見出し画像

ライターは真似してはいけない「それっぽい文章に見える」小手先ライティング術

 世の中には数多くのライティング指南本やら記事やら溢れていますが、「今この瞬間、すぐに、誰でも、簡単に、真似できる」というとそうでもないような気がします。

 あと長ーい本を読むのも面倒くさい。勉強したくない。そんな方もいるでしょう。

 僕自身、ライターとして活動しだしてから約9年。今ではある程度は「まあまあ読めるくらいの文章」を書けるようにはなってきたとは思うのですが、しっかり勉強したわけでもないので見る人が見ればツッコミどころだらけの穴ボコ文章ではあります。

 今回のブログでは、そんな僕が普段ごまかしながら使っている「パっと見てそれっぽい文章に見える」小手先ライティング術を紹介。ちゃんと上達したいなら僕みたいに逃げないで勉強したほうがいいっちゃいいです。

 歴戦のライターさんは多分マネしないほうがいいです。ライターを始めたばかりの方なら“その場しのぎ”として使えるかもしれません。

 なので、この記事は「ブログ書いてみたいなあ」と興味を持ち出している方が「すぐに」「誰でも」「簡単に」できる。ちょっとしたライフハックみたいなものです。

 「Ctrl」+「C」でコピー、「Ctrl」+「V」でペースト。この知識くらいには、文字を書くうえで役立つはずです。

①「、」と「。」で迷ったら「。」をうつ
②「。」を1、2回うったら改行
③2、3回に1回は体言止め
④固有名詞は連打しない

①「、」と「。」で迷ったら「。」をうつ

 大学生ならわかると思うんですが、学術書とか論文とかわりと一文が長くて読みにくいじゃないですか。意味を理解するには集中して読み込む必要がある。

 長ーーい文章を読むのって大変なんですよねw

 そして意味を読み解くのもひと苦労。できれば避けたい。

 ですので、だらだら「、」でつなげて書かない。「。」で一文を短くするだけであら不思議。文章の読みやすさが一気に変わります。

 やることは「。」をうつだけ。

 簡単!!!

②「。」を1、2回うったら改行

 改行は文章を読み進めるうえでの呼吸です。改行がない文章が続くと呼吸できなくて僕は死にます。例えばブログを書いて公開したとします。ここはnoteなのでnoteに書いたとしましょう。そのブログを読む人って何のデバイスを使っていると思います? 恐らく割合の多くがスマホ。改行がない文章を書いているとどうなるか。スマホ画面いっぱいに文字が並ぶことになるんです。こ・れ・が・読・み・に・く・い。ロゼッタ・ストーン(石板)ってあるじゃないですか。一面に文字がずらーって並んでいるやつです。あれって見ているだけで目が痛くなりませんか? まさしくあんな感じです。「うっ」ってなってもういいやーってブログから離れちゃうかもしれない。もしくは読み飛ばしてしまうかも。どっちにしろせっかく書いた文章が読者に届かないわけです。さて、お気づきかと思いますが、さっきからまったく改行してません。どうですか? ↑までと読みにくくなってませんか? 読みにくい文章と読みやすい文章、どっちのほうが読者にとってうれしいでしょうか。読みやすい文章ですよね。じゃあ改行しましょう。理想は文章の流れとか見せかたを考えての改行です。が、そんなの書きはじめたころはわからん。なので1、2回「。」をうったら脳死で改行してしまいましょう。

 ちなみに改行するには「Enter」キーを押すだけ。「すき」と書くためには「suki」と4回タイプが必要だが、改行の必要タイピングは1回。

 誰でもできる!

③2、3回に1回は体言止め

 本来であれば、文章のテンポ感をよくしてスムーズに読める文章を~みたいな話になるんですが、そんなの難しいわけで。

 とりあえず、「~です」「~です」「~です」と、同じような文末が続くと、学校の感想文っぽい感じがあるよね。くらいの感覚でいいと思います。

「今日はスマホゲームのガチャを回しました。お目当ての女の子が引けなくて爆死してしまい、とても悲しかったです。」

という文章があったとしましょう。ここに体言止めを挿入。するとどうなるか。

「今日はスマホゲームのガチャを回しました。お目当ての女の子が引けなくて爆死。とても悲しかったです。」

 それっぽさ上がってません??

④固有名詞は連打しない

 アニメ『ウマ娘』のチーム〈スピカ〉のメンバーと言えば、スペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)、メジロマックイーン(大西沙織)、ウオッカ(大橋彩香)、ダイワスカーレット(木村千咲)、ゴールドシップ(上田瞳)ら7名。

 いや、ごちゃごちゃしててわからーーーん!!! ってなりませんか?

 作品を知っている人なら気にならないでしょうが、もしこのキャラ名や声優名が哲学者だったら? マニアックな花の名前だったら? カビの名前だったら?

 読むのきっついーーってなると思うんですよ。

 知らない固有名詞が入ると文章を読み進める際の「抵抗」がぐわわわーんと増します。なので連打はやめましょう。

 どうしても「情報として必要」なのでしたら、せめて見せかたを工夫しないとですね。例えば箇条書きとか。

■アニメ『ウマ娘』のチーム〈スピカ〉のメンバー
スペシャルウィーク(和氣あず未)
サイレンススズカ(高野麻里佳)
トウカイテイオー(Machico)
メジロマックイーン(大西沙織)
ウオッカ(大橋彩香)
ダイワスカーレット(木村千咲)
ゴールドシップ(上田瞳)

終わりに

 いかがだったでしょうか?

 はい。すいません。ほぼほぼ内容がないよう的な記事を書いていかがでした構文でしめる。これがやりたかっただけでした。

 深夜テンションの勢いで書いてしまいました。本来であれば脳死で参考にしてはいけない「バッドノウハウ」な気もします。

 お詫びとして、真面目にライティング術を学びたいときに最高の教科書を最後に紹介しておくので許してください。何でもしますから。