いうち来てくれるでしょう! Thank You!!

What a long, strange trip it’s been

あと、よーく見てるとBobはおばちゃんに見えてきますね(笑)。

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