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インフラファンドって大丈夫??インフラファンド投資の実際

 みなさま、インフラファンドをご存知でしょうか?主に太陽光パネルで発電した電力を電力会社が買い取ります。その太陽光パネルに投資することによって売電収入を得る仕組みとなります。本記事ではインフラファンドの概要と、インフラファンド投資の実際について紹介します。

インフラファンドとは?

インフラファンド概要

 インフラファンドは主に太陽光パネルに投資して、電力の固定買取制度(FIT)をベースに投資益を得る構造になっています。FIT は制度開始直後のものほど高く2012年度は40円/kWh 程度であったようですが、2022年度は 10〜11円/kWh 程度になっているようです。年数が増えるにつれ、FITは安くなる方向です。とはいえ、FIT には買取期間が設定されており、期間中はFITが維持される仕組みとなります。

上場インフラファンド

 現在上場しているインフラファンド一覧です。

  1. 9281 タカラレーベン・インフラ投資法人

  2. 9282 いちごグリーンインフラ投資法人

  3. 9283 日本再生可能エンエルギーインフラ投資法人

  4. 9284 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人

  5. 9285 東京インフラ・投資法人

  6. 9286 エネクス・インフラ投資法人

  7. 9287 ジャパン・インフラファンド投資法人

 私はいちごグリーンインフラ投資法人以外は保有しております。

インフラファンドのメリット

 インフラファンドの魅力は何と言ってもその高い利回りです。2022年4月12日現在ですと、5.74〜6.58% 程度の利回りです。高利回りですよね。しかも、意外なのですが安定性が高いという特徴もあります。過去にコロナショックがあった際も、インフラファンドは抜群の安定性を誇りました。確かにコロナが蔓延しても FIT には関係がありませんからね。

インフラファンドのデメリット

 インフラファンドのデメリットは、天気に左右される点です。各ファンド共に発電量の予想を出すわけですが、当然天気が悪いと発電量が下がります。あとは、地震や台風などの災害の影響を受ける可能性があります。
加えて、電力が過剰に供給された場合は、出力抑制が行われる場合もあり、    過去に九州電力の出力抑制によって、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人が影響を受けた時がありました。
 もう一つの大きなデメリットは、FIT の低下でしょう。FIT は年々低下していく一方ですので、今後上がることはないと思います。そうなると、将来的にインフラファンドがどうなるのか、不透明な部分があります。それが高い利回りに繋がっているのではないかと思います。
 これは私の個人的な感想ですが「資産運用報告書がつまらない」というのもデメリットです。報告書の写真を見ても太陽光パネルの写真ばっかりなので、区別がつかず、つまらないです。J-REIT の方が物件に特色があるので、写真を見ていて楽しいのは J-REIT となります。

インフラファンド投資の実際

 私はかれこれ 5 年ほどインフラファンドに投資をしています。多少投資口価格の浮き沈みはありますが、比較的値動きは安定していますし、J-REIT よりも高利回りで推移しています。多少、前述した出力抑制で振り回されたこともありましたが、影響は軽微でありました。
 何より、コロナショックで、株式、REIT、債券よりも、抜群の安定感を誇ったのが記憶に残ります。総じてここまでの投資については満足しています。しかしながら、FIT の今後がどうなるか不透明な部分があるので、今後については注視していく必要がありそうです。
 そんなわけで、権利落ちや増資のタイミングで、投資口価格が安くなった時に少しずつ買い増しをしまして、私のポートフォリオだと、400万円程度がインフラファンドで構成されています。

 いかがでしょうか?インフラファンドは株式や J-REIT とは全く違った値動きをするので、ポートフォリオの一部として持っていても悪くはないと個人的に思います。


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