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ロン=ティボー国際ピアノコンクール~感想?ひとりごと??~

11/7日から始まった亀井くんの3度目の国際コンクールへの挑戦。
今回のコンクールの感想というより、今までの気持ちとかこれまでの亀井くんの言葉とか思いつくままに綴ります。


初めての国際コンクール挑戦MCBは第3位。
この時は勝たなければみたいな大きなプレッシャーを亀井くん自身感じていた、気負ってしまったみたいな事をクライバーン後の動画配信で話していました。

2度目の国際コンクール、クライバーンコンクールはセミファイナリスト。
大きな大会だったので出場者できるだけでも光栄で気負わず挑むことが出来たと話してくれました。
飛行機トラブル、プール溺れかけ&犬に噛まれる事件、マルセルミュート事件と何かとコンクール以外のところでの印象も強いコンクールでした🤣
もちろん演奏はすばらしく、未だにコンチェルトが弾けなかったのが謎だけど…モーツァルト…なのかなぁ🤔

そして今回のロン=ティボー。
急に出ることにしたのかな?と友人が話していたんですが、プログラムを見ると本当にそうだったのかも…と思いました。(違ったらごめんね、亀井くん)

セミのプログラムを見ると、皆さんの提出されたまま記載されてる感じがあり、亀井くんはプレリュードの番号が指定されていない状態で…😅
ちゃんと決めずに提出した??見切り発車だったのかしら?って。(失礼すぎますねごめんなさい😂)
結局何弾くんだろうと…セミにならないと分からないもどかしさ。
まさかこれも謎解きなんて言わないよね😂

1次最後まで聴きました。亀井くん以外にも素敵な演奏するコンテスタントの方もいたし、自分が好きな演奏ってこういう傾向があるなと発見できたり、とてもいい時間を過ごせました。
睡眠不足でかなり凄い🐻がお顔に出現したけど。

亀井くんの演奏。
毎回毎回、コンクールは冷静な気分ではいるものの緊張して記憶違いすることの多い私。
今回はちゃんと聴けてたと思う。冷静すぎて、亀井聖矢ファンとして聴いてない自分にびっくりもしますが🤣
ファンとしてはアーカイブで聴いてちゃんと浸るからいいの…

ラモーの鳥のさえずり、八ヶ岳としらかわで演奏されていますが、わたしは聴いたことがなかったのでどんな演奏で来るのかな…と。
速い感じでくるかな?と思っていたので、正直丁寧でゆっくりめな始まりで驚きました。
亀井くん良く指回るからチュンチュン元気に鳥を飛ばしてくるかなって思っていて🤭
丁寧な鳥のさえずりは優雅というか…高原の鳥のさえずりをイメージできました。
行ったことないけど軽井沢とかそれこそ八ヶ岳とか…

さえずりが遠ざかったり近かったり、色んなところに鳥がいることをイメージできるそんな演奏のようでした。
残響の少なさそうな会場での演奏。本当にクリアに聴こえてきてとっても美しかった。

今回の鳥のさえずり速く弾くのでは?と思ったのは、聴いていた音源が速かったから…友人から十人十色でいろんな鳥のさえずりあるよ~って教えてもらっていたのに色々聴かなかったんですよね💦
予習音源はいくつか聴いた方がいいなと学習しました。

ショパン2番。
亀井くんの存在は知ってはいたもののコアな曲(?)を演奏する子という認識でいた2年前。すごい子いるな~くらいだった私が…好きかも…となった曲がショパンソナタ2番(ラジオ)。翌日ショパンソナタ3(ラジオ)を聴いて完全に亀井くんに落ちました。…というわたし的にかなり亀井くんを語る上で外せない曲。

だからね…ドキドキするわけですよ。好きじゃない弾き方されたらどうしようって😅
そんな気持ちももちろん杞憂だったのは言うまでもないんですけど。
リアタイ中は、ペダルの使い方とかを気にしたりさっきまでの音色と違う印象に変わったな~とかその内声出してくるのねとか冷静に聴いてる自分が😅
その後アーカイブで聴いてたら(いい演奏したの分かってるから)、胸が締め付けられらるのような苦しいショパンで…苦しいんだけどそんなショパンが聴けて幸せと思ったり。とってもとっても大好きなショパンでした。
亀井くんのショパンってよく聴くショパンとちょっと違うんだよね~そこが好き💚

プレストはイメージ通りの演奏で、そつなくきっちりと…
ここで指が回る系のテクニック的な部分は見せられるから、鳥のさえずりでそういうところを見せる必要はなく、鳥のさえずりで表現したいものをしっかり表現しできたのかな?と思ったり。
短い曲だけどかっこよくて好き。
今回の課題は知らない曲も含めて全ていい曲だな~って思えて、32人聴いてもぜんぜん飽きませんでした👍

ラヴェルのトッカータは後半に向けて華やかに、そして中間部でのラヴェルっぽさがものすごく出ていて、とてもよかった。正直いって後半になるにつれて崩れていくピアニストもいたので、さすがだな亀井くんって感じ。
ちょっと話はそれちゃうけど、2台ピアノの自作曲でラヴェルっぽい雰囲気を感じるところがあったんだけど、亀井くんってものすごくラヴェル合うのかもって💚
今のところ亀井くんのラヴェルは夜のガスパールくらいしか知らないから。今後ラ・ヴァルスも聴けるから本当に楽しみ。

そして、イスラメイ。
わたしは亀井くんのイスラメイが好き。アンコールピースで弾くはっちゃけたイスラメイももちろん良さがあるけど、リサイタル中の丁寧というかきちんと弾いてくれるイスラメイがとても好き。
今回はコンクールしかも1次だからか、いつもよりもさらに丁寧な入り。すこし新鮮でさえもありました。小さな驚きが随所に見られたイスラメイ。そんなにところの音いままで際立たせた事ありました??みたいなところがたくさんで、ドキドキしながら聴きました。
イスラメイって超絶技巧って思って聴きがちだけど、亀井くんのイスラメイには物語がちゃんと見えて、いい曲だなあってシンプルに思わせてくれる。
こんなに全曲をハイクオリティで持ってきたピアニストは少なかったと思います。
亀井くん、本当に素敵な演奏ありがとう。


セミファイナル進出おめでとう。
このままセミの感想も書いちゃいます


セミファイナルは、ショパンプレリュード16番の演奏が必須条件の45分のリサイタル。
みなさんのプログラムを見ると有名な曲がズラっと…
そんな中気になったのは、Davidman Michael のバクリ/ソナタと亀井くんの細川俊夫/ピエール·ブーレズのための俳句。新曲ってぜったい必要なわけじゃないけどそれぞれ自国の作曲家をチョイスしてるところもきっと意味があるんだろうな~と。
Haikuに関しては音源を聴いたら、あえてこんな攻めた選曲しなくても正攻法のプログラムでも良かったんじゃない?と正直思っちゃったけど💦

今回は運営が変わったとかで配信の映像が良くなかったり、時間通りではなかったり(1人目開始時間は予定通りでしたが)、トラブルも度々みられました。
そして、まさかの亀井くんの配信時も😨

夜のガスパール。オンディーヌは美しい音色で始まったかと思ったら、音が途切れ始めクルクルしはじめる。何度も入り直したりして何とか演奏を途切れ途切れで鑑賞。アーカイブで聴き直しました。オンディーヌの甘い誘惑はやはり美しい音色、そして冷静な男性像、悲しみ儚く嘆くオンディーヌからの高笑い…
亀井くんの推し曲ライブでの解説の通りの曲の世界を見事に表現されていました。
絞首台はいつも気にする鐘の音、不気味さや怖さ悲しさ、そんなことを完全に飛び越えた演奏にきこえてきて…とにかく美しかった。
きっと絞首台に美しさは表現していないよね。だからこの感想はダメなのかもしれない、ごめんなさい🙏
そしてスカルボ。最近はスカルボと言えば亀井くん。亀井くんといえばスカルボみたいになってきてる気が……💦
非の打ち所のないスカルボ。緊張感のあるステージでいつもの事だけどスカルボが出現しては消え、みたいなドキドキ感を作る。音に厚みがあり、スカルボがどんどん巨大化していくかのようなそんな音楽。
みんなが息を飲んで聴いている感じまで伝わってくるスカルボでした。妖艶な夜のガスパール…とても美しかった。

そしてここで拍手が…
これまでの演奏者で、プログラム中に拍手が起こったのは初めて!
さすがフランス。ラヴェルの曲をあんなに素敵に弾いてくれて…と、思わず拍手がしたくなっちゃったんですね😊

お辞儀をした亀井くんは、すぐにプレリュード16番を。
左手を効かせた私の好きな亀井くんのプレリュード。始まりの和音で、あ、いい!大丈夫と思わせてくれる。かっこよく決まった16番。プログラムの書き方だと亀井くんは他のプレリュードも弾きそうだけど…(時間的には短いのをもう1曲くらいしか弾けない)

と思ったら、特徴的な不協和音が高々に鳴り響く。あら、Haiku始まったって感じでした。

間の美しさ、引き算の美学的な日本のワビサビ???なのかしら……🙄
予習音源より、音色に鋭さみたいなものもあってかなりかっこいいHaiku。……でもでも…よく分からない曲というのは変わらず😅
やっぱり亀井くんはコアな曲弾いちゃう人だわ~🤣新しい世界を見せてくれてありがとう。理解は出来ないけど😂(みんないい曲とか素敵~とか言っててみんなの柔軟な感性が羨ましかった💦)
ベルクの時みたいに推し曲LIVEしてくれたら好きになれるかな~?ベルクは亀井くんのおかげで好きになれたから。
俳句だから5-7-5とか、17音とか楽譜の中に隠れてたりするのかなぁって思ったりしました。(全然わからんけど…)
スカルボともまた違うピリッと締まった空気作り出していました。

そしてノルマの回想。クライバーンでも絶賛されたこの曲。推し曲LIVEで相関図を準備してストーリーを教えてくれた曲。
右手で唄う旋律の優しい音色に切ない気持ちになる。今回のコンクールはあまり映像は見ずに聴いていたけれど、ノルマだけはつい見入っちゃった。
あの三声のように聴こえるところがすごすぎて、見入っちゃうんですよね。腕3本ないと弾けないよね?のところです😅あんなによどみなく弾く亀井くん本当に凄い。
そして後半の愁いのある音色に(&ここまで素晴らしい演奏をしてきたことへの安堵感もあるかも)涙がじわじわ……と😢
そして亀井くんの曲への愛っていうのかな?大きな愛を感じて涙腺崩壊しちゃった。

これでファイル進めないとか絶対ないわ~と思いました。(でもクライバーンの件もあるしなぁ…と1ミリだけ心配)

ファイル進出おめでとう!!!

もし読んでたら聞いてみたい……
発表の時、会場にもいなくて配信も見てなかったのはなぜ?
友人とおなか好きすぎて肉でも食べに行ってたんじゃない??って冗談で話してたけど😂本当のところどうだったんだろう……🤔

ファイナルは6名で演奏。
チャイコフスキー3名    ラフマニノフ1名
プロコフィエフ1名    サン=サーンス1名

今回はシャトレ座、2000人の聴衆を前にコンチェルトの演奏。
チャイコフスキー→ラフマニノフ→チャイコフスキー
プロコフィエフ→サン=サーンス→チャイコフスキー
の順。
1番目に演奏した重森さんの演奏の時は音質が恐ろしく悪く……プツプツ言うし途切れるし……正直とっても悲しくなりました。2番目のラフマの最後の辺りでようやく音質改善😟
アーカイブで聴き直しましたが、重森さんオケとの初コンチェルトとは思えない演奏でした👏

ヒョクくんの素晴らしいプロコの演奏の後、いよいよ亀井くん。

サンサーンス5番、ピティナや日本音コンのファイナルで演奏したこの曲。この選曲先生たちに少し反対されたようなことを以前の配信の時に話してくれました。ラフマやプロコなどに比べるとマイナーだし優勝のするには曲として弱いイメージですからね…

それでもとっていい曲で大好きな曲だからみんなに聴いて欲しいと選曲して見事グランプリを獲得した思い出の曲。
この曲大好きという気持ち、きっとフランスの聴衆にも伝わるはず…
結果はついてきたら嬉しいけれど、とにかく気負わずに弾いてね🙏そんな気持ちで聴きました。

演奏始まってすぐに楽しそうに演奏する亀井くん。
オケパートだけになる前の左手の音に早くも「はぁ…かっこいい」となった私。
オケパートだけになるとオケに合わせてノッちゃういつもの亀井くんがそこにいて……
もうコンクールとか関係なしに楽しんで聴きはじめちゃいました。17歳の時の演奏と違うと感じたのは勢いだけでは無いところ。表現にエモさが加わってて…大人になったなぁ~と。
リアルタイムで思ったことをつらつらとツイートしてるから感想はそれをとりあえず載せます😅(手抜き)

この大舞台でやりきった感のある笑顔を見れて涙が出た。
サンサーンス5番と亀井くんはきっと相思相愛。そう思わせてくれる演奏でした。
本当に素晴らしい演奏をありがとう。

亀井くん、第一位おめでとう🏆

17歳の時サンサーンス5番で亀井くんの人生は大きく変わった。そして3年後の今さらに大きく亀井くんの人生は大きく変わっていく。
17歳の優勝後はコ口ナのせいで公演中止が相次いで、思ったような活動ができなかった亀井くん。その事さえも、勉強する時間が出来たと前向きに捉えていると話してくれました。(人生何周目??)

今だから言えるのはMCBの3位もクライバーンのセミファイナリストも…

今回のために必要な結果だったんだと。

リサイタルもしながら今年3つのコンクールに参加した亀井くん。本当に尊敬しかない。
ピアニストになってくれてありがとう。(これ去年もどこかで書いたなぁ😅)

1月愛知県芸術劇場でのWコンチェルトのあとの感想

本当に輝いてくれた🥇嬉しい😆

亀井くんの演奏に魅せられて、去年の5月に初めて生演奏を聴いて…周りが引くほどの大号泣😭
それから亀井くんのピアノに何度恋しただろう。

最近はそんなに泣く事もないけれど、要所要所で私の心を鷲掴みにしていく亀井くんの演奏。
これからさらに輝く亀井くんの演奏をこれからも聴けますように。
本当に大好き🤩


※11/17のYouTubeLIVEで色々わかったことや解決した謎もたくさんあるけれど、元々書いていた文は修正せずそのままにしています。


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