かなしい

芦原妃名子さんが亡くなった悲しい一件についてずっと考えている。憶測みたいなものを。

原作者にはもちろん作品を守る権利がある。だからと言ってドラマ化に際しプロの脚本にあれこれ文句をつけるのは失礼にもなりうるけれど、「失礼を承知で作品を守るために場合によっては口を出してもいいのなら」という条件でドラマ化を承諾したと芦原さんのブログにあった。

もちろん脚本家にもプロとしてのプライドも当然あり原作を尊重しつつ自分の色を出す権利もあるし、原作者のこだわりが強く要望や条件が多いことを知れば、脚本を断ることもあると思う。実績のある脚本家は引く手数多だろうし、「原作者とのことはこっちで話つけとくんで自由に書いてください」みたいな濁したオファーをされる場合もありそう。

というか、今回の場合そうじゃなかったとしたらさすがに脚本家の人格を疑ってしまう。原作者からの条件を全て最初から知った上で引き受けておいて、直接連絡を取ることもなく自分色に染め上げようとしてゴタついた挙句インスタであんな陰湿なこと書いてたとなったらさすがに。。


悲しい。とても悲しい。

「死を無駄にしない」って言葉は好きではないけど、原作者がちゃんと尊重されるようなドラマ業界に変わってくれないと安心して楽しむことすらできなくなってしまう。

でも変わったかどうかを確かめる術なんてないんだろうな。またゴタゴタが起きて明るみに出た時にようやく「何も変わってなかったのかよ」と気づくだけで。

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