見出し画像

VRで買い物する時代

VR屋の萱嶋です。バーチャルワールドでお買い物する時代が幕開けしましたのでお知らせしたいと思います!

最新買い物してますか?コロナによって外出とお金を使う機会が少なくなり、そもそも今まで何にお金買ってたの?みたいな人、少なくないと思います。外食はさておき、スマホで何でも買える時代の今、なぜ人はお金を使う場面が減っているんでしょうか?(そもそも収入が減っていて使うお金が減っている問題もある)

大きな原因の1つに「新たな商品と出会う場面」が減っていると考えています。買うという行動を最終的にとる前にそもそもその商品を出会わないといけないのですが、その場面が、yahoo!でありtwitter上のフォローしている人からの紹介であり、友達との雑談であり、リアル店舗でした。発達しまくったECでなんでも買える世の中ですが、ダイレクトに「買う」という行動や商品の比較選択は便利にできる一方、商品と出会う、商品を(店舗を)巡るみたいな体験は、相性が悪いように感じます。実際にamazonのセールで買うぞー!って意気込んで商品探し初めても、10分程度でめぼしい商品に出会えなくて離脱、ってよくあると思います。

そんな課題感から、最近こんな実験をやっていました。

店舗に行かない、イベントに行かない、旅行に行かない今、それらをVRでつくってみました。青森旅行、青森物産展を模して、「未来の物産展from青森」という体験をつくりました。ただ視覚的な擬似体験ではなく、買えること、食べられることを軸としました。
具体的に今回テーマが
①商空間を巡り商品と出会うこと
②本当に商品を買えること(デジタルアイテムではない)
③友達と、そして店員さんとも会話できること
でした。
フェスにしても旅行にしても、楽しみの主役は、テンション同期した友達との会話だったり、現地での飲食だったりすると思います。そういう要素をVR体験として提供したかった。

予想以上だったインタラクティブな会話

一番効果があったのは、体験者(ユーザー)-店員間のインタラクティブな会話でした。仕組み的に、5Gで他拠点にいる店員スタッフと現地のユーザーを繋いで、会話しながら青森を旅し、商品を巡っていく体験なのですが、ネット越しに隣にいる店員から、観光地の小ネタを披露され、質問すると会話が広がり、商品を紹介され、ストーリーを聞かされ、ってやっていくうちに、「食べてみたい!」というノリにまでもっていけていたように思います。個人的には今回青森物産展だったので、コテコテの津軽弁のおばちゃんから圧つよめの接客、をやりたかったです。笑 (今回は優しいお兄さんお姉さんでした)

結果64%

今回の実験で追っていたのが体験者あたりのCVRでした。体験してもらってテンション上がった人がどのくらい商品を買ってくれるのか、という部分です。結果、64%のユーザーがモノを買ってくれました!もともと知りもしなかった商品と出会い、買うところまで64%の人が到達できたことになります。僕も友達を10人招待して、体験してもらったんですが10人全員が買ってくれました。ここまでは友達なので予想(期待)していたんですが、全員が全員たくさんの商品を買ってくれて、びっくりしました。理由を聞くと、「旅行の最後に土産買う感覚」「せっかくだから色々買ってみたい」「今すぐ日本酒飲みたい」とのことでした。CVRだけではなく、購入者あたりの購入点数、金額でも勝負できるな、というのは新たな発見でした。

次のステップ

今回の実験ではVRでモノを買ってもらえることが実証できたので、次はこれにIPを加えることや、オペの整備、ビジネスモデルの構築と進めていきます!

スクリーンショット 2021-05-09 11.02.21

参考 仕組み図

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?