バンドをやりたい

昨夜、年上の友人バンド「LOVE MUSIC TOGETHER (LMT)」のライブを見に四谷三丁目ソケースロックに行った。

メンバーがサックスのハンバー以外オーバー50というバンド

ボーカルの専太郎さん、ベースの日吉さんとは、アコースティックのイベントでそれぞれご一緒していたが、バンドを見るのは初めて。

やはりバンドサウンドはとても気持ちがよい。

音は80年代のAOR的。今回のメンバー構成だとサックスとフルートが入って、僕の音楽ライブラリ内だとクレイジーケンバンドに近いサウンド感があり、一気に心をつかまれた。

あー、バンドやりたいなー。
聴いている間ずっとそう思った。

終演後、「バンドやりたくなりました」と感想を伝えた。
「バンドやるなら、人柄のいい人とやるのが一番だよ。王子なら良い仲間がきっと出来る」
そのような言葉をかけてくれた。

僕はバンド運営をしたことがないので、何を取っ掛かりにしていいかまったくわからない。
一つわかっていることは、活動出来るのが月曜、火曜に限られてしまうということ。そういう意味でのハードルはあるものの、音楽仲間に恵まれている僕としてはきっといずれそんな活動も出来るかなー、とぼんやり思っている。

ともあれ、やはり積極的に音楽の場に出掛けていくことは続けよう。

昨日のライブにはもう一つ目的があった。
それはドラムス担当のクッキーサトナカ氏にまつわること。

実は高校生の時、友人のライブを見に行った先で対バンとして出演していたおじさんバンドが「クッキーサトナカとヘンデルとグレーテル」だった。
大人の余裕を感じるし、笑いは取るし、笑顔の絶えないステージに魅了された当時の僕。

その時何故か買ってしまったシングルCDは、手放すことなく持っていた。

時を経てLMTの専太郎さんとギタリスト堀尾和孝さんを通じて友達になり、彼のバンドの存在を知った。そしてそのメンバー表を見て驚いた。「クッキーサトナカだ！?」と。

なのでいつか聴きに行こう、そしてCDにサインをもらおう、とずっと思っていた。

そして昨夜決行。

クッキーさん、驚く。
そして様々な事実が…。

200枚しか作っていないうちの一枚。
コンテストで優勝した特典の一つとして作った一枚。ちなみにもう一つの特典は米一俵だった。
アルバム作成よりも前にリリースした幻の一枚で、クッキーさんも一枚しか所有していない。

で、

サインもらう

二十数年の時を経ての再会！

何だかとても嬉しかった。
これも音楽が繋いだ縁。

昨日のLMTの歌に、今日あった人と明日も会えなくなるかもしれない、という歌があった。
本当一期一会。僕ももう会えない大好きだった人が何人かいる。

会いたいと思ったときに会いに行こう。
強くそう思った夜で、そして飲み過ぎた夜でもあった。

音楽の旅は続く。