蕪のスープをつくって、今日思うこと
COOKED
人間は料理する
フードジャーナリスト・マイケルポーランが料理の第四要素、火、水、空気、土に焦点をあててまとめた作品。
原作が本屋さんに並んだとき、ミサトさんに"この本読みましたか?"ってメッセージしたら"もちろん"と返ってきて、さすがはやいなと思った記憶がある。
結局わたしはその時、この本を取ることはなかったのだけれど、こうして観ることができてよかった。いやーよかったなんてもんじゃない。かなり救われたし、勇気や希望をもらえた。何度でも見返したいな。原作も読みたい。
この間の休み、第七感が開花するような体験をした。
学生時代ファーマーズマーケットでサポーターをしてる時からお世話になっている八百屋さんとのつながりで(他にも細かいつながりがあったけど)行くことができたレストラン。
西麻布 ca va
フランスのレストランで修行した経験と築地市場で働いた経験をもつシェフが繰り広げるフレンチと和食の融合。
素材や調味料はすべてオーガニックにこだわり、鷄、豚、牛はすべて放牧で育てられたものでダイレクトに仕入れている。
厳選されたナチュールワイン、富士山の湧水でつくられた日本酒、、
とまあ限りなくつづくのだが。わたしはこういった謳われたものをうとましく思ってしまうタイプなのだけど、シェフの"これがスタンダード"という、これがあってはじまる、というもうものすごいシンプルでまっすぐな信念に言葉を失ってしまったのである。
シェフのおまかせフルコースにペアリングつけました。一言。感動。言葉の安売りしてるようだけど、これに尽きる。今までのマリアージュ体験は実感が伴わなくて、自分の味覚嗅覚の乏しさに辟易していたけれど、、今回は大五感フル活用の第六感を経て第七感が開花した気分になったのだ(2回目、もっと詳しく)
料理人の真骨頂を目の当たりしたようだ。
わたしは料理人である。が、なんとなく流れでそうなった感じがあるし、料理人です、と胸をはって言ったことがない。
「飲食やってます〜はぃ〜あ、キッチンなんです〜」といった感じだ。(呆)
これから長く料理人でいるのかは分からないけれど、料理という媒体を通して表現を試みることはわたしの人生のひとつの課題かもしれない。
迷うけどね、ゆれるけどね。
でも常に新しい発見に心ときめく心を忘れなければ、それでいい気がする!
序盤にでてきたミサトさん、いつかシェパニースに一緒に行く約束をしている。元気にしているかな?あとでメッセージ送ろう。
ひとがしあわせを感じる瞬間に、ひととのつながりは欠かせないよね。
take joy!今日もいいいちにちをね。
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