インターネットがんばる

サイバー生まれ西野育ちの萱嶋です。VRの仕事をしています。コロナによりやや迷子だったんですが、最近進むべき方向が、光が、見えてきたので活動報告のブログを書こうと思います。人間の本質は光だ。

苦しかった2020


VRの仕事をやってます。少し前までは「えんとつ町のプペル」のVRをつくって海外展開したり、去年は新コンテンツをつくったり。コロナで全部止めました。理由はビジネスの出口がリアルイベントだったから。バーチャルと聞くとすぐに「レディープレイヤー1」みたいな世界観をイメージしがちで、現に、動物の森とかフォートナイトでは近い世界観をつくれていたりするんですが、VRヘッドセットを使って没入度を求めるタイプのVRでは、メタバース的な世界を実現できていなかったんです。(一部のユーザーはVRChatとかで実現している)つまりVRはNOインターネットでした。

トラビススコットのライブはマジで痺れた

理由は大きく2つあって、デバイス(ヘッドセット)の問題と、処理負荷の問題。前者は言わずもがな、Oculus Questもってる!みたいな人はかなりニッチなため(だいぶ広がってきたけど!)、事業者側でヘッドセットも場所も提供することが条件でビジネス設計されることが多かったんです。我々もしかり。なのでインターネットで繋ぐ理由がなかった。一緒に体験してる友達、隣にいるから。後者の問題は、処理が2次元と比較し格段に重い3次元のVR空間なのでデータをストリーミングよりローカルに持ちたかったり、6dofっていう自分が動ける仕様にに処理能力を使っている背景がありました。つまり昨日までVRはNOインターネットの技術でした。そこにコロナがやってきた!

6dofとは

進んだインターネット化

去年の今くらい。もうこれはインターネットだな!と進んでいた企画や開発を止めてインターネットの使い方の検証やテストを進めました。今の世の中のインフラ具合を考えるとアホみたいな話だけど、これまじなんです。笑 エンジニアのみなさんと、それぞれの家から花火@VRを見て、ボイスチャットして「これ一緒に見てる感じある?」とか、えんとつ町に一緒にいって「隣にいる感するね!」とかそういう小さな感動をシェアしていました。そんなこんなで一つ出来上がったのがこのサービス。

VRの中にアバターとキャストfromリアルという概念

5Gの一番になる

今までインターネットが進んでいなかった理由の2点が解決した訳ではないけど、ひとまずインターネット化された仕組みに変えて、去年末から動き始めました。コンテンツ単体の目線で見るとインターネット不要なものももちろんあるけど、向き合わないとVRの未来がこないのは明らかで、つまりインターネットがんばるって宣言になります!特に処理の話は5Gが整っていかないと不可能で、その背景もありドコモさんとご一緒させていただくことになりました。

パートナー認定可否は受験ぶりのドキドキだった笑

多くの人が想像している、家にいながら、バーチャルxxで会う!とかxxのライブに行く!みたいな世界は必ず実現すると思ってるんです!スマホ枠内だけじゃなくて。メタバース。

まだまだ粗い部分は大きいけど、インターネット化に向き合って向き合って、VRで5G一番使っているやつになってやろうと思います。

おわり。






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