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高配当株の銘柄選び

 みなさま、投資ライフを満喫していますか?今回は、高配当株投資の銘柄選びについてご紹介します。

高配当株投資

 もし、時間が無限にあり、配当を出しても価値が減らない株式を1株保有しているだけで、資産は無限大に増えます。簡単ですね。時間が無限にあれば配当を出しても価値の減らない株式さえあれば金持ちになることができます。

 しかしながら、人生は有限であり、必ず寿命は尽きてしまいます。したがって、人生で貰える配当の額は有限ということになります。しかし、インカムゲインをベースにした考え方は非常にシンプルです。

1株当たりの配当 × 株数 × 年数

 この計算式に当てはめれば、得られるインカムゲインが計算できますよね。例えば、なんでも構わないのですが 9432 NTT で考えてみます。中間配当 60 円で期末配当 60 円となり、年間 1 株当たり 120 円となります。100株を 10年保有すると考えます。

120円 × 100株 × 10年 = 12 万円

 NTT を 100株保有しているだけで、将来的に 12 万円貰える可能性があるわけですね。細かいことを言うと、税金や割引率で割り引く話もありますが、そこは敢えて考えないことにします。

 高配当株投資のポイントは、継続的に高い配当金を捻出してくれる銘柄を選び出すことです。

高配当株の銘柄選び

 インカムゲイン投資法は、安定的に配当を出してくれる株式に投資して、放っておけば良いという簡単な投資法です。こうなると、ポイントは銘柄選びということになると思います。銘柄を選ぶポイントを少し触れてみます。

利回り(%)

 利回りはその銘柄のお得感を示した指標です。その数値が高いほどお得ということになります。私は利回り 4% 以上の銘柄に対して投資をするようにしています。

PER を見る

 PER という指標がありまして、これは銘柄の稼ぐ力を示しています。PER の注意点は、PER が小さいほど稼ぐ力が強いということになります。感覚的には攻撃力のような感じです。私としては PER 20 以下が投資対象となります。PER 10 以下だと攻撃力が強い銘柄という印象です。
 PER が無い銘柄は赤字の銘柄なので、基本投資しません。PER 50 を超える銘柄にも投資は控えるようにしています。

EPS と配当 (配当性向)

 EPS という指標があります。これは、その銘柄の稼ぎを示すような指標です。配当の額は EPS に収まっている必要があります。もし、配当額が EPS を超えているようでしたら、稼ぎを超えて無理して配当を出している銘柄ということになります。この比率は配当性向という形でも見れます。配当性向が高すぎる銘柄には投資を控えた方が無難です。

自己資本比率 (%)

 PER が攻撃力だとしたら、自己資本比率は防御力といった形でしょうか?その銘柄の借金具合を示した数字です。この数字が高ければ、借金が少ないということになります。一般的には 40% 程度の銘柄が多いようです。自己資本比率が 20% を割り込むようだと、警戒します。ちなみに9984 ソフトバンクグループは 20% 前後をウロウロしていますので、大企業にしては自己資本比率が低いですね。

PBR

 PBR は解散価値とも呼ばれ、本来 1 以上であることが望ましいと言われる数字です。逆に 1 以下であれば割安という感じです。投資する際に PBR はそこまで厳密に見ることはなく、1 前後であれば、まぁ、問題ないかな、といった程度です。

ROE

 私は投資する際に ROE を見ることはあまりないのです。なぜかというと、ROE は構成要素が複雑で、その数字が何を意味するのか分解しないと捉えられないからです。一般的には 8% 以上であると良いようです。

私の投資の実際

 私が投資するときの実際を簡単にご紹介します。まず、利回りランキングを定期的に見ます。

 経験的に、yahoo のものが精度が良い気がしています。一応、ランキング上位の常連は頭に入っているので、新しい銘柄がランクインしたら細かく見るようにします。

 「これは!」という銘柄を見つけたら、次に見るのは業種です。結構、高利回りの銘柄は不動産や建築などが多いです。ポートフォリをがこれらの銘柄に偏ると、不要なリスクを抱えることになりますので、業種はチェックします。

 次に見るのは PER と EPS, 配当 (配当性向) です。無理していないかどうかを確認して、十分余力がある銘柄かどうかを判断します。

 本日はご紹介しませんが、次に見るのがチャートとなります。私はどちらかというと逆張り派なので、チャートの底で買いたいです。この時点で、チェック銘柄として登録しておきます。そして暴落局面で買いに行きます。
 最近は、チェックの意味を込めて、気になる銘柄はネオモバで少し買ってみるようなこともしています。

終わりに

 いかがだったでしょうか?今回は私が高配当株を選ぶ際に意識しているポイントをいくつか挙げてみました。株式には色々指標がありますが、投資のスタイルによって重要となる指標も変わってきます。高配当株投資は安定して配当を出し続けてくれることが重要なので、他の投資法とは少し目線が違うかもしれません。
 最後に銘柄を選ぶのは、自分自身となりますので、投資は自己責任で進めていただければと思います。

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