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$PLUGのQ2 2020のごく簡単なまとめ

$PLUG Q2 2020

売上62M   (前57M)
粗利5M    (10M)
営業利益 -26M (-11)
純利益 -8M  (-18M) 

この発表日まえまでにかなり株価が上昇して当日で一旦天井。確かに売上が良くなっているけど、ぱっと見、営業利益は悪化してるし、純利益も所得税給付なるもの+17M下駄はいてる。なぜにあがったのかを考えていたが環境関連のテーマで買っていたのであまり深く考えていなかった。

今回、決算書を読み込もうと思ったが、なんというか初心者を寄せ付けない決算書にげんなりしてざっと読んだ感想。
増資の準備をしていたり以前何度か増資してる、転換社債2億510万の発行、長期債務の金利が12%、9.5%と高いことに軽くひく。あと2社買収したらしい、と。PLをみても無残な感じで余計になんであがっているんだろうという感想。

そこでアーニングコールを翻訳してみたら、買った2社の重要性、いいガイダンス(以前から言及してたかもですが)が述べられていたのでここに記載します。

1.Giner ELX, Inc
水素燃料電池のオンサイト燃料補給に使用される電解水素発生器の開発者。Giner ELX社はPEM技術で有名ですが、Plug Power社の規模と製造能力と相まって、PEM電解槽技術のコストを現在のアルカリ電解槽技術以下に押し上げることができると確信。
より優れた技術、より良いコスト、そして欧州全域に渡る販売網を持つPlug Powerは、2030年までに欧州と北アフリカで計画されている80ギガワットの電解槽の展開を活用するのに十分な位置を占めている。

2.United Hydrogen Group Inc.(UHG)
UHGは液体水素を製造および販売。大規模な商業用水素プラントを建設するためのプラットフォームを提供してくれる。

.2社を買収したことで2024年までに1日40トンのグリーン水素を生産する計画に一歩近づけた。

4.Q2について
EBITDAで100万ドル以上を達成。(決算書の中でどこに記載があったかわからなかった。)Seeking Alphaを見るといままでずっとマイナスだった。マイナスからプラスになったというのは確かにいいニュース。世界初の燃料電池市場を構築し、35,000台以上の燃料電池を展開してきました。そして、四半期末までには、プラグパワー社の100の給油所が稼働。

.決算短信のビッグニュースは、燃料電池や電解槽用のPEMスタックを製造するためのギガファクトリーの計画。詳細は9月に発表予定。

6.ガイダンス
第3四半期は総売上高が40%増加し、1億1,000万ドルから1億1,500万ドル、EBITDAが900万ドルから1,000万ドルになると予想。当社の工場とサービスチームは、4,000台以上のGenDriveを建設して設置し、10カ所の水素ステーションを建設する予定です。

年間を通して、売上高310Mドル、EBITDA 21Mドルという目標。

さらに2024 年には 1200Mドルの売上高(今期の4倍)250 Mドルの EBITDA(今期の12倍) を達成目標。


選りすぐりのQA

Q.御社の優位性は?

A.まず第一に、世界的に見ても、プラント建設の経験が非常に限られています。それをユナイテッド・ハイドロジェンが実現した。2つ目は、自然エネルギーのコストが下がり続ける中で、自然エネルギーから生成された水素は、変動ベースで天然ガスから生成された水素とコスト競争力があり、本当に明確な優位性を持っている。基本的には、風力、太陽光、水力などの自然エネルギーを利用して水素を製造する基本的なコスト構造とシンプルさは、特に今後 10 年間は、より費用対効果の高いアプローチであると考えています。そのため、市場を見てみると、多くのチャンスがあると思います。再生可能エネルギーを調達し、1キロワット時あたり0.04ドルであれば、今日の水素の競争力は非常に高いと言えます。

Q.電気自動車に対して燃料電池車の優位性は?

A.充電時間に比べて給油が4,5倍速い。バッテリー車に比べ燃料電池車の方が軽い(特にトラックが優位性があると思われる)

Q.コロナの原価への影響

A.原価のうち10%程度。


また、

「水素は、長期的なクリーンエネルギー経済にとって重要であり、顧客の需要に大きく依存していると認識されています。アマゾンのような企業は、2040年の持続可能性目標を達成するために、水素が唯一の解決策であると考えています。プラグのように最初の市場を構築した企業は、そのような施設の建設を支援したいと考えている様々な管轄区域にとって非常に魅力的」

との言及がありました。

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