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【不妊治療を振り返る4】不妊治療を終了した方の話

話が前後しますが。

ちょうど1年前くらい前になります。かかりつけのクリニックで、不妊治療を終えた方の話を聞かせていただく機会がありました。

もうこの頃には採卵しても卵10個も取れず、体外受精させたものが胚移植までに至らない状況でした。

まだ諦めたくない気持ちと、頭の片隅で「もうダメなんだろうな」という半々気持ちで悶々としていました。

そんな時に、ちょうど主治医から「話を聞いてみたら?」と紹介していただいたので講座の予約をして帰りました。

講座?の当日、私含め数人が談話室に集まりました。講師の方はとても柔らかい雰囲気の女性でした。

ご自分の治療の話と、子どもは授からなかったけど今はご主人と二人で毎日仲良く楽しくしているという話をしてくれました。

頭ではわかってるんですよね。私も子どもがいなくても夫くんとなら2人で楽しく暮らしていけるって。

子どもがいなくても、私は心豊かに生きられるはず。時間が気持ちを癒してくれるって。

講座を勧められた時点で多分もう子どもを授かる可能性はとても低いんだろうなと理解していました。

ですから話を聞き終えて、とりあえずダメで元々、今度の自分の誕生日まで続けよう。結果は出ないかもしれないけど、自分が決めたゴールまで走り抜けよう。

そんなふうにはじめて自分で終わりの時期を決めることができたのでした。

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