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資産 7,500 万円の世界について紹介します

 最近の株高に助けられて、資産規模が 7,500 万円に到達しました。一つの節目のような気もしているので、少し文章を買いてみます。

これまでの資産推移

 下のグラフが 2018年からの資産推移です。

2018年からの資産推移

 右肩上がりに推移しているように見えますが、若干デコボコしている部分もあります。直近だと 2023年3月の SVB 破綻の時に、一時資産が落ち込んだことが分かります。一見すると平凡な右肩上がりのグラフにも、日々の苦悩や、ショック、そんなものが含まれています。

 私が投資を開始したのは、確定拠出年金は 2008年から、そして個別株に参入したのは 2011年からです。はじめはあんまり上手く行っていませんでした。一通り失敗して、軌道に乗り始めたのが 2018年からということになります。その間、コロナショックやら、ナントカショックやら、色々ありましたが、どうにかここまでやってくることができました。

 下記の円グラフが資産割合です。

現在の資産割合

 国内資産比率が大きいポートフォリオなので、海外資産を多くしたいと考えています。現在、国内比率が 77.4%ですね。海外株式を積み立てているのですが、ついつい国内資産を買ってしまうので、国内の比率が大きくなってしまいます。

 ついでに、年間配当の推移もお示しします。

年間配当推移

 棒グラフで並んでいるのが、各月ごとの分配金/配当金の推移です。いずれも、税引き後です。青が2023年の実績となります。現在、ローリングで年間のインカムゲインを計算すると 200万円程度ということになります。

資産を大きくできた秘訣

 7,500万円まで資産を大きくできた秘訣をいくつか紹介します。

収入を大きく、支出を小さく

 当たり前のことなのですが、日々、収入を大きくし、支出を小さくする努力をしています。比較的安い賃貸マンションに住んでいますし、車は保有していません。なんと、自転車まで手放してしまっています。スマホの契約はマイネオで、サブスクにはできるだけ手を出さないようにしています。そして、転職して年収を上げる努力を常にしています。

資産の管理記録をつける

 私は家計簿を細かくつけたりはしませんが、資産の管理記録はつけています。自分のポートフォリオの全体像を把握するために、毎週土曜日の午前中に集計作業をします。そして、得られた配当金や分配金は、面倒ですが記録するようにしています。先ほどお見せしたデータはいつでも見れるようになっています。
 投資というのは長い航海に似ています。航海に耐えるためには、船の状況を常に把握しておく必要があります。「資産=船」です。何かショックが起きた場合には、船の状況を正しく知る必要があります。船をコントロールしないと、航海はできません。資産記録をつけることは、資産をコントロールするために必須な作業となります。

「小遣い制」にしない

 意外に重要なことですが、我が家ではお金の管理は概ね私がしています。妻に生活費を渡す方式でやっています。これは非常に大切なことです。もし、小遣い制で、月5万円でやりくりするようなサラリーマンであったら、ここまでの資産は絶対に築くことはできなかったと思います。必要な時に、必要な投資ができる状況が絶対に必要です。
 例えば、株式ショックが起きた時に、私は平気で1日50万円程度の投資を行います。これは普通の感覚ではないです。妻に正直に話したら、動揺して止められると思います。自由にできる資金を持つことは、投資でお金を増やすために重要なことだと思います。

投資スタンス

 私の投資スタンスを簡単に紹介します。

投機はしない

 FX、仮想通貨、デイトレ、新興株式投資などの、投機はしません。国内資産に関しては、高配当株、J-REIT、インフラファンドなど、インカムゲインを狙った投資しか行いません。得られたインカムゲイン(年間200万円程度)は全て再投資に回します。全て現物で持っているので、余計なリスクを抱えないで投資をしています。

信用取引はしない

 一応、証券口座で信用取引もできるようにしているのですが、私自身は一度もしたことがありません。空売りのような複雑な仕組みを覚えるのは面倒です。できるだけ、精神的に安定したいと思うので、余計なリスクは抱えたくありません。全て現物で取引しています。そして、レバナスのようなレバレッジをかけた商品も投資対象から外しています。

海外株式に積立投資

 米国の個別株にも興味があるのですが、正直、そこまで手が回らないので、米国株については S&P500 に積立投資をしています。SBI証券や楽天証券で積立をするとポイントが貰えるような仕組みも使っています。
 昔、ドルが安かった時はドル転して、VTI、VT、VYM などの高配当 ETF を買っていた時もあったのですが、最近は円安なので、積立一本に絞っています。

資産 7,500 万円で見えてくる景色

 2018年頃、それ程資産がない頃に色々な投資ブログで勉強していた頃がありました。資産 7,500万円がある投資家さんを見て、すごいなぁ、と感じていた頃を思い出します。実際自分がなってみると、見えてくる景色があります。

資産1億円が見えてくる

 投資を始めた頃は、資産1億円というのは遠い世界でした。しかし、資産は大きければ大きいほど複利効果が効きますので、資産の増加は加速していきます。あとこのままもう少し頑張れば、資産1億円に手が届きそうな感じがします。

資産の増加がすごい

 現在、年間200万円のインカムゲインが得られます。月割りすると16万円以上のインカムゲインがオートモードで得られます。結局これらは再投資に回されてしまうのですが、それでも、インカムゲインが増えていくのは自分が正しいことをしているという自信につながります。
 常に投資はしておりますので、資産の増加が月100万円以上になることもしばしばあります。資産は増加している内は何も感じないのですが、時々過去を振り返るとびっくりすることがあります。

働くことに疑問を感じ始める

 労働収入を投資して資産が増えているわけですが、それでも資産だけで増えているものもあり、まさに「r > g」を体感していきます。しんどい思いをして稼ぐお金も、勝手に増えるお金も価値は一緒。労働で得る収入は労働収入、投資で得る収入は権利収入なわけですが、たまに権利収入が労働収入を超えるタイミングが出てきます。
 世の多くの人々は権利収入を持ちません。比較の対象がないため、それが当たり前だと感じるし、権利収入の世界を見ることなく生きていきます。ただし、兼業投資家として、権利収入の世界に足を踏み入れると、比較対象ができます。労働収入と権利収入を比較した場合に、やり方さえ間違えなければ、圧倒的に楽なのが権利収入の世界です。資産が増えるにつれ、労働収入に対して疑問を感じるようになっていきます。それが資産7,500万円の世界です。

次の目標は資産1億円の世界

 資産7,500万円まで来ましたので、次に見てみたいのは、資産1億円の世界です。今とは変わった世界が見えてくるのではないかと期待しています。正直いうと、お金を使うことにはあまり興味がないのです。しかし、せっかくなので、資産1億円の世界を見てみたいという、好奇心がありますね。
 資産の推移は定期的に twitter でつぶやいているので、もしご興味があればその経過を観察して見てください。資産1億円達成時には、また記事を書いてみたいと思います。

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