中国人民解放軍海軍の対艦攻撃能力

「先端技術と米中戦略競争 宇宙、AI、極超音速兵器が変える戦い方」布施哲
2020年6月29日 発刊
新型コロナウイルスが猛威を振るっていた頃の中国の動向に触れながら、近年急速に軍事力を増強する中国の先端技術とそれに支えられた新時代の軍事戦略を探る。比較対象として主に米国を挙げ、進化を続ける諸分野について述べている。
本書の主軸である海上戦闘、宇宙、AI、極超音速兵器についてそれぞれ感じたことを書いていきたい。
本書はまず米中の戦力バランスが急速に崩れつつある極東海域での海軍戦力について触れている。
本書は2020年6月刊行であるので2024年7月の時点とは少し状況が異なるが、筆者はこの点において米軍と中国軍を比較して対艦ミサイルの射程、そして中国軍が開発と整備において一定の成功をおさめている対艦弾道ミサイル(ASBM)の2点を挙げている。

まずこの記事では本書にも触れられている中国軍の対艦攻撃能力についてまとめてみようと思う

中国軍の対艦巡航ミサイルについて、まず使用されているものは主に以下である。


射程、最大速度は機密性が高く正確な情報が入手できないことに注意していただきたい。

今後の記事にてそれぞれの対艦攻撃用アセット、また周辺技術について触れていきたい。

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