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『抜け雀』について検索してみた

はじめに

おはようございます。
タケノワ座」主宰のTAKE(タケ)です。

早速ですが、古今亭文菊師匠が演じる落語は、今のところ100%「古典落語(こてんらくご)」です。

「古典落語」とは、

落語の演目のうち、一般に江戸時代から明治時代・大正時代にかけて作られたものを指すことが多い。それよりも新しい時代に作られた演目は、「新作落語」と呼んで区別される。なお、「創作落語」は上方の落語家たちによる造語である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

とのこと。

演目が作られた時代背景を垣間見られたら、大好きな文菊師匠の落語をより一層楽しめるのではないかと思い演目についての検索をはじめました。

せっかくなので私が「へー」「ほー」「おー」と思った検索結果をここにまとめます。(ただのリンク一覧になる可能性大いにあり)

サゲについて

初めて『抜け雀』を聴いた際に一番気になったのはサゲ。

古典落語ではサゲが現代の人に伝わり難いことは多々あることで、この『抜け雀』も同様。

まずは

「抜け雀」

で検索。

結果。

下記のサイトをご覧いただければすべて解決?

初心者でも分かる!あらすじ辞典 落語のススメ

名作 古典落語「抜け雀」落語 あらすじ サゲ(落ち) 解説

という、素敵な記事がありました。

終了。

いやいや、もうちょっと調べてみます。

落語の演目で検索するとたいていトップに表示されるのはこちら。

落語散歩

いつもお世話になっております。ありがとうございます。

「抜け雀」の解説の最後に

★サゲは、浄瑠璃「双蝶々曲輪日記」橋本の段の、傾城吾妻のくどき、「野辺の送りの親の輿、子がかくとこそ聞くものを、いかに知らぬと云うものとても、現在親に駕籠かかせ・・・・」をふまえてあり、身の不幸と親不孝を嘆く吾妻の境遇を重ね合わされているというが、今はそこまでは分かる人は少ないだろう。東京落語では、「親を駕籠かきにした」で、単純で分かりやすのだが・・・。詳しくは、『噺の話』で。

とのこと。(へー)

なので、迷うことなく『噺の話』へ。

 結局、私はこう思う。
 上方では浄瑠璃『双蝶々曲輪日記』を生かし、「親に駕籠をかかせた」というサゲを踏襲してもらいたい。
 そして、東京においては、志ん生からの、これまた‘伝統’を生かして、「駕籠かきにした」で、良いのではなかろうか。もちろん、上方のサゲも分かった上で、演じて欲しい。

同感。

しかし、人形浄瑠璃『双蝶々曲輪日記』とは知らなんだ。(ほー)

あと、上の記事内に出てきたので、ちょっと補足。

「奇瑞譚(きずいたん)」とは

奇瑞(きずい)
めでたいことの前兆として起こる不思議な現象。瑞相 (ずいそう) 。吉兆。

とのこと。

原話について

いつもは、古典落語の「原話」が掲載された「笑話」などが発行された時代について調べて楽しんでいるのですが、どうやら『抜け雀』ははっきりしない様子で。

「落語 抜け雀 原話」

で検索。

落語あらすじ事典 web千字寄席

キャッチコピーは、

「これだけ読めば大丈夫。1席を1000字に。わかりやすくて深い内容。」

「2分で落語まるわかり」

「落語で知りたいことはなんでも」

すばらしい。

こちらもブックマークに追加。

『抜け雀』についても解説されておりました。

アーカイブ770番。(おー)

ぬけすずめ【抜け雀】演目

いやはや、こちらも丁寧。あらすじの下には演目をより楽しむための補足もあり。

所々に「RAIZAP」の広告が入りますが、全く問題なし。

これからは、「文菊のへや」で演じられるお噺をより楽しめそうな、おススメのサイト紹介にしましょ。

まとめ

・「ファンタジー」「奇瑞譚(きずいたん)」として楽しい
・宿屋の夫婦のやり取りが楽しい
・絵師親子の関係性がスマートでカッコいい
・原話が生まれた時代背景やサゲの成り立ちを調べると楽しい
・宿屋の主人がただ親切心だけで泊めたのではないところがお気に入り
・歌舞伎で『鈴ヶ森』を観ていたので腑に落ちたけど、傾城吾妻のくどきの話は、この記事を書くために検索するまで知らなかった
・知らなくても問題なく楽しい

お知らせ

2021年10月12日(火)20:00から「文菊のへや」第35夜『抜け雀』+「骨董夜話」全5回 第2話をタケノワ座にて生配信。

詳細は、「タケノワ座」公式ウェブサイトをご覧ください。

ご視聴を心よりお待ちしております♪

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