【ＦＸ】全力で勝負できなくて、勝っているトレーダーなどいない

※勝つためにすべてを失う覚悟で挑む※

「損切り」

ＦＸにおける損切りとは、持っているポジションを損失を伴って決済することである。

分かりやすく言うと、１００円で買ったアメを９０円で売ることである。

つまり、１０円の損失を自ら計上する行為。

これが損切りになる。

ＦＸを始めたばかりの初心者は、損切りは口座資金の２％までにおさえる様にと本などに書かれている為、

仮に口座資金が１０万円だった場合、

一回のトレードでの損失は、２千円までにおさえようとする。

資金管理を考えるうえで損切りは必要経費と考える事が出来るからだ。

どれだけ本を読んだりＦＸの勉強をしたとしても、

どれだけ用意周到に計画を立ててエントリーをしたとしても、

どんな凄腕トレーダーでも、

損切りになってしまう事はある。

為替取引の性質上絶対に上がったり下がったりすることを予想することは不可能だからだ。

群集心理を逆手にとった値動きをするＦＸ市場で「損切り」とは、相手にしてやられたことを認める行為でもある。

小さな値幅で損切りを繰り返していると、損切り回数が増えてしまいトータルで利益を出すことは出来ない。

相場では、あなたの損切りを狙って値動きが作られている事を忘れないでいただきたい。

誰しも損切りは嫌だし、したくないと思っている。

自分の判断ミスにより、自分の大切な資金を失う行為を、自ら進んで行うのが損切りであるからだ。

出来れば損切りはしたくないが、もし損切りをしなければ口座資金のすべてを失ってしまう可能性がある。

そんな時大抵の人はビビッて中途半端に損失を計上してしまい、自暴自棄になるだろう。

そしてその損切りの後、価格は元の方向へ戻って進んで行く事もお約束済みである。

仮にセオリー通りに２％の小さな損切りを繰り返していたとしても、損切り回数が多くなり、結果的には口座資金の大半を失ってしまう事になだろう。

結局は同じことなのである。

であるならば、

一回一回のエントリーを口座資金すべてを掛けた勝負

と「覚悟」をもって挑むのが、

本来あるべき姿なのではないのだろうか？

損切りそのものを

「小さな傷」

で済ませてしまおうとする考えをやめた時、

本当の勝利への長いトンネルの入り口に立てるのかもしれない。