質より量で成長だ!の話

どうもです。

何かスキルを磨こうと思ったら、最高の完成度を目指してじっくり取り組むのか、それともとにかく数を量産することに集中すればいいのか。いわゆる「質なのか量なのか」について書いていきます。

まあ結論を言ってしまうと「とにかく量が正義」です。

絵を描くにしても、音楽をやるにしても、文章を書くにしても、全てはどれだけたくさんのものを作ったかが技量に影響します。

私は一つのことを完璧に仕上げたいと思っちゃうタイプで、そして結局完成しなくって何にもできないってことを繰り返す人間です。
しかしそれじゃあいかんなと。
いいものを作るためには大量の経験が必要なんですな。

だからどれだけ質が低くても、完成度が低くても、とにかく作り続けることが自分の理想に近づく唯一の方法です。

しかーし、人間は出来の悪いものを人に晒すことを嫌がります。
恥ずかしいという気持ちや、自分の無能さを見せることに抵抗があるからですな。
特に年齢が高かったり、プライドが高かったりするとその傾向は顕著に現れます。

子供のように、自由に書いて、それを発表しまくることができますか?
私はなかなかできません。
だけど自分のスキルを高めるためには、子供のようなマインドで取り組むことが必要不可欠です。100%の完成度を目指してもスキルは上がりません。60%でいいから発表しなければなりません。どんどん完成させて、悪いところは改善して、そしてまた完成させてってことを繰り返しましょう。
反復と継続とは使い古された方法ですし、何の面白みもないかもしれませんが、上達に王道なしです。

とにかく作る。発表する。改善する。その繰り返し。
もちろん作る際には工夫が必要です。頭を使わずにただ作っていては成長がありません。
どうなれば成功か、どうなれば失敗か、それを判断する基準を自分なりに作って取り組むことが大切です。その基準もなしに闇雲にやっても無意味でしょう。

同じことをやっていても、成長できる人と成長できない人の差はここにあると思います。
自分なりのフィードバックシステムを作っているのかどうか。

「失敗は成功の元」

ただし、単に失敗するだけでは学びがありません。
あらかじめ失敗の準備をしておきましょう。

例えば、ブログを書いて1万PVをとるという個人プロジェクトをやるとします。では、どうなればそのプロジェクトは失敗するでしょうか?

  • 記事が面白くないから

  • 記事数が少ないから

  • 宣伝が足りないから

  • 書いてる内容に需要がないから

  • 誰が書いているのかわからないものは読まれないから

  • SNSとリンクしていないから

  • オリジナリティがないから

色々と思いつきますね。これらを失敗の原因として想定してブログ作りを始めます。そしてさらに一つ一つの原因をさらに分析しましょう

記事が面白くない理由は?

  • 文章がわかりにくい

  • 書いてる内容がつまらない

  • 文章ばかりで読んででしんどい

  • ジョークが寒い

  • テーマ選びにセンスがない

記事数が少ない理由は?

  • ネタがない

  • 書く時間がない

  • 書くスピードが遅い

  • テーマに対する知識が不足している

  • モチベーションが低い

  • 仕事で疲れていてできない

とまあ失敗の理由を挙げていくと、自然の改善案も浮かんできませんか?
その改善をするために立てるのが仮説です。
では「文章がわかりにくい」という失敗を改善する仮説を立てましょう。

  • ブログのデザインを変えればわかりやすくなる

  • 表や箇条書きを入れればわかりやすくなる

  • 改行を増やせばわかりやすくなる

  • 説明の仕方をシンプルにすればわかりやすくなる

こんな感じで勝手に仮説を立てます。全て仮説なので、本当に効果があるのかはわかりません。
次にこれらを実際に試していきます。

まずは「ブログのデザインを変えればわかりやすくなる」説から試してみましょう。
次に記事を書くときは、文章を連ねるのではなく、吹き出しを使って対話形式にしてみます。
そして文章がわかりやすくなったかどうかをどう検証するかを考えます。

「文章のわかりやすさ」を検証する方法は難しいですね。客観的に数値で表すのなら、自分の記事を最後まで読まれている率などを指針にすればいいでしょう。しかし個人的に文章のわかりやすさを判断する方法は、「二日寝かせて再読する」です。

完全に主観による判断ですが、おそらく文章を書いている人は、文章を読む人でもあると思います。そして文章を書く技術よりも、読む技術の方が長けているのではないでしょうか。

だから二日寝かせて再読すると、書き手のしての自分ではなく、読み手としての自分で文章に向き合えるようになります。
すると自分の文章の粗がたくさん見つかります。ほんと恥ずかしくなるほど粗だらけな文章です。
その粗に気づくことが一つの改善であり、成長です。
そしてその粗が、「ブログデザインを変えること」で少なくなるなら「ブログのデザインを変えればわかりやすくなる」という仮説は正しかったことになります。
それが分かれば今後はわかりやすいブログデザインで記事を書いていけば良くなりますね。

わかりやすい文章を書くにはどうすればいいのかをクヨクヨと悩んでいるよりも、とにかく書いて、仮説を立てて、検証をする。これによって目的に効率よく近づくことができます。

単純に文章を書くことに慣れたい、ブログツールの操作に慣れたい、という場合も、仮説を立てて検証をしていきましょう。この場合なら、「記事をたくさん書けば文章を書くことに慣れる」という仮説を検証していくことになります。文章を書くことに慣れたかどうかの判断は、記事を書き切るスピードを使えばいいでしょう。もちろん文章量やテーマによって差が生まれますが、書く量と記事の完成速度の記録をとり、量が増えれば速度も上がっていれば、たくさん書けば文章を書くことに慣れることが検証されたことになります。
しかし、書いても書いても文章を書く速度が上がらなくなってくると、別の仮説を立てる必要が生まれます。このとき、更なる成長のチャンスを掴んだということになります。

今回はこれまで。
ありがとうございました。

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