ショートをするタイミングはいつ?

8月2日の1ドル109円から104円への大暴落から、9月12日現在には108円まで8月末頃から急に戻った相場だが、ここまで来ると、さすがに全戻しに近いのでどうなるのか分からない。

今年の1月3日にも109円から急に104円になり、そして急に109円ぐらいに戻し、その後はあまり変わらずという感じで、8月ぐらいまで着た。

こうなると数ヶ月の中期のレンジは103円あたりが底値で、112円あたりが天井だと思ってしまう。そしてその中間値は107.50円、そう今の価格が中間地点よりやや上で、Lをすれば良いのかSをすれば良いのか分からない。

Lとは新規の買い注文であり、上昇は大きくではないが長い期間続くのでロングと呼ばれている。Sは新規の売り注文であり、株でいう空売りで、上昇し続けると大きく急に大暴落することがよくある。

この相場の良くある値動きを「コツ・コツ・ドカン」ともいう。特に日本人は空売りをするのは怖いや良くないと洗脳されてきたので、買い一方であり、円高が怖いというのもこれだからだ。

これは空売りもしないと駄目ということだ。しかし例えば株や仮想通貨は0円になっても買いなら、投資資金以上の損失はないが、空売りし上昇が続くと借金で返済しないと駄目という大損するリスクもある。

しかし草コインの大半は上昇しなかったり、企業生存率で大半の企業が儲からないことからして、買い一方というのは資金ショート(不足)し破産する方が多い。

空売りのショートと資金ショートのショートは意味が違うので注意だ。英語などの外国語は同じ単語で別の意味があるので面倒だ。これが意外とビジネスで失敗する元なので注意だ。

ショートをするタイミングは、みんなが楽観し買いまくったり、マスコミが買い推奨をし続けたり、物凄い急上昇を続けている時だ。例えば仮想通貨なら2017年12月の最高値な時で、後で仮想通貨バブルだと認識された。

今の為替はまだ大暴落した後の、全値の8割戻しという感じだ。売り材料は米国のトランプ大統領がドル安にしたがっていたり、利下げもしたがっている。

利下げとは例えばドルの金利などを下げるのでドルの価格が下がると思われるが、みんながそう予想すると下がらなかったりする。また株価が借金の金利が下がるので上がり、株価が上がる景気が良いと思われるので為替も下がらない。

今は大暴落からの回復段階なので、こういう時は更にバブルな上昇が続いたりする。そもそもドルは103円から111円って、せいぜい9%程度の値動きって、平均株価だと1年で20%で、仮想通貨だと1日で10%・1年で100%の値動きもするから大きな値動きではない。

しかしFXはレバレッジを25倍も使っているのに対し、株は3倍で仮想通貨は5倍程度なので、1円=100pipsも損をすると大きな金額を損をする。これは最初からハイレバにしないことだ。

駄目な人のパターンは、最初にLで高値で大量ロット(枚数)で買い、その後にすぐに大暴落すると反発すると思い、損を取り返そうとナンピン買いという少しづつ買い続けるが、なかなか反発しない。

逆に反発するとすぐにまた下がると思い、底値で空売りをし損をする。これは「トレンド転換したら急にまたトレンドは転換しない」ということだ。

しかし狼狽売りも衝動買いも熱しやすく冷めやすい。相場は精神病の患者のようなメンヘラで、景気が良くても、変な理由ですぐに動く。

大暴落を予想しショートをするのは難しいが、これが億り人になれる人だ。ただし大暴落した後に大量の買いをする人が、大金持ちになっている。

儲ける人は大きなリスクを取るように見えるが、確率的に安全な底値で買うという多くの人がリスクが高いと思う低リスクを探す。

多くの人はこのように勘違いをしているので大損をする。世の中にはVIX(恐怖指数)というものがあるが、これは多くの人が恐怖している指数であって、なにやら経済指数が悪いなどの恐怖な状況があるという意味ではない。

しかし多くの人は大雑把に恐怖が多いので大量に買うのは止めておこうと考えるので、それ以上割れない底値という安全と大きく反発の上昇があるという利益を得られない。

そして今はその上昇が続いている状態だ。多くの人どころか専門家っぽい人でも、予想レンジが狭かったりしている。しかし相場というのは加熱しやすく、そうなると変動も大きい。

特に去年のドル円などは大きなレンジではなかったので、今年は大きいだろうなどと、同じことは続かないぐらいの想定もした方が良いだろう。

ただし今年は英国のEU離脱や米中貿易戦争などの先がまだ読めない状況がある。しかし相場というのは、いつも似たような悪材料があったり、むしろ悪材料が無い理由が分からない時に大暴落したりする。

これは「大半の人の考えと反対の値動きを一時的にする」ことがよくある。結局は多くの人が買い推奨するほど楽観している時を探し、ショートするしかない。

今だと8月は夏枯れ相場の低迷で9月に回復上昇をし、ブラックマンデーなどが起きた10月あたりか。去年だと10月4日あたりに大暴落し始めた。

こういう時期的な値動きというのは、決算などの行事もあるので似たような値動きをする。こういうスケジュールを把握するしかない。

またコツコツと上がり続ければドカンと大きく下がったり、最初に暴落してもそこから半値に戻し、更に大底に下がった後に回復の上昇をすることもよくある。これが8月末頃のドル円の値動きだ。

このパターンも毎年よくある。こういう値動きを記憶するしかない。特に初心者は記憶できなければ絵で描いておけば良い。それを張り紙でいつも見る場所に張っておけば良い。

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